A:膀胱や尿道などに分布する自律神経系や平滑筋に作用する薬などで、排尿障害を起
ファロムは、グラム陽性菌に強い抗菌作用を示す薬剤です。同時に、グラム陰性菌や嫌気性菌などさまざまなタイプの細菌に有効なため、臨床では幅広く使われています。また、黄色ブドウ球菌やペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)、緑膿菌にも効果が期待できます。
ファロムは他の薬との相互作用が少なく、副作用の報告もあまり多くありません。ただ、下痢・軟便の発現率が若干高めです。また、腎臓から排泄されるために、腎臓に障害がある方の使用には注意が必要です。
自分でわかる副作用 · ・遅延性の吐き気 · ・嘔吐 · ・食欲低下 · ・全身倦怠感 · ・排尿障害 · ・膀胱炎 など.
ファロムは、治療の対象となる疾患によって使用量が変わってきます。
肺炎や肺膿瘍、膀胱炎(単純性を除く)、腎盂腎炎、前立腺炎、精巣上体炎(副睾丸炎)、中耳炎、副鼻腔炎に使用する場合は、通常、成人に1回200mg〜300mg(力価)を1日3回投与します。
皮膚感染症や慢性膿皮症、ざ瘡をはじめとしたその他の疾患・症状に使用する場合は、通常、成人に1回150mg〜200mg(力価)を1日3回投与します。ただし、投与量は年齢・症状に応じて適宜増減します。
なお、小児にドライシロップを使用する場合は、通常、1回5mg力価(ドライシロップとして0.05g)/kgを1日3回投与します。投与量は年齢・体重・症状に応じて適宜増減させますが、増量する場合は1回10mg力価(ドライシロップとして0.1g)/kgを上限とします。
1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人
(2)高齢者(65歳以上)
(3)薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
(4)次の症状のある人
・頻尿や尿もれの症状が急性(発症後1ヵ月以内)
・夜間頻尿のみで日中には頻尿がない人
(5)不整脈、肝機能障害、腎障害、潰瘍性大腸炎、甲状腺機能亢進症の診断を受けた人
(6)排尿困難、尿閉、血尿、排尿痛又は膀胱痛の症状を起こしたことがある人(現在も症状がある人は服用 できません)
(7)子宮癌、直腸癌等の骨盤内手術を受けたことがある人
慢性膀胱炎はほかにも、一部の薬によって起こる薬剤性膀胱炎や、他の部位の放射線治療の際に副作用で起こる ..
1. 次の人は服用しないでください。
(1)本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人
(2)男性
(3)70歳以上の女性
(4)15歳未満の小児
(5)妊婦又は妊娠していると思われる人
(6)次の症状のある人
・排尿困難、尿閉(尿意があるのに排尿しづらい、できない状態)
・血尿、排尿痛、膀胱痛
(7)医療機関にて次の診断を受けた人
・胃アトニー(胃下垂に伴う胃のはたらきの低下)、腸アトニー(腸の運動低下)
・幽門・腸管の閉塞
・パーキンソン病、脳血管障害(脳梗塞、脳出血等)
・緑内障、認知症、重症筋無力症、重篤な心疾患
2. 本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も服用しないでください。
胃腸鎮痛鎮痙薬、ロートエキスを含有する胃腸薬、乗物酔い薬、鼻炎用内服薬、かぜ薬
3. 服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。
(眠気、目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります)
4. 授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください。
5. 長期連用しないでください。