作用機序が同系統なので、デュタステリドとフィナステリドの併用はできません。
デュタステリドは肝臓で代謝される治療薬であるため、肝臓にある程度の負担がかかります。そのため、もともと重度の肝機能障害を持つ方はデュタステリドが上手く代謝されず副作用が強く出る恐れがあり、服用については注意が必要です。
ザガーロ(デュタステリド)とは?効果や副作用、正しい服用方法を解説
ただ、服用間隔は24時間サイクルが望ましいので、1日の生活の中でザガーロを服用するタイミングを決めておくと良いでしょう。服用タイミングを決めておくのは、飲み忘れの予防のためにも非常に有効な手段です。
もしもザガーロを飲み忘れた場合は、その日のうちにできるだけ早く服用し、1日に2カプセル(2錠)以上をまとめて飲むようなことがないようにしてください。
上記の通り、ザガーロはAGAによる薄毛に対して高い効果を期待することのできる治療薬です。しかし、多くの方が使用するにあたって、体への悪影響に不安を抱いているでしょう。まず、数値で考えるとザガーロを服用することによってDHT値は下がります。DHTが薄毛症状の悪化に関与していることからDHT値の低下は薄毛の改善においてポジティブな効果であると考えられるでしょう。
この他には5αリダクターゼの働きが阻害されることによって、勃起不全(ED)やリビドー減退(性欲減退)、精液量減少といった性機能障害といった副作用が引き起こされるケースも報告されています。これは5αリダクターゼは頭部以外にも前立腺や陰茎にも存在しており、勃起などの性機能に関わる働きをしているためです。国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験(2010~2012)によると、ザガーロの服用による副作用の発現率は17.1%となっています。そして、その大部分が性機能障害でした。
とはいえ、試験中止に至るような重大な副作用は認められておらず、正しい容量・用法を守れば安全に使用することのできる治療薬といえるでしょう。また、性機能障害の副作用が出たとしても、ザガーロには併用禁忌薬がないことからED治療薬を使用することで対策は可能です。
上記の通り、ザガーロによって引き起こされる副作用の多くは性機能障害ですが、発現率1%未満の割合で、蕁麻疹やアレルギー反応、発疹、頭痛、抑うつ気分、乳房障害、腹部不快感などが発生したという報告もあります。また、重篤な副作用としては肝機能障害や黄疸などが引き起こされたというケースもあります。これらの発現頻度は不明で、非常に稀なケースですが、重篤な副作用についてはASTやALT、ビリルビンの上昇を伴うことから、血液検査によってチェックすることができます。専門クリニックで処方を受ければ、万が一副作用が発生した場合もすぐに相談し、対処することができます。なので、個人輸入などに頼るのではなく、専門の医師の処方の上で使用することが推奨されます。(参照※5)
ザガーロカプセル(デュタステリド)とは? ~効果や副作用について
ザガーロ(デュタステリド)は1日1回1カプセル(錠剤の場合は1錠)を内服する薬です。服用する時間に特に指定はなく、朝・昼・晩の好きな時間帯に服用できます。また、食前・食後・就寝前など、服用するタイミングも問いません。
本数だけでなく、「毛髪の太さ」にも変化が報告されています。頭頂部と前頭部のいずれの箇所においても効果が認められていますが、特に頭頂部への効果が高いとされています。この結果から考えると、AGAを発症している方の場合、ザガーロを使用することによって育毛・発毛効果を期待できると言えるでしょう。
ただし、ザガーロのメカニズムを考えるとAGAの原因物質に作用し、進行を食い止めるということが主な役割です。AGAの進行がストップすることで、ヘアサイクルが改善され、結果として薄毛の進行が抑制されます。より高い育毛・発毛効果を期待するのであれば、毛根に直接働きかけて細胞分裂を活発化することによって発毛・育毛を促進する効果が認められているミノキシジルとの併用が有効です。基本的にザガーロとミノキシジルは問題なく併用することができますが、より安全に、そして高い効果を期待するのであれば、専門の医師の指導に従って使用するようにしましょう。(参照※3)
デュタステリドの効果と気になる副作用とは?服用時の注意点を解説
ザガーロジェネリック(デュタステリド)は、これまで海外の薬しか流通しておらず、個人輸入の際に偽造品をつかまされてしまう危険性など、効果や安全面のリスクが問題視されていました。しかし、2020年からは日本国内の製薬会社各社がザガーロジェネリック(デュタステリド)の販売を開始したため、医師の処方のもと、安価に安全性の高いザガーロジェネリック(デュタステリド)を入手することが可能になっています。
プロペシア錠はザガーロカプセルよりも前に開発されたAGA治療薬です。主成分はフィナステリドで、ザガーロカプセルとは主に2つの違いがあります。
①作用する5αリダクターゼのタイプ
・プロペシア錠:II型
・ザガーロカプセル:Ⅰ型・Ⅱ型
②半減期(血中の有効成分濃度が半分になる期間)
・プロペシア錠:6〜8時間
・ザガーロカプセル:2週間
ザガーロカプセルは2つの種類の5αリダクターゼに対応し、体内に長期間とどまるため、より多くのAGA患者に対して効果が期待されています。ただし、どちらの治療薬が効くかは個人差があるため医師の診断が必要です。
デュタステリドを服用する際の注意点について解説します。 用法・用量を守る
ザガーロカプセルやプロペシア錠が薄毛の進行を抑える薬であるのに対し、ミノキシジルは髪の毛の成長をサポートする薬です。ミノキシジルは血管を広げることで血流を良くし、髪の毛に栄養素が十分行き渡るよう作用します。髪の毛に栄養が届くことで、発毛効果が期待できるのです。また、ミノキシジルには内服薬と外用薬の2つのタイプがあり、外用薬の場合はザガーロカプセルやプロペシア錠との併用もできます。内服薬とミノキシジル外用薬の併用は高い治療効果が期待できるため、当院ではほとんどのケースで内服薬と外用薬の処方をしております。
デュタステリドは「CYP3A4阻害薬」との併用が注意とされています。CYP3A4阻害薬として主なものにはリトナビが挙げられますが、CYP3A4によってデュタステリドの代謝が阻害され、デュタステリドの血中濃度が上昇する恐れがあるため併用しないよう注意が必要です。
デュタステリドの服用頻度と副作用:2日に1回の服用でも効果がある? ..
自己判断で用量を変更すると、治療の効果が低下したり、予期しない副作用が起こる可能性があります。
副作用が怖いので、1日おきに 半錠ずつ飲むのは良いですか? · Q
・1日1カプセル
・服用する時間を決める
・お酒と同時に飲むのは避ける
ザガーロカプセルは1日1カプセル服用する薬です。24時間ごとに服用する必要があるため、毎日同じ時間に服用しましょう。
2日に一回(一日おき)など、服用方法は変更しないでください。また、ザガーロカプセルは肝臓で代謝されるため、アルコールと同時に服用するのは厳禁です。
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ザガーロ(デュタステリド)は、デュタステリドを主成分としたAGA治療薬です。他のAGA治療薬と比較して効果にどのような違いがあるのでしょうか。本記事では、ザガーロの効果や正しい服用方法、プロペシア(フィナステリド)との違いなどを解説します。ザガーロの服用を検討する際に知っておくべき副作用についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【医師監修】デュタステリドの効果と副作用 ザガーロとの違いも解説
デュタステリド服用によって肝機能障害が起こる可能性は極めて稀であるとされています。しかし発症率はゼロではありませんので、服用にあたって定期的な血液検査を行い肝機能の数値を確認するようにしましょう。
デュタステリド(ザガーロ)は2日に1回どころか3日に1回でも維持できる
デュタステリドの正しい服用方法は、1日1回食後に0.5mgの錠剤を服用することです。空腹時の服用は避けた方が良く、食事とともに飲むことで吸収率が上がります。
デュタステリドを一日おきに服用しても現状維持することができた!
気力低下やうつ症状が副作用として一部報告されており、66歳以上の男性を対象とする大規模研究においても「自傷とうつ病のリスクは使用開始から18カ月のみ、有意に上昇していた」という研究結果があります。うつ症状などが起こるのは治療薬によるDHTの抑制作用が影響していると考えられています。
1日おきに飲んでもいい? 薬の量を減らして毛髪状態が維持、改善したとの報告は ..
また「フィナステリド」は、併用する際に注意が必要な薬も指定されていません。一方で同じAGA治療薬である「デュタステリド」は「CYP3A4」と呼ばれる薬を代謝する際に働く酵素の働きを抑える薬(リトナビルなど)と併用すると、薬の分解が遅れることがあり、併用注意薬に指定されています。
AGA治療薬「ザガーロ(デュタステリド)」男性型脱毛症 飲み薬
デュタステリド服用時の注意点としては、主に副作用への対応があげられます。性機能障害などの副作用症状が発生した場合には主治医と相談のうえ、内服を一時中断することが望まれます。
状態にもよりますが1クール終了後は定期的なメンテナンスとして2〜3か月おきのフォローアップ注入をお勧めしております。 ..
ザガーロは男性ホルモンに作用する薬なので服用中はホルモンバランスが乱れることが多いです。
[PDF] 5α還元酵素阻害薬 前立腺肥大症治療薬 デュタステリド錠
この抜け毛はザガーロの副作用で、服用から3ヵ月程度で落ち着くことが多いです。
用法及び用量. 6. 通常、成人にはデュタステリドとして1回0.5mgを1日1回. 経口投与する。
副作用として気力低下やうつ症状が起こるリスクは非常に稀で、治療薬の利益はリスクを上回ると考えられています。しかし、絶対にないとはいえないため専門知識のある医師のもと服用することが望ましいでしょう。
1回の服用でバイアグラ、レビトラよりも効果が長時間継続する特徴が ..
副作用への抵抗感も個人差が大きいため、その点を考慮しながらも両薬剤から最適な選択をすることが大切です。脱毛状況とQOLのバランスを見極めて判断することが求められます。
✓ 毎日✓ 同じ時間に✓ 指定された量を服用してください · Q
基本的には、フィナステリドはです。一方で、費用の面から2日に1回の服用にされて様子を見られる方もいらっしゃいます。それで抜け毛が増えず現状維持できるようであれば、フィナステリドの服用回数をご自身で調整されても良いでしょう。もし、抜け毛がまた増えてくることがあれば、毎日1錠の服用に戻しましょう。
フィナステリドは、1日1回1錠を毎日服用し続けるお薬です。 食事の影響は受けないため、服用タイミングは食後でなくても問題ありません。
デュタステリドの服用を始める際、大切なのは「本当にAGAなのか」を診断した上で治療を行うことです。
ご家族にAGAの方はいるのか、いつから気にしているのか、などの問診、医師による視診、マイクロスコープによる頭髪診察などから複合的に判断します。
ここでデュタステリドによるAGA治療を始めるべき方を列挙します。
発毛剤を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「2つのポイント」をご紹介します。 ..
ザガーロカプセルは「デュタステリド」が主成分で、一般名としても浸透しています。そのため、ザガーロカプセルのことをデュタステリドと呼ぶ場合もあります。
1 ザガーロ(デュタステリド)はどんなAGA治療薬? 1.1 ザガーロの有効 ..
<前立腺がん>
ザガーロカプセルを半年以上服用することで、前立腺がんの検査で使用される「PSA(前立腺特異抗原)」という数値を半分まで下げてしまいます。この場合、検査時には測定値を2倍にした数値を目安にするため、検査前には必ず医師への申告が必要です。
<献血>
ザガーロカプセルを服用している方は献血ができません。献血をする場合は、ザガーロカプセルの服用を中止してから半年以上期間をあけてください。
<飲み合わせ>
・お酒
・グレープフルーツジュース
ザガーロカプセルはお酒と同様肝臓で分解されます。そのため、同時に摂取することで肝臓への負担が大きくなってしまうのです。また、グレープフルーツジュースに含まれる成分は、ザガーロカプセルの代謝を悪化させてしまいます。その結果、体内にザガーロカプセルの成分が長時間とどまり、副作用のリスクが高まってしまいます。
ザガーロカプセルは水またはぬるま湯で服用してください。