リベルサスを服用しても痩せないといわれる理由は、おもに以下のとおりです。
リベルサスは2型糖尿病に使われる薬で、GLP-1受容体作動薬というグループに含まれます。
薬の効果や副作用について、きちんと理解してから服用しましょう。
おもな副作用として、悪心や下痢、便秘などの胃腸障害、食欲減退、頭痛などが報告されています。
また、重大な副作用として、低血糖、急性膵炎、胆のう炎などが報告されています。重大な副作用が発生する頻度はそれほど高くありませんが、下記のような症状があらわれた場合は適切な処置を行ったり受診したりしてください。
リベルサスは、胃に内容物があると吸収が低下します。
そのため、1日の最初の食事または飲水の前に、空腹の状態で服用してください。
服用時は錠剤を分割・粉砕せず、そのままコップ約半分の水(約120mL以下)と一緒に飲み込んでください。かみ砕いて服用するのも避けてください。
また、服用時および服用後から少なくとも30分は、飲食や他の薬剤の摂取を避ける必要があります。
なお、リベルサスはとても吸湿性が高い薬剤です。湿気による影響を防ぐため、錠剤は服用直前に取り出すようにしてください。
リベルサスで期待されるダイエット効果について、詳しく見ていきましょう。
リベルサスの最大の特徴は、注射ではなく経口投与できることです。痛みもなく、比較的安価で気軽に利用できる画期的なダイエット薬として、徐々に知られるようになっています。
しかし、副作用のリスクが高まる可能性があるため、自己判断で併用せず必ず医師に相談してください。
リベルサスを服用する際、必ず守るべきポイントは以下の3つです。
リベルサスの効果を最大限に活用するためには、正しい服用方法が不可欠です。医師の指示に従って、指定された用量とタイミングで薬を服用することが重要です。処方通りに服用しないと、薬の効果が十分に得られない可能性があります。
リベルサスは主に「過剰な食欲を防ぐ」、「満腹感が続く」、「基礎代謝を上げる」という働きをもつ薬です。
それぞれのダイエット効果について紹介します。
リベルサスの効果を実感する目安は、服用をはじめてから2~3か月です。
リベルサスには食欲を抑制し、胃腸の働きを抑え、代謝を促進する働きがあるため、体重や脂肪を減少させる効果があります。
結果としてエネルギーの消費効率が向上するため、基礎代謝の向上が期待できるでしょう。
基礎代謝が向上すると、同じ活動量でもカロリーの消費量が増えるため、さらにジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を取り入れることで、ダイエット効果を引き出しやすくなります。
服用することで食欲が抑えられるため、体重減量の効果が認められています。
上記のリベルサスの服用方法で説明したことを参考に飲んでください。
リベルサスは、1日1錠を120ml以下の水で服用します。
120mlというとコップ半分以下なので、多くの方が想像するよりも少量です。
多量の水で飲むと、リベルサスに添加されている吸収促進剤(SNAC)の保護作用が低下し、吸収効率が低下してしまいます。
リベルサスの効果を十分に得るためにも、服用時の水の量に注意しましょう。
リベルサスは必ずコップ半分程度の水やぬるま湯を用意し飲み込みます。
リベルサスは、有効成分のセマグルチドを吸収促進剤(SNAC)で保護し、内服できるようにしたお薬です。
SNACは、3mg、7mg、14mgのいずれの錠剤についても、それぞれ1錠あたり300mgが添加されており、水120ml以下での服用が推奨されています。
錠剤1錠の表面積に対して120ml以下という飲水量が決まっているため、錠剤を噛み砕いて分割・粉砕してしまうと、表面積が増加して飲水量とのバランスが崩れてしまいます。
飲水量とのバランスが崩れるとセマグルチドの効果が低下するため、錠剤は噛み砕かずにそのまま服用してください。
リベルサスを飲んでから30分程度は眠らず、安静に過ごすよう心掛けましょう。
リベルサスは、服用することによって自然と食欲が抑えられ、食事量が減ります。内臓脂肪の燃焼を促進したり基礎代謝をアップしたりする効果も期待できるので、体質から改善することが可能です。
副作用の症状や対処法について、それぞれ詳しくみていきましょう。
また、他のGLP-1受容体作動薬は注射で投与する必要があります。そのため、痛みや針を刺すことが苦手な方は挑戦しにくいと思われていましたが、リベルサスは錠剤を服用するだけなので、これまでよりも格段に利用しやすくなっています。
最後に、リベルサスに関していただくことの多いご質問に回答します。
リベルサス(GLP-1受容体作動薬)はもともと糖尿病の治療薬として使用されていますが、最近では専門的な糖尿病診療や内科診療の経験がない美容クリニックや皮膚科、形成外科の医師が、適切な検査やフォローアップを行わずに販売するケースが増え、問題視されています。他の薬剤との相互作用が引き起こす有害事象への注意や、検査データの解釈を含め、これらの薬剤を適切に管理できるのは、豊富な臨床経験を持つ内科専門医のみです。
当クリニックは糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病や腎臓病の診療を得意としており、リベルサスを安全に使用し、万が一の副作用が発生した場合にも専門医の適切なケアが可能です。
正しく薬の効果が発揮できなくなるため、二度寝はできるだけ避けましょう。
服用した後、少なくとも30分間は飲食及び他の薬剤の経口摂取を避けてください。
リベルサスで痩せない主な原因と、その対処法について解説します。
リベルサスを使用する際には、副作用が生じます。副作用には消化器症状や低血糖症状が現れます。これらの副作用は多くの場合、体が薬に慣れるにつれて減少します。しかし、重篤な副作用が現れた場合、すぐに医師の診察を受けることが重要です。
当院では症状に応じて適切な対応策を提供し、必要に応じて薬の調整や中止を行います。リベルサスの安全な使用と効果的な治療のためには、副作用の兆候を早期に認識し、適切に対処することが不可欠です。
リベルサスが直接作用しない要因では、薬を使っても痩せることができません。
リベルサスは食欲を軽減させる効果がありますが、もともと食が細い人や糖質の摂取が少ない人などダイエット効果を得られにくい場合があります。また、ある人には高い効果がある一方で、他の人にはあまり効果が見られない場合もあります。これは個々の体質や遺伝的要因によるもので、同一の薬が全ての人に同じように作用するわけではないためです。
リベルサスが体質に合わない場合、他にも様々なメディカルダイエット方法が存在します。例えば、異なる成分を用いたGLP-1受容体作動薬や、オルリスタットのような脂肪の吸収を抑制する薬剤、さらには代謝を促進する薬剤などがあります。また、パンやご飯、麺類などの糖質が多い食品の摂取を控える糖質カットダイエットなど、薬物療法以外のアプローチも効果的です。
どの方法が最適かは、個人の健康状態や目標により異なるため、医師と相談して個別に最適なプランを立てることが重要です。
リベルサスの服用は 「1日1回、空腹時に飲む」 ことが基本です。
添付文書上、リベルサスとの併用が禁忌となっている薬剤はありません。しかし、糖尿病治療薬などとの併用には注意が必要です。他の医療機関で下記のような薬剤を処方されている場合は、診察時にご相談ください。
リベルサス服用中は、基本的に過度な食事制限や運動は必要ありませんが ..
食事をした後は胃に入った食べ物が消化されて血糖値が高くなることで、満腹中枢が働くことで満腹だと感じます。
リベルサスはこの満腹中枢に直接働きかけることで過剰な食欲を抑えて食べ過ぎを防ぎます。
胃に入っている食事や飲み物などの成分によって、吸収が悪くなってしまうので、服用後30分は飲食を避けるのが望ましいです。
※リベルサス服用後に意識が混濁する、激しい腹痛があるなどの異常を感じた場合は、直ちに医療機関への受診が必要です。
リベルサスの効果的な飲み方は、空腹時に水を少量で服用し、その後30分間は飲食や他の薬剤を避けることです。
正しい用量や指定された服用方法を守らなければ、リベルサスの効果が十分発揮されません。
たとえば、処方された用量より少なく服用したり、服薬のタイミングを不規則にしたりすると、期待される結果を得られないことがあるため注意が必要です。
リベルサスの効果や副作用は?処方や保険適用の条件・飲み方を解説
リベルサスを内服することで、満腹中枢を刺激し、自然に食欲を抑えることが出来ます。
リベルサスの効果はいつから?確実に痩せるためにすべきことも紹介
これは、体内でしっかりと吸収されるために重要です。研究によると、お薬を飲んだ後すぐに食事をしたり他の薬を飲んだりすると効果が十分に発揮されない可能性があることがわかりました。服用後15分間は吸収が不十分であることが示されていますが、30分間絶食することで、お薬の吸収が良くなることが確認されています。