DAITOTETSUGEN コブラとルパン三世が似てる理由は既にわからない人多いですね.


『コブラ』は現在、新作のOVAシリーズがリリースされているが、今回話題にするのは1982年前後のパイロットフィルム、劇場版、TVシリーズだ。原作は寺沢武一が「週刊少年ジャンプ」に連載していたマンガ(後に何度か掲載誌が変わる)で、アメコミタッチのSFヒーローものだ。制作は東京ムービー新社で『ルパン三世』『CAT'S EYE』『名探偵コナン』の系譜に連なる、同社のクライムアニメのひとつでもある。
パイロットフィルムは当時未公開(現在は、劇場版のDVDに映像特典として収録)だが、制作されたのは1981年であるようだ。劇場版『SPACE ADVENTURE コブラ』の公開が1982年7月3日、その直後の10月7日からTVシリーズ『スペースコブラ』がスタートしている。いずれも出崎統が監督を務めており、TVシリーズのみが竹内啓雄と連名。出崎監督はTVシリーズは途中で抜けて、翌1983年5月公開の『ゴルゴ13』の制作に参加しているそうだ。
前回も触れたように、僕は『コブラ』のパイロットフィルムは、裏ビデオで観た。最近、自分の記憶が当てにならない事を痛感しているのだが、劇場版の後にパイロット版を観たような気がする。劇場版公開から、TVシリーズ開始までわずか3ヶ月しかない。記憶が正しければ、僕は3ヶ月の間に劇場版、パイロット、TVシリーズ1話を立て続けに観たわけだ。
劇場版はジェーン、キャサリン、ドミニクの三姉妹をめぐる物語で、コブラの宿敵であるクリスタルボーイも登場。どこかセンチメンタルなところがあり、初見時には、コブラと三姉妹のドラマに感情移入して観た記憶がある。アクションも派手だし、退屈しないで観た。決してつまらなくはなかったが、前後の出崎監督作品に比べると、ドラマに関して物足りなさを感じた。中盤のアクションで、コブラが高いところから落ちても平気だったり(痛いという描写はあるが)、敵兵士が撃ったビームをヒョイヒョイと避けてしまうようなスーパーマンぶりを発揮。あまりにもスーパー過ぎて驚いた。そういった部分も含めて、どこか軽やかさのあるフィルムだった。
また、劇場版『SPACE ADVENTURE コブラ』はよく動く作品でもあった。コブラが身体を張ったアクションが多い。パイロットフィルムやTVシリーズも同様なのだが、遊びのある動きが多く、それが楽しかった。演出に関してはお馴染みのハーモニーは一切ない。止め絵を多用し、メリハリをつけていく出崎作品としては、やや異色の作りだ。当時のあんなぷるには、森本晃司をはじめ「動かしたい!」という意欲をもったアニメーターが大勢いたはずで、彼らに思いっきり描かせてやりたいという意図もあったのだろう。
その前後にパイロットフィルムを観た。海外輸出を狙ったものと思われ、セリフは英語で、字幕もなかった、原作を読んでいたので、内容は大体分かった。記憶を失ってサラリーマンとして暮らしていたコブラが、事件に巻き込まれて、自分が誰なのかを思い出すまでの話だ。30分足らずの短いものだったが、劇場版よりもこちらの方が好みだった。パイロット版を面白いと思ったのは、まず、コブラ自身についての話だという事と、犯罪ものらしい暗い雰囲気があったためだろう。アメコミタッチのキャラクターや作品世界が、英語のセリフと合っていたというのもある。思い入れや、初見のインパクトも込みで、いまだに一番好きなアニメ『コブラ』はパイロット版だ。
TVシリーズは、あまり構えないで気楽に観た。魔王が出てくる話や、コブラがラグボールというスポーツで活躍する話などがあり、アクションものにしては、バラエティに富んだシリーズだった。作画に関して贅沢なところがあり、ビジュアル面での見どころは多かった。一番好きだったのは「第4話 脱走!!シド刑務所」だ。当時はビデオテープが高額で、僕は友達と手分けしてアニメを録画していた。『スペースコブラ』は友達が毎週録画していたので、僕は録っていなかったのだが、「脱走!!シド刑務所」を含めた何本かは、オンエア後に「ああ、録っておけばよかった」と思った。
劇場版でコブラを演じたのは、歌手であり、俳優としても活躍していた松崎しげるだった。アニメ声優的な巧さはないのだが、荒削りな感じが魅力的だった。それがTVシリーズでは、野沢那智になった。野沢那智のコブラ役はハマリ役で、今では、彼以外のコブラは考えられないくらいだ。ただ、僕はコブラの声は山田康雄になるだろうと思っていたので、その配役がちょっと意外だった。山田康雄は、コブラに似た軽妙かつダーティなヒーローであるルパン三世を演じていたし、コブラのモデルになったジャン=ポール・ベルモンドの吹き替えもやっていた。山田康雄は1990年代のPCエンジンのゲームでコブラを演じるのだが、僕の記憶が正しければ(さっきも言ったように、自分の記憶が当てにならない事を痛感しているところだけど)、彼は『スペースコブラ』放送中にも、CMでコブラを演っている。それを聞いた時には「あ、やっぱり山田康雄のコブラも、ありだったかも」と思った。


みんな知ってるルパン三世と同世代の男性は知ってるであろうスペースコブラこの二人にモデルになった人物がいてたなんて、。

いよいよ『 Part4』のTVオンエアがはじまりましたね。ルパンシリーズといったら、その世界観の表現に一役買っているのが大野雄二さんの音楽です。中でも『のテーマ』は日本人なら知らない人はいないであろう名曲中の名曲!筆者も幼少の頃にこの曲に出会い、一瞬で心奪われてしまいました。

気をつけて聴きたいのは初っ端の金管系。ここから不思議とルパンと聞き分けが付く。ルパンの曲は、どちらかというと全て優しげな入りだが、コブラは勢いのある明るい入りだ。

ルパン三世のOPをスペースコブラに差し替えてみた [アニメ] サムネのシーンを見て思いついた.

筆者が10代の頃に「ルパンっぽい音楽」を求めていて出会ったのがでした。80年代後半から90年代にかけてUKで興った・リバル「アシッドジャズ」最大のスターである彼ら。日本では、大ヒットした『Virtual Insanity』や『Canned Heat』の影響もあって、ディスコポップバンドだと思われている向きがありますが、初期はインストもこなす正真正銘のアシッドジャズ/バンドだったのです。この楽曲は93年にリリースのファーストアルバム『Emergency On Planet Earth』からの一曲。

洒落たコードワークにタイトな16ビート。ブラスとストリングス、コーラスによる華やかなアレンジ。これらの手法からは/クロスオーバーからの影響が強く感じられますが、当時の自分にはこれが何というジャンルなのか皆目見当もつきませんでした。ジャズ?ファンク?それともソウル?と、様々な音楽を雑多に聴き漁り、ようやく辿りついたのが/クロスオーバーだったのです。大野さんの魅力的な楽曲群に魅了された「もっとルパンっぽい音楽を聴きたい!」という同士も数多くいるのことでしょう。今回はそんなあなたに向けて「/クロスオーバー5選」をお送りします!

山田康雄は、コブラに似た軽妙かつダーティなヒーローであるルパン三世を ..

80年代初頭から活動を続け、現在でもコンスタントに作品をリリースし続けるアシッドジャズ/の大御所。この楽曲は2012年リリースのアルバム『Surreal』に収録された一曲です。の代表曲はこの他にも山ほどありますが、珍しくアッパーでファンキーなこの曲を選んだのは「ルパンっぽいから!」の一言に尽きます。このコーラスワーク、ブラスの使い方が『のテーマ』に通じる所があると思いませんか?

【似てる曲シリーズ】ルパン三世 ラヴ・イズ・エヴリシングとアウトラン ネームエントリー · Comments.