今回は「レルミナ錠」の作用と副作用について説明します。 女性ホルモン分泌のしくみ


子宮筋腫の手術に向けて数日後より、レルミナ錠を内服予定です。薬をもらう時に聞き忘れたのですが、花粉症で市販のアレグラ錠を飲んでいます。一緒に内服しても大丈夫でしょうか?また、内服中、飲酒しても大丈夫でしょうか?(30代/女性)


レルミナ, 夕1錠※食前※, 食後に気付く, 眠前に飲んで下さい ※空腹時推奨

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花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻みず、鼻づまり

処方されたお薬の製品名から探す事が出来ます。正確でなくても、一部分だけでも検索できます。ひらがな・かたかなでの検索も可能です。
(例)タミフル

お薬を製造、販売している製薬会社名で探し、登録されているお薬から探すこともできます。正確でなくても、社名の一部分だけでも検索できます。ひらがな・かたかなでの検索も可能です。
(例)アストラゼネカ、ファイザー、しおのぎ、大正製薬、武田薬品

レルミナ錠40mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

平成31年3月より処方ができるようになったGnRHアンタゴニスト(レルゴリクス、レルミナ®)ですが、発売前からしています。

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フェキソフェナジン塩酸塩(主な商品名:アレグラ)は医療用医薬品、OTC医薬品として花粉症などのアレルギー疾患に広く使われています。

ここではフェキソフェナジン塩酸塩の「薬の飲み合わせ」に関して、主にアレグラ®を例にとって解説します。(なお、本記事に登場する薬剤に関して、株式会社メドレーは特定の製薬企業やその関係団体との利害関係はありません)

フェキソフェナジン塩酸塩は、抗薬(抗ヒスタミン剤)という種類の薬剤の一つです。反応などを引き起こす体内物質ヒスタミンの働きを阻害することで、抗アレルギー作用などをあらわします。


アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

また、子宮を残し、筋腫だけ取る(核出する)方法も、手術をしても再発をする可能性があり、さらに、手術後に3〜12ヶ月の避妊期間が必要となるのは、赤ちゃんを希望している方にとって、その間にで受精卵凍結を行なっておくことができるとは言え、なかなか受け入れ難いことも多いです。筋腫核出術後の出産は、帝王切開となることがほとんどです。

花粉症治療に用いる抗アレルギー薬「アレグラ」の特徴と効果、副作用

フェキソフェナジン塩酸塩の製剤は医療用医薬品(製剤例:アレグラ®錠60mg など)の他、OTC医薬品(市販薬)としても「」や「」などという名前で発売されています。「」の添付文書には「本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください」の欄に「他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬、鼻炎用を含む)、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(薬、鎮咳去痰薬、薬、催眠鎮静薬等)、制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)、エリスロマイシン」とあります。これでは今ひとつハッキリしないのでもう少し詳しくみていきます。薬の飲み合わせには色々な要素などが関係してきますが、ここでは主に

【花粉症の方必見】薬局で買えるアレグラとアレジオンの違いって?

ちなみに、医療用医薬品のフェキソフェナジン製剤( など)の添付文書では上記に挙げた薬剤の中で「制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)」と「エリスロマイシン」が相互作用の欄に併用注意(併用に注意すること)の薬剤として記載されています。医療機関への受診を経て処方される場合では併用注意の薬同士でもや薬の相互作用の度合いなどを考慮した上で文字通り注意しつつ併用することがあります。また、他のアレルギー用薬や抗ヒスタミン剤などの記載がないのは、医療機関へ受診して医師の判断の下、症状などを考慮して抗ヒスタミン薬などをあえて重複させて治療する場合があるなどの理由が考えられます。

・アレグラとアレジオンは同じ第2世代抗ヒスタミン薬。 作用についてほとんど差がない。

子宮筋腫の手術に向けて数日後より、レルミナ錠を内服予定です。薬をもらう時に聞き忘れたのですが、花粉症で市販のアレグラ錠を飲んでいます。
一緒に内服しても大丈夫でしょうか?
また、内服中、飲酒しても大丈夫でしょうか?

JANコード【市販薬のみ】

もちろん先ほどの「他のアレルギー用薬」で紹介したように医療機関の受診を経て症状などを医師が考慮した上で抗ヒスタミン薬をあえて重複させて治療する場合もあります。具体的には総合感冒薬のPL配合顆粒(抗ヒスタミン薬としてプロメタジンメチレンジサリチル酸塩が含有)とアレグラ®などの抗ヒスタミン薬が同時に処方されるケースなどは存在します。

レルミナ花粉症薬に関する医師への質問7件

がある方には最適と言えます(令和2年9月、レルミナ錠の添付文書が改定され、粘膜下筋腫が慎重投与とされました。詳しくは下記の*をご覧下さい)。もちろん保険適応となるのは子宮筋腫や子宮内膜症があるからですので、子宮腺筋症のみの方には保険適応外となります。

子宮筋腫治療薬「レルミナ錠」の使い方

ちなみに総合感冒薬の中には抗ヒスタミン薬以外にも解熱鎮痛薬などが含まれていることがありますが、イブプロフェン(製剤例:(医療用医薬品)、(OTC医薬品))やロキソプロフェンナトリウム(製剤例:(医療用医薬品)、(OTC医薬品))などの主薬が単一の成分である解熱鎮痛薬とフェキソフェナジン塩酸塩との飲み合わせは通常であれば問題ありません。(解熱鎮痛薬においても、鎮痛成分に加えマグネシウムやアルミニウムといった制酸成分が配合されている製剤もあり、その場合には飲み合わせに注意が必要となる可能性もあります)

レルミナ錠とアレグラ

ぜひ、主治医の先生とよく相談なさって、ベストな治療法を選択してください。また一部でレルミナがホルモン剤であるため、血栓症のリスクがあると誤解されている方がいらっしゃいますが、ホルモン剤と言ってもホルモンを加えるものからレルミナのようにホルモンを抑えるものまで様々です。

「レルミナ錠とアレグラ」に関する医師の回答

薬や催眠鎮静薬は一見して抗ヒスタミン薬とあまり関係ないように思うかもしれませんが、実はこれらの薬に抗ヒスタミン薬が含まれている場合もあります。薬でその名をよく耳にする「」シリーズの製剤にはジフェンヒドラミンサリチル酸塩やd-クロルフェニラミンマレイン酸塩などの抗ヒスタミン薬が含まれている場合があります。またOTC医薬品で睡眠改善薬として販売されている「」や「」などは実は抗ヒスタミン薬であるジフェンヒドラミンサリチル酸塩の眠気を逆手にとった製剤です(詳しくは「」で紹介しています)。もちろん催眠鎮静薬(特に医療用で使われる催眠鎮静薬)は抗ヒスタミン薬を含まない薬剤の方がむしろ一般的といえますが、催眠鎮静薬自体に眠気などを誘発する作用がありますので抗ヒスタミン薬との併用により眠気を過度に助長したり、めまい、ふらつきなどの症状があらわれやすくなる可能性があり注意が必要です。

水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウムは、アレグラの効果を弱めてしまう恐れがあります。 この2つの成分は、市販の胃薬や便秘薬、総合感冒薬に配合されることがあるため、一緒に服用しないように注意しましょう。 また、市販の総合感冒薬や鼻炎薬、酔い止め薬、睡眠改善薬には抗ヒスタミン成分が配合されています。

制酸剤の水酸化アルミニウム及び水酸化マグネシウムは、体内でアレグラの成分であるフェキソフェナジンを一時的に吸着することでフェキソフェナジンの吸収量を減少させてしまいます。そのため併用によりアレグラの作用を減弱させてしまう可能性があるため注意が必要です。

よくあるご質問

*令和2年9月、レルミナ錠の添付文書が改定され、新しく「粘膜下筋腫」を慎重投与とし、重度の不正出血が起こることがある、とされました。これまで重度の不正出血が13例の患者さんに見られたそうで、詳細に報告されている患者さんは粘膜下筋腫が筋腫分娩の状態となったようです。ただ、これはGnRHアゴニストを含めた偽閉経療法で起こりうるもので、レルミナ固有のものではありません。レルミナを服用している際に多量出血がみられる場合は受診するか、ご連絡下さい。

リプロダクションクリニック東京

今回紹介した薬以外にも、フェキソフェナジン塩酸塩との飲み合わせに注意が必要な薬はありますし、飲み合わせにさほど問題がなくとも医師が診察する際に患者自身がフェキソフェナジン塩酸塩を服用していることを自覚していない(飲んでいる薬の名前を知らない)場合、治療方針や処方内容などに影響を与える可能性があります。これは何もフェキソフェナジン塩酸塩に限ったことではなく、他の薬剤に関しても同様のことが考えられます。医療用医薬品、OTC医薬品を含めて医療機関の受診時やOTC医薬品購入の際に、現在使用している薬(又は、今は使用していなくても今後使う可能性がある薬)を医師や薬剤師などに伝えることは非常に大切です。