しかし、アレルギーが原因で咳が続いているときは、市販薬では効果が得られなかったり、かえって症状を悪化させる場合もあるので注意が必要です。


咳止め。は名前の通り、一時的に咳を抑えるだけの薬です。
そう、抑えるだけ・・・。治すことはありません。
むしろ、咳止めを内服しているうちに、本当の病気が進行してしまうことがあります。


アレルギー反応としての咳(せき)には、抗ヒスタミン剤を配合した市販薬が効果的です。 ..

ごまかし薬の咳止めにも、数十年ぶりに新薬が出ました。
その名は、「リフヌア」
いままでの咳止めは、異物を対外に出そうとする反射である咳反応を抑えるだけのものでしたが、この「リフヌア」は、中枢神経が咳を促すために送るシグナルを気道の神経最終端P2X3受容体に作用し、そのシグナルを遮断する薬です。

そこで、
咳には「これ以上の刺激がくると咳を生じる」というラインが存在します。このラインをといいます。薬によって閾値を上げれば、のどに刺激が起きても咳が起くなくなります。
しかし、 気道の炎症が強い場合、咳止めであげられる閾値には限界が生じます。
即ち、中枢性の強力な咳止めをどれだけ飲んでも効果は出ないのです。

アレルギー、咳、喘息の専門医が咳、長引く止まらない咳(せき)、喘息、アレルギー ..

そこで、当院では、以下のチャートのように、咳止めが効かないということは、気道内部に何らかのアレルギー反応が関与した炎症が生じ、気道平滑筋のスパズム(収縮)が起きているため、もはや咳止めでは改善は望めないどころか、気道を収縮させ悪化させると考えます。

つまり、咳は体を守るために必要なメカニズムです。ただ、激しい咳が続くようであると、炎症が持続することで体にとって悪影響を及ぼします。
咳は、「喉に異物が侵入する」などの刺激で起こります。このときの刺激が脳に伝わり、咳を生じます。脳の中でも、延髄と呼ばれる部位には咳中枢が存在します。咳中枢が刺激を受けると、そのたびに咳が発生するようになります。

アレルギー外来(花粉症・気管支喘息・咳喘息)|綱島・日吉・大倉山

さらに咳の原因にアレルギーが関与する場合は、アレルギーを抑える治療をする、細菌性のものには抗生物質を使う…など、各疾病に応じた治療を行います。
さらに必要に応じて、漢方薬、吸入薬、点鼻薬、貼付薬を使用することになると思います。

気管支喘息は気道の慢性炎症性疾患であることより、薬物療法の基本は気道炎症の抑制にあります。したがって、本来は「炎症」の程度に基づいて治療を進めるべきですが、今まではその「炎症」を定量的に評価する方法がなかったため、これまでの治療は医師が判断した主観に基づくものでした。しかし病態をよりよく評価できるならば、治療を最適化できる可能性があります。

医師の診察を受けるまでの一時的な対処として、市販の咳止めや抗アレルギー薬が役立つことがあります。 解説

長引くせきの原因として最も多い「せきぜんそく」とは、1~2カ月以上、長い人では1年以上も、「コン、コン」というカラせきが続く病気です。ぜんそくと同じアレルギー性の病気で、室内外の温度差、タバコの煙、ホコリやダニなどのハウスダストが刺激になって、気管支が炎症を起こし、せき込みやすくなります。一般的なぜんそくの前段階とも言われ、放っておくと約30%の人がぜんそくになるとの報告もあります。子供の時にぜんそくやアレルギーがなくても大人になって発症することも多く、油断は禁物です。
また、たばこを吸っている人や、今は禁煙していても過去に吸ったことがある人で、せきが長引く人は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)という病気の可能性もあります。COPD とは、長年喫煙することで、肺胞(肺の中の小さな袋)が破壊され、肺への空気の出入りが不十分になる病気です。一度壊れた肺胞は元通りにはならず、放っておくと重症化して死に至る危険性もあります。


上記のうち、いくつかが複合的して咳が出る場合もあるので、適切な治療を受けることが大切です。


2) 佐野正明, 塩谷隆信.咳喘息の病態と治療.アレルギー科.11 (4): 326-333, 2001

花粉症の治療で、耳鼻咽喉科医/内科医/小児科医でも市販薬でも。

そして、コーヒーにも咳を予防する効果があるといわれています。 コーヒーに含ま ..

ステロイド点鼻薬 だけで奏功しない場合に、抗ヒスタミン薬の内服を追加併用します。

咳の治療は地道に続けていかないと十分な効果を得られないことがよくあります。しっかり ..

言い方を変えるとステロイド点鼻薬の効果を高めるために、抗ヒスタミン薬(抗アレルギー薬)を併用するみたいな感じになります。

咳止めで使う漢方薬について解説【麦門冬湯・五虎湯・麻杏甘石湯】

1日2回で1日効果が期待でき、しかも、コンタクトの上からも使用可能なもあります。

アレルギーを起こす物質に反応して咳が出る・気管支拡張剤(きかんしかくちょ ..

経口ステロイド薬の頓服(ひどい日だけで内服)適応となり、説明のうえ処方させて頂いています。

咳喘息は、市販されている風邪薬では治らず、咳止めもほとんど効果がありません。

近年、黄砂飛散日に咳嗽や喘息症状が悪化すると訴える患者さんも珍しくないのではないでしょうか。市瀬によると、黄砂に含まれる有害成分として、ミネラル粒子中のSiO2(シリカ。アスベストの成分でもありますが、アスベストは針状になったものを言います)、微生物由来成分であるβ-glucan(カビの一成分)やリポポリサッカライドがあります。大気汚染物質と黄砂との反応生成物に、二酸化硫黄(SO2)と黄砂の混合物である硫酸イオンなどがあります。肺に炎症を起す成分はSiO2、β-glucan, リポポリサッカライド、硫酸イオンで、黄砂、SiO2等にはアレルギー増悪作用があるといわれています。黄砂のみをマウスの気管内に投与しても、アレルギー反応や喘息様の病態は起きませんが、黄砂にダニ抗原あるいは卵白抗原をミックスして投与すると、抗原を単独投与した場合よりも遥かにアレルギー炎症の悪化が見られたという報告があります。

テオブロミンにはカフェインと同様に気管支拡張作用があり、咳を鎮める効果が期待できます。

アレルギーとは、特定の物質(アレルゲン)に過敏反応を示すことで、くしゃみ、鼻水、かゆみ、咳などさまざまな症状が現れる状態です。

感染症以外では、喘息やアレルギー性鼻炎、胃食道逆流症、一部の降圧薬の副作用、間質性肺炎、肺がんなども考えられます。 せきの主な原因

アレルギー性鼻炎、結膜炎が花粉によりアレルギー反応がでるものの一般名(俗称)のことであり、ハウスダストやダニ、イヌやネコの毛やフケで反応するものは原因が異なるものでしかなく、病態としては同じで治療法も同じになります。

アレグラFX 5つの強み|アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」

・熱も無いし、のども痛くないけれども、咳だけがなかなか治らない。
・昼間は何ともないけれど、夜になると咳がひどくなる。
・病院から咳止めをもらっているし、胸のレントゲンも聴診音も異常がないのに咳が続く。

この時期、花粉症から始まった長引く咳など、咳のなかなか治らない多くの ..

この記事では、アレルギー反応だと考えられる咳がでた場合、どのように対応すべきか、また、市販薬を使用してもいいのかをご説明いたします。

効果もあります。徐放製剤は、ゆっくり吸収されて効果が長く持続するように作られ ..

対応はもちろん患者さんごとによりますし、やはり咳の原因として何か悪いもの(肺炎・気管支炎・癌・喘息・COPDなどなど)が無いかはしっかりと見極めて治療が必要となります。その上で、咳止め薬を使用していくことになると思います。

アレグラ錠60mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

では、実際には黄砂はどのような呼吸器症状を生じるのでしょうか。成人気管支喘息では、黄砂飛散時に患者の10~20%で呼吸器症状が増悪し、小児では喘息増悪による入院のリスク上昇を生じました。一方で、黄砂飛散前後で成人や小児喘息患者の肺機能値に変化が無かったとする報告もあり、今後の研究結果が待たれるところです。

咳喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、食物アレルギー ..

咳がある時には咳止めの薬を長く飲んでいれば、いずれは治るのでしょうか。
私はそうは思いません。
長びく咳に、脳へ直接作用する中枢性咳止めを漫然と使用することは、症状が良くならないだけではなく、原因が分からなくなるため、場合によってはやめた方が良いかもしれません。
(麻薬の「リン酸コデイン」、 非麻薬の「アストミン」、「メジコン」、「アスベリン」など)

名前の通り、アレルギーが関与した咳であり、咳喘息との鑑別が難しいことも珍しく ..

黄砂による咳嗽に対しての特異的治療法は無く、気管支喘息や鼻炎の通常の治療に加えて、黄砂飛散時は不要不急の外出を控え、外出が必要な時はマスクを着用して防護するしかないと考えられています。

アレルギー 喘息などは、主にアレルギーが関与しています。スギなどの花粉や、ダニやハウスダストといったアレルギー

→風邪やインフルエンザなどでも出されることが多い一般的なお薬と言えると思います。小児科などでも出されたことがある方がいるかもしれません。

ビラノア錠20mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

咳の原因にも色々な種類があり、その原因に応じた治療をしなければ、咳止めを内服しても症状の改善は期待できません。一つの例として、以前に「後鼻漏による咳」をご紹介いたしました。いくら咳止めを使用しても、鼻の治療をしなければ治らない咳です(詳細については、過去の記事をご参照ください)。

抗アレルギー効果が強いにもかかわらず、眠くならない。OD錠があるので便利 ..

咳嗽は日常的に遭遇する事が多い症状であるが、原因は多種多様で、アレルギー性機序による咳嗽も多義にわたります。胸部レントゲン写真を撮影しても異常を認めないのにもかかわらず咳嗽が改善しない症例と遭遇したなら、上記のような事柄を考えていく必要があるでしょう。なお、本稿は参考文献8)9)を加筆・修正しましたものです。