[PDF] 1.片頭痛 及び エムガルティ皮下注 Rについて
薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
頭痛(片頭痛) 片頭痛の症状がひどく,OTCでは十分に治まらない,頭痛にひどい ..
鼻や目の炎症自体を抑えることで効果を発揮します。花粉症に対しての効果が非常に強いのですが、長期に使うと「糖尿病」「骨粗しょう症」「胃潰瘍」などをはじめとした、多くの副作用が出てくるようになります。そのため、です。
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
11.片頭痛 | 薬事情報センター | 一般社団法人 愛知県薬剤師会
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
薬には効果(ベネフィット)だけではなく、副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。このために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
片頭痛治療薬; 利尿薬; ビタミンD薬; 麻酔薬; 糖尿病治療薬; 痛風治療薬; その他 ..
市販薬でも「風邪薬」の中にも使われる。第2世代よりも眠気は出やすい。(あいうえお順、商品名で記載、カッコ内は一般名)
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
アレグラ (フェキソフェナジン):1日2回。眠気が少なく、車の運転も ..
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
主な副作用として、頭痛、眠気、吐き気、発疹、血管浮腫、かゆみ、蕁麻疹、潮紅などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
問題 片頭痛薬の組合せで併用禁忌となるのは? 薬剤師へ問題「片 ..
しかし、その後改良され「ヒスタミンだけを抑える効果」を抽出し、より副作用が少ない薬が開発されるようになりました。これが「第2世代抗ヒスタミン薬」であり、現在の主流になっています。
頭痛、眠気、疲労、倦怠感、めまい、不眠、神経過敏、悪夢、睡眠障害、
飲み忘れた場合は、気がついた時、出来るだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の通常の服用時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
片頭痛 偏頭痛 歯痛 虫歯 解熱 喉の痛み のどの痛み ジェネリック 薬
そのため、昔は眠気が強くなったり抗コリン作用による「口の渇き」を感じやすいなどの弊害もありました。これが「第1世代抗ヒスタミン薬」です。
片頭痛の予防(前兆症状の脳血管収縮を改善。サブスタンスP、セロトニン ..
ヒスタミンH1受容体拮抗作用や各種ケミカルメディエーター遊離抑制作用などを有します。スギ花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎、ダニやハウスダストで起こる通年性アレルギー性鼻炎によるくしゃみ・鼻みず・鼻づまりの鼻症状、また乾燥で肌がかゆい、虫刺されなどによる皮膚炎、じんましんなど様々な皮膚のかゆみを改善します。
通常、アレルギー性鼻炎・蕁麻疹の症状、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎・皮膚そう痒症・アトピー性皮膚炎)に伴う皮膚のかゆみの治療に用いられます。
クイズ フェキソフェナジン服用時にリンゴジュースを飲むと? ..
ヒスタミンH1受容体拮抗作用や各種ケミカルメディエーター遊離抑制作用などを有します。
通常、アレルギー性鼻炎・蕁麻疹の症状、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎・皮膚そう痒症・アトピー性皮膚炎)に伴う皮膚のかゆみの治療に用いられます。
腸管からの吸収が促進されてAUCが上昇するため、眠気などの副作用が出やすくなる。…
そこで、花粉症の薬について一覧表にしながら、強さや種類、副作用の面から考察していきます。自分にあった花粉症の薬選びに参考になれば幸いです。
片頭痛治療剤) (D00710) デパケンR錠100mg 他 (抗てんかん剤; 躁病・躁状態治療 ..
片頭痛を予防するために、次のような点に注意しましょう。
1.ストレス:精神的ストレスは片頭痛の誘因になります。また、ストレスから解放されたときに発作が起きることもありますので、疲労をためず、リズムのある生活を心がけましょう。
2.寝不足、寝過ぎ:寝不足だけでなく、寝過ぎることも片頭痛の誘因になります。
3.騒音、まぶしい光:騒音やまぶしい光は、発作時につらいだけでなく、片頭痛の誘因にもなります。
4.食事:ビタミンB群(緑黄色野菜、鶏肉、卵など)、マグネシウム(豆腐、納豆、ほうれん草、魚介類)を多めにとって下さい。また、チョコレート、チーズ(特に熟成チーズ)、ナッツ類、柑橘類、アルコール(特に赤ワイン)、ソーセージ、コーヒー、紅茶、濃いお茶など血管を拡張させる食品の食べ過ぎ、飲み過ぎに注意しましょう。
これだけを聞くと緊張型頭痛にも片頭痛にも三叉神経痛にもとれてしまいます。 MRI ..
*痛みの軽い場合
痛みの程度が軽い場合は、非ステロイド性消炎鎮痛剤をのむことで、痛みをおさえることができます。
非ステロイド性鎮痛剤のナプロキセン、ジクロフェナムナトリウム、インドメタシン、市販の鎮痛薬にも配合されるアスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェンなど。
また、発作時の悪心・嘔吐により、鎮痛薬の吸収が悪くなることがあるため、メトクロプラミドやドンペリドンなどの吐き気をおさえる薬をのむことがあります。吐き気がひどく内服薬が使えない場合は、坐薬を使うこともあります。
*鎮痛薬が効かない場合
◆エルゴタミン製剤:
片頭痛の治療は、前兆があらわれたら血管収縮薬を服用すると、血管の拡張をおさえられるので、頭痛の発作を予防できます。目の前がチカチカして頭痛が起こりそうなときや頭痛が起きたときすぐにのまないと十分には効果がありません。
●酒石酸エルゴタミン・無水カフェイン、メシル酸ジヒドロエルゴタミン
ライ麦に発生するカビ(麦角菌)から作られた薬で、血管を収縮させる働きがあります。
最初の症候があらわれたときすぐに1~2錠服用します。30分以内に効果がなければもう1錠のみます。あまり効果がないからといってその後さらに多くのんでも効果は期待できません。1日6錠以上、あるいは1週間に10錠以上のまないようにします。また、片頭痛以外の頭痛には効果はありません。
発作のときだけにのむべき薬で、常用する薬ではありません。予防のために持続的に服用して急に止めると、その反作用で血管が拡張し、ひどい頭痛が起きることがあります。
-副作用と注意-
1.副作用として、発疹やかゆみ、手足の先に刺すような痛みを感じる、悪心、嘔吐、胃腸障害、胸のむかつき、めまい、手足の脱力感などが起こることがあります。
2.この薬は、血管を収縮させるので、心臓病(狭心症や心筋梗塞を起こしたことのある人)や動脈硬化で手足の血のめぐりが悪い人、肝臓や腎臓に障害のある人、緑内障の治療を受けている人、妊娠している人、授乳中の人は服用できませんので、あらかじめ医師に申し出て下さい。
◆スマトリプタン、ゾルミトリプタン、臭化水素酸エレトリプタン、リザトリプタン
発作時に脳の血管の拡張を抑えるとともに、痛み物質の放出を抑えて血管の炎症も抑えます。そのため痛みが起こってから使用しても効果があります。
-副作用と注意-
1.副作用として嘔吐、吐き気、めまい、眠気、脱力感などが起こることがあります。
2.この薬は、血管を収縮させるので、心臓病や動脈硬化のある人、肝臓、腎臓に障害のある人、てんかんや痙攣を起こしやすい人などは注意が必要です。
*予防的薬剤
発作が月に2~3回以上生じるとき、頻度が少なくても重症度が高く持続が長い場合、月経前など予想がつく場合などに予防的に使われます。
◆塩酸ロメリジン:
細胞の興奮を抑え、血管収縮をおさえます。体質を改善して発作の回数を減らすことを目的とした薬なので、痛みがある時に飲んでも効果はありません。1ヶ月以上は飲み続けるようにします。
*頭痛がひどいとき
薬の服用が遅れたり、発作の程度が強い場合は、薬だけでは痛みをおさえきれませんので、とりあえず、鎮痛薬をのんだあと、暗い静かな部屋で安静にして、発作が治まるのを待って下さい。このとき、痛む部分を冷やすと、痛みがやわらぎます。
偏頭痛 歯痛 虫歯 解熱 喉の痛み のどの痛み ロキソプロフェンナトリウム ジェネリック 薬.
体質として遺伝することが多く、20~50歳代の若年層、特に女性に多い。血管は常に収縮と拡張を繰り返しており、何らかの原因で、頭蓋内外の血管が拡張したときに、血管の周囲にある知覚神経が刺激され、急に頭の片側もしくは両側に激しい拍動性(ズキンズキンと脈拍に一致する)の痛みを感じ、吐き気や嘔吐を伴ったりします。発生の仕組みについてはいくつかの説がありますが、いずれにしても血管の収縮を起こすセロトニンが関与していると言われます。
片頭痛が始まる前には、予兆症状として、痛みの起こる2~3時間前にあくび、イライラ、眠気、むくみ、空腹感などが感じられ、痛みの起こる30分くらい前に、前兆として、目の前がチカチカと星が飛ぶような感じ(閃輝暗点*)や手足のしびれ、手足の力が抜けるなどの症状が起こるこがあります。これらは、頭の血管が拡張する前にいったん収縮する。その収縮によって血流が悪くなって起こるため、血管が拡張して痛みが始まる前には症状は消えます。
*閃輝暗点:視界にチカチカした光が広がり、広がった光の真ん中から暗くなっていき、ついには目の前が見えなくなってしまう。
私は緊張性頭痛と偏頭痛を持っており頭痛の頻度が多く、ここ10年近く鎮痛剤(イヴ ..
クリニックでは直接鼻の炎症を抑える「ステロイド点鼻薬」が主流になっていますね。ステロイド点鼻薬は内服薬として全身への作用が非常にすくなく、全身への副作用は起こりにくくなっています。(よく誤解されがちです)代表的な薬は次の通りです。
通常、成人はフェキソフェナジン塩酸塩として1回60mgを1日2回経口服用する。 ..
「頭が痛い」という症状は、多くの人が経験していますが、その原因は数多く、「頭痛」を大きく分けると脳腫瘍やくも膜下出血など頭蓋内の病変により起こる症候性頭痛と頭蓋内には病変のない機能性頭痛に分けられます。ほとんどの頭痛が機能性頭痛の片頭痛と筋緊張性頭痛です。
片頭痛が酷くお店にいったものの、いつも買っているものの欲しいサイズが ..
17.1有効性及び安全性に関する試験
〈蕁麻疹〉17.1.1国内第III相試験(成人)
慢性蕁麻疹患者を対象とした二重盲検並行群間比較試験(解析対象214例)で、フェキソフェナジン塩酸塩1回10mg注1)又は60mgを1日2回、1週間経口投与したとき、かゆみ及び発疹の合計症状スコアの変化量は次のとおりであった。国内主要試験成績(症状スコア変化量)
--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前変化量検定(共分散分析)
10mg745.68±0.25-2.12±0.34p=0.004260mg686.40±0.21-3.53±0.33
(平均値±標準誤差)前記試験は1回10mg、60mg、120mgの1日2回投与の3群比較で実施されたが、解析結果には10mgと60mgの比較のみを示した。
--------------------------表終了--------------------------フェキソフェナジン塩酸塩60mg投与群の副作用発現率は25.3%(19/75例)であり、主な副作用は眠気10.7%(8/75例)及び倦怠感4.0%(3/75例)であった。
17.1.2海外第III相試験(成人)慢性蕁麻疹患者を対象に実施したプラセボ対照二重盲検比較試験(解析対象439例)で、プラセボ又はフェキソフェナジン塩酸塩1回60mgを1日2回、4週間経口投与したとき、フェキソフェナジン塩酸塩はプラセボに比し平均かゆみスコアの有意な減少が示された。
海外主要試験成績(症状スコア変化量)--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量検定(共分散分析)プラセボ901.92±0.09-0.47±0.07p=0.0001
60mg861.98±0.10-1.07±0.07(平均値±標準誤差)
前記海外主要試験(12~15歳を含む)はプラセボを対照として4用量(1回20mg、60mg、120mg、240mg)を用いて1日2回投与の比較を行っているが、解析結果にはプラセボと60mgの比較のみを示した。--------------------------表終了--------------------------
フェキソフェナジン塩酸塩60mg投与群の副作用発現率は21.3%(19/89例)であり、主な副作用は頭痛10.1%(9/89例)であった。〈アレルギー性鼻炎〉
17.1.3国内第III相試験(成人)季節性アレルギー性鼻炎患者を対象とした二重盲検並行群間用量比較試験(解析対象307例)で、プラセボ又はフェキソフェナジン塩酸塩1回60mgを1日2回、2週間経口投与したとき、くしゃみ発作、鼻汁、眼症状の合計症状スコアの変化量は次のとおりであった。
国内主要試験成績(症状スコア変化量)--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量検定(共分散分析)プラセボ1056.74±0.140.07±0.18p=0.0244
60mg1006.64±0.14-0.36±0.18(平均値±標準誤差)
前記試験はプラセボを対照として1回60mg、120mgの1日2回投与の3群比較で実施されたが、解析結果にはプラセボと60mgの比較のみを示した。--------------------------表終了--------------------------
フェキソフェナジン塩酸塩60mg投与群の副作用発現率は9.9%(10/101例)であり、主な副作用は眠気及び白血球減少が各3.0%(3/101例)であった。17.1.4海外第III相試験(成人)
秋季季節性アレルギー性鼻炎患者を対象に実施したプラセボ対照二重盲検比較試験(解析対象570例)で、プラセボ又はフェキソフェナジン塩酸塩1回60mgを1日2回(二重盲検下で14日間)経口投与したとき、フェキソフェナジン塩酸塩はプラセボに比し症状スコアの有意な減少が示された。海外主要試験成績(症状スコア変化量)
--------------------------表開始--------------------------投与群症例数投与前変化量検定(共分散分析)
プラセボ1418.88±0.14-1.56±0.20p=0.000160mg1418.81±0.14-2.64±0.20
(平均値±標準誤差)前記海外主要試験(12~15歳を含む)はプラセボを対照として3用量(1回60mg、120mg、240mg)を用いて1日2回投与の比較を行っているが、解析結果にはプラセボと60mgの比較のみを示した。
--------------------------表終了--------------------------フェキソフェナジン塩酸塩60mg投与群の副作用発現率は14.2%(20/141例)であり、主な副作用は頭痛2.8%(4/141例)、めまい及び白血球減少が各2.1%(3/141例)であった。
17.1.5国内第III相試験(小児)通年性アレルギー性鼻炎患者を対象に、フェキソフェナジン塩酸塩(7~11歳は1回30mg1日2回、12~15歳は1回60mg1日2回)又は対照薬としてケトチフェンフマル酸塩ドライシロップ(1回1g1日2回)を4週間経口投与した二重盲検比較試験(解析対象127例)で、くしゃみ発作、鼻汁、鼻閉の合計スコアの変化量において対照薬に対するフェキソフェナジン塩酸塩の非劣性が示された。
国内主要試験成績(スコア変化量)--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量解析結果(共分散分析)注2)フェキソフェナジン塩酸塩646.09±0.20-2.06±0.19差の点推定値:-0.22795%片側信頼限界上限:0.172(非劣性限界値=0.9)
ケトチフェンフマル酸塩636.10±0.19-1.83±0.20(平均値±標準誤差)
注2)投与前スコア及び年齢層を共変量とした共分散分析を行い、調整済みの2群の差の点推定値及びその95%片側信頼限界上限を示した。--------------------------表終了--------------------------
フェキソフェナジン塩酸塩投与群の副作用発現率は5.3%(4/75例)であり、主な副作用は傾眠2.7%(2/75例)であった。〈アトピー性皮膚炎〉
17.1.6国内第III相試験(成人)アトピー性皮膚炎患者を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験(解析対象400例)で、プラセボ又はフェキソフェナジン塩酸塩1回60mgを1日2回(二重盲検下で1週間)経口投与したとき、かゆみスコアの変化量は次のとおりであった。
国内主要試験成績(症状スコア変化量)--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量検定(共分散分析)プラセボ1994.79[4.68、4.89]-0.50[-0.62、-0.38]p=0.0005
60mg2014.68[4.59、4.78]-0.75[-0.88、-0.62](平均値[95%信頼区間])
--------------------------表終了--------------------------フェキソフェナジン塩酸塩60mg投与群の副作用発現率は23.2%(48/207例)であり、主な副作用は眠気3.9%(8/207例)及び血清ビリルビン上昇1.4%(3/207例)であった。
17.1.7国内第III相試験(小児)アトピー性皮膚炎患者を対象に、フェキソフェナジン塩酸塩(7~11歳には1回30mgを1日2回、12~15歳には1回60mgを1日2回)又は対照薬としてケトチフェンフマル酸塩ドライシロップ(1回1gを1日2回)を4週間経口投与した二重盲検比較試験(解析対象162例)で、対照薬に対するフェキソフェナジン塩酸塩の非劣性が示された。
小児国内主要試験成績(スコア変化量)--------------------------表開始--------------------------
投与群症例数投与前変化量解析結果(共分散分析)注3)フェキソフェナジン塩酸塩772.32±0.05-0.50±0.06差の点推定値:0.05095%片側信頼限界上限:0.185(非劣性限界値=0.37)
ケトチフェンフマル酸塩852.38±0.05-0.58±0.06(平均値±標準誤差)
注3)投与前スコア及び年齢層を共変量とした共分散分析を行い、調整済みの2群の差の点推定値及びその95%片側信頼限界上限を示した。--------------------------表終了--------------------------
フェキソフェナジン塩酸塩の副作用発現率は10.8%(9/83例)であり、主な副作用は傾眠3.6%(3/83例)であった。17.3その他
17.3.1精神運動能に対する影響(1)健康成人にフェキソフェナジン塩酸塩120mg注1)、第一世代の抗ヒスタミン薬及びプラセボを二重盲検、3剤3期クロスオーバーでそれぞれ単回投与し、ワープロ入力試験に及ぼす影響を検討したとき、その影響は第一世代の抗ヒスタミン薬に比べ有意に小さく、プラセボと同様であった。
(2)健康成人にフェキソフェナジン塩酸塩120mg注1)、第二世代の抗ヒスタミン薬及びプラセボを二重盲検、クロスオーバーでそれぞれ単回投与し、ポジトロン放出断層撮影法(PET)を用いて脳への移行性を検討した結果、フェキソフェナジンによる大脳皮質のヒスタミンH1受容体の占拠はほとんどみられなかった。また、視覚刺激反応時間検査においてプラセボと差がなかった。(3)ブタクサアレルギー患者に、フェキソフェナジン塩酸塩60mg、第一世代の抗ヒスタミン薬、アルコール及びプラセボを二重盲検、4剤4期クロスオーバーでそれぞれ単回投与し、シミュレーター上での自動車運転能力に及ぼす影響を検討したとき、運転能力に及ぼす影響は第一世代の抗ヒスタミン薬に比べ有意に小さく、プラセボと同様であった(外国人データ)。
17.3.2心血管系へ及ぼす影響(1)成人の季節性アレルギー性鼻炎患者にフェキソフェナジン塩酸塩を1回240mg注1)まで1日2回2週間投与したとき、プラセボと比較して、QTc間隔の有意な変化は見られなかった(外国人データ)。
(2)健康成人にフェキソフェナジン塩酸塩を1回60mg1日2回6ヵ月、1回400mg注1)1日2回1週間及び240mg1日1回注1)1年間投与しても、プラセボに比して、QTc間隔の有意な変動はみられなかった(外国人データ)。(3)健康成人男子を対象にしたエリスロマイシンとの薬物相互作用の検討(フェキソフェナジン塩酸塩1回120mg注1)1日2回7日間、エリスロマイシン1回300mg1日4回7日間)において、併用により血漿中フェキソフェナジン濃度が約2倍に上昇した場合でもQTcなどの心電図を含め安全性に問題はみられなかった。[10.2、16.7.1参照]
(4)Cmaxが承認用量投与時の10倍以上となる条件下での検討において、心電図への影響はなく、有害事象の増加も認められなかった(外国人データ)。(5)フェキソフェナジン塩酸塩にはクローン化したヒト心筋遅延整流K+チャネルに対する影響は認められていない。
注1)成人における本剤の承認用量は1回60mg、1日2回である。