Vol.17 知っていますか? 実は危険なお酒と薬の飲み合わせ


かといって、
アレグラを飲んでいる間は禁酒しましょう!
と人生の楽しみを奪うようなことも言えません・・・。


薬によってはお酒と飲み合わせが悪く、副作用や治療の妨げの原因になることもあります。今回は飲酒が薬に及ぼす影響について解説します。

といっても、
薬剤師的には、アレグラとお酒の飲み合わせは問題ないですよ!とは自信をもって言えません。

医療用のアレグラの添付文書(薬の説明書)には、アルコールとの相互作用があるとは書かれていません。

別に薬を飲んでいる場合は、その薬を医師に教えてください。 【飲み合わせ・食べ合わせ】

お酒を飲んだ後、体からアルコールが出ていくまでの時間は、性別や体重で違ってきます。

薬の種類によっては、
飲酒して体にアルコールが残っている状態で薬を飲むと
薬の効きめが強くなりすぎたり、副作用がでやすくなることがあるからです。

フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「明治」との飲み合わせ ..

体重が約60kgの大人の男性の場合、
ビール中びん1本もしくは、日本酒1合もしくは、焼酎0.6合を飲んだ時、
このアルコールが体から消えるまでに約3~4時間かかると考えられています。
(アルコール健康医学協会より)。

鼻水や痒みがひどい時は毎日飲むことになるので、
お酒が好きな方は、
「お酒を飲んだ後にアレグラを飲んでもいいのかな?」
疑問に思うこともあるかと思います。

抗アレルギー薬と飲酒のタイミングについては、こちらの記事を参考にしてください! アレグラとアルコールの飲み合わせ、お酒飲んだ後でも大丈夫?

今回は、アレグラ(フェキソフェナジン)とお酒の飲み合わせについて、薬剤師の私の考えをお話したいと思います。

朝からお酒を飲む方はほぼいないでしょうから、
お酒を飲むのは晩酌程度にして、
アレグラを夕食後ではなく、寝る前に飲むようにすると、ちょうど間隔も3、4時間あいてよいと思います。


インフルエンザにかかった場合も風邪の時のように、市販薬を飲んで大丈夫? | 健栄製薬のアルコール手指消毒剤「手ピカジェル」のウェブサイト。

調剤薬局に勤めるママ薬剤師。
昭和生まれの二児の母。
薬局やドラックストアで売っている市販薬を中心に、知って得する薬の知識や気になる薬の飲み合わせなどのお役立ち情報をブログに書いています。

メジコンは咳を抑える薬の一つです。ロキソプロフェンと一緒に飲んでも問題ありません。 フロモックス・メイアクトとの飲み合わせ

眠気の副作用が出にくいアレグラですが、
アルコールの影響を避けるために、お酒を飲んでから3、4時間あけて飲むようにするとよいと思います。

[PDF] アレルギー性疾患治療剤 日本薬局方 フェキソフェナジン塩酸塩錠

というわけで、
アレグラ(フェキソフェナジン)とお酒の飲み合わせについて、薬剤師の私の考えをお話してきました。

フェキソフェナジン塩酸塩 60mg 投与群の副作用発現率は 9.9%

18.1作用機序
フェキソフェナジン塩酸塩は、選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とし、加えて炎症性サイトカイン遊離抑制作用、好酸球遊走抑制作用及び各種ケミカルメディエーター遊離抑制作用を示す。
18.2ヒスタミンH1受容体拮抗作用
フェキソフェナジン塩酸塩は、ヒスタミンH1受容体においてヒスタミンと拮抗し、モルモット摘出回腸標本及び気管標本におけるヒスタミン誘発収縮を抑制した(10の-7乗~3×10の-6乗M)。また、全身投与でモルモット・ヒスタミン誘発気道収縮及び皮膚反応を抑制した。なお、フェキソフェナジン塩酸塩にはアドレナリン、アセチルコリン、セロトニン及びタキキニンの各受容体並びにL型カルシウムチャネルに対する親和性は認められていない。
18.3好酸球、炎症性サイトカイン及び細胞接着分子に対する作用
フェキソフェナジン塩酸塩は、季節性アレルギー性鼻炎患者由来鼻粘膜上皮細胞培養上清により誘発されるヒト好酸球の遊走を10の-6乗M以上で抑制した。また、季節性アレルギー性鼻炎患者由来鼻粘膜上皮細胞を活性化ヒト好酸球とともに培養したときに培養上清中に遊離される炎症性サイトカインであるIL‐8及びGM‐CSFをそれぞれ10の-6乗M以上及び10の-9乗M以上で抑制し、細胞接着分子であるsICAM‐1を10の-9乗M以上で減少させた。
18.4ケミカルメディエーター遊離抑制作用
フェキソフェナジン塩酸塩は、健康成人の末梢血好塩基球及びアトピー性皮膚炎患者の末梢血白血球からの抗ヒトIgE抗体刺激によるヒスタミン遊離を抑制した(10の-6乗~10の-5乗M)。また、モルモット抗原誘発即時型喘息モデルにおいて気管支肺胞洗浄液(BALF)中のロイコトリエン量を減少させた。
18.5I型アレルギー病態モデル動物に対する作用
フェキソフェナジン塩酸塩は、モルモット抗原誘発アレルギー性鼻炎、ラット受身皮膚アナフィラキシー(PCA)反応、ラット抗原誘発全身性アナフィラキシー反応及びモルモット抗原誘発即時型喘息反応を抑制した。

器出血 (2件)、 出血、 副鼻腔炎、 喉頭痛、 舌痛、 歯肉腫、 心電図異常、 胃粘膜病変、気道浮腫 (各

秋は健康診断の季節。「そろそろ人間ドックも受けないといけないかな…」と思案している人もいるのではないだろうか。今回のテーマ別特集では、健康診断での異常値の考え方や、人間ドックのオプション検査選びのポイントなどを解説していく。

フェキソフェナジン塩酸塩60mg投与群の副作用発現率は25.3%

(禁忌)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(重要な基本的注意)
8.1.〈効能共通〉効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
8.2.〈アレルギー性鼻炎〉季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている)。
(小児等)
低出生体重児、新生児、乳児、幼児を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。腎機能が低下していることが多く、血中濃度が上昇する場合がある〔16.6.3参照〕。
(相互作用)
10.2.併用注意:
1).エリスロマイシン〔16.7.1、17.3.2参照〕[本剤の血漿中濃度を上昇させるとの報告がある(P糖蛋白の阻害による本剤のクリアランスの低下及び吸収率の増加に起因するものと推定される)]。
2).水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤<服用>〔16.7.2参照〕[本剤の作用を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムが本剤を一時的に吸着することにより吸収量が減少することによるものと推定される)]。
3).アパルタミド[本剤の血漿中濃度が低下し作用が減弱するおそれがある(P糖蛋白の誘導により、本剤の血漿中濃度が低下したとの報告がある)]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
アレルゲン皮内反応を抑制するため、アレルゲン皮内反応検査を実施する3~5日前から本剤の投与を中止すること。
(過量投与)
13.1.症状
外国での過量投与症例として高用量を服用した2例の報告があり、1800mgを服用した症例では症状はなく、3600mgを服用した症例では、めまい、眠気及び口渇がみられた。
13.2.処置
過量投与時、本剤は血液透析によって除去できない。
(適用上の注意)
14.1.薬剤交付時の注意
14.1.1.PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。
(保管上の注意)
室温保存。

ルパフィン錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

「体重、性別などによってアルコールの体内消失時間は異なります。アルコール健康医学協会では、体重約60kgの成人男性で、1単位(純アルコール20g=ビール中びん1本、日本酒1合、焼酎0.6合)のアルコールが体内から消えるまでに約3~4時間かかると説明しています(詳しくはを参照)。このため、飲酒後に薬を飲む場合は、あくまでも目安ですが、最低3~4時間は空けてください」(飯嶋さん)

薬をお茶・ジュースで飲んだ場合の効果は?お酒は厳禁 [薬] All About

薬によって影響はさまざまですが、やはりお酒で薬を飲むのは止めましょう。とはいえ、朝昼晩と薬を服用するように指示されている期間に、飲み会が重なることもあります。お酒を飲んだ後は、どのくらい時間をあければ薬を飲んでいいのでしょうか。

アルコールによって眠気が強くなるリスクもあるので、注意が必要なんです。 アレグラを飲んでいる間は禁酒しましょう!

現役薬剤師として調剤薬局に勤務。
国立大学薬学部卒業。
昭和生まれの2児の母。
ブログには薬剤師として薬や飲み合わせのことから主婦として生活に関わることを書いています。