長期のフィナステリド服用は効果を安定させるためだけでなく、と言えます。
薄毛が重症化している患者様は、まず①②の薬を併用して予防と発毛を同時に行うのが一般的です。治療継続によって毛量が増えれば、その後は現状維持のために①のみ継続する場合があります。
また、それに伴い毛髪の増加量も1.5倍ほど変わると言われています。
今までの文章を読んでいただいた方は、効果も高く、副作用もフィナステリドとさほど変わらないデュタステリドの方が良いと思われたと思います。
ただし、一つだけ落とし穴があります。
それは、フィナステリドの方が半減期の期間が短いことです。
フィナステリドは、1日経つとほとんど体外に排出されて残りません。
それに対してデュタステリドは、半年間飲み続けると数ヶ月は体内に留まってしまいます。もし服用中に男性機能が低下した場合、フィナステリドは服用を中止すればすぐに回復しますが、デュタステリドの場合は服用を中止しても、回復までに数ヶ月かかることが多いのです。
そのことから、フィナステリドの方が安全性が若干高いと考えられ、まずはフィナステリドから治療をスタートすることをおすすめします。
コスパ面から一部の男性は、海外製のフィナステリドを服用しているケースが見受けられます。
出どころが定かではない偽造薬が流通していることもあって、そもそも有効成分が含まれていない可能性もあります。
服用を続けても効いてこないばかりか健康被害に遭う可能性もあり、海外通販は利用を控えるのが賢明です。
フィナステリドは毛を増やすこともありますが、あくまで「進行を止める」薬です。
フィナステリドが効いてくると、古い弱った髪が新しい健康な髪に押し出されることで一時的に抜け毛が増えることがあります。
薄毛の悪化と誤解されがちですが、なので治療経過は順調と言えます。
ここで服用を中断すると薬の効果も消えてしまうので、初期脱毛ならフィナステリドの服用は継続します。
Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」の意味です。
思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなってくる進行性の脱毛症であり、自然治癒することはありません。
薄毛を進行させるのは、ジヒドロテストステロン(DHT)という物質ですが、男性ホルモンであるテストステロンに、5α‐リダクターゼが作用してこのDHTが作られます。 多くの成人男性が悩んでいるAGAは、病院で適切な治療を受けることで、多くの方に効果が現れ、精神的な苦悩から解放される方もいらっしゃいます。
しかし、直接的な増毛作用はなく、脱毛抑制が結果的に毛量を増やす効果をもたらすと考えられています。
フィナステリドは、AGAによる脱毛の進行を抑える薬です。
いくら服用したからといって、肝心の生活スタイルが乱れていては髪は応えてくれません。
薬の効果より不摂生による脱毛が上回る可能性もあるので、並行して生活スタイルも見直す必要があります。
また、どちらも通常量以上を飲んでしまった場合は、男性機能の低下はもちろんのこと、糖尿病のリスク、脂肪肝のリスク、抑うつ状態(気分が落ち込む)というリスクも増えます。
ただし通常量を若い人が飲む限りだとそのようなリスクはほとんどありません。
ただし、プロペシアの服用を続けたからといって、AGA発症前よりも毛量が増えることはありません。 ..
男性ホルモンの効果は様々あり、筋肉量や骨密度を上げたり、造血作用や内臓脂肪の減少させたりします。また性欲や性機能を保つことや、精巣内で精子の形成を促進する効果もあります。男性として体を保つのに欠かせないホルモンですが、薄毛、ニキビなどの原因にもなります。
男性ホルモンであるテストステロンは酵素の働きによってジヒドロテストステロンという物質に代わります。実際に男性ホルモンとしての作用が強いのはジヒドロテストステロンであり、効果の差はテストステロンの10倍以上とも言われています。AGA治療薬はその変化を止める薬ですので、男性ホルモンの効果を弱め、薄毛を防止します。
ザガーロ(デュタステリド)はフィナステリドよりも2型5α‐リダクターゼを抑制する効果があるため、より多くの毛髪数の増加が認められたとする報告がありますが、その分より高価で費用がかかります。コスト面と副作用(性機能障害)を考慮し、当院ではプロペシア(フィナステリド)を治療薬として用いております(単独ではなく、外用剤も併用します【後述】)。
「フィナステリドの内服では、症状(抜け毛)の進行を止めることはできるが、毛量を増やすことはできない」という情報も見受けられますが、それは効果発現までに時間がかかることと、患者様の求める内容とのギャップにもよると考えられます。
フィナステリドの効果に満足できない場合の次の一手は?ザガーロに ..
男性の方で薄毛にお悩みの方は聞いたことがあるデュタステリドとフィナステリド。
デュタステリドとフィナステリドは男性型脱毛症(以下AGA)や前立腺肥大の治療に使用される薬で、私たちの身体に関係する重要なホルモンである男性ホルモンに関係する病気に使用されています。
抜け毛が治まらなかったらプロペシアの量を増やすべき? 2006年6月12日.
両者を併用することでより高い効果が期待できますが、複数の医薬品を服用するのは飲み合わせが心配です。そこで今回は、フィナステリドとミノキシジルの併用で得られる効果と相互作用をわかりやすく解説します。
AGA治療(プロペシア効果)|船橋市のはせがわ内科外科クリニック
また、フィナステリド錠を継続して服用した場合、98%から99%の人に男性型脱毛症の改善効果や現状維持効果が見られるという結果が得られています。なお、同様にAランクにランキングされているミノキシジルと併用することで、さらに高い発毛効果が期待できます。
【AGA治療/薄毛】デュタステリドの真実をお話しします | 美容コラム
今回の記事では、「デュタステリドの真実を暴く」というテーマで、デュタステリドとフィナステリドの違いや効果、副作用について詳しく解説していきます。
フィナステリド(プロペシアジェネリック)が効かない原因と対処法
フィナステリド錠の効果は、AGAの進行度によって異なる場合があります。この進行度については指標として、ハミルトン・ノーウッド分類が一般的に用いられています。
健康な髪を増やすには、タンパク質・ビタミン・ミネラルをバランス ..
また、フィナステリドの効果を得るには長期的な服用が必要になるので、1錠あたりが低価格なジェネリックは継続的な服用が必要な治療で多く選択されています。
【薄毛/AGA治療】フィナステリドの真実を解説します。 | 美容コラム
「フィナステリドとミノキシジルの併用はどんな効果があるの?」
「常用薬と併用できるか知りたい」
したがって、「5倍量を高齢者が服用した場合、わずかに糖尿病 ..
この1.3mgという、成分用量の多いフィナステリド錠を取り扱うクリニックも増えており、これまで以上の効果を期待できる可能性から注目が集まっています。
例えば、ミノキシジルは性欲にほとんど影響を与えないため、これが一つの選択肢になることもあります。 精液量の減少
フィナステリドが効かないパターンを治療経過ごとに分けて解説していますので、ご自身が効かなくなったタイミングではどのような対処をすれば良いか分かりやすくなっています。
また、女性の薄毛に海外で行われている最新のフィナステリドやスピロノラクトンを使った治療も導入しております。 ..
ハミルトン・ノーウッド分類のステージが低い人のほうが、全般的にフィナステリド錠服用による治療効果が現れやすいとされています。これはステージが低い人のほうが毛母細胞が多く残っているため、フィナステリド錠の治療によく反応するからです。
ハミルトン・ノーウッド分類のステージが低い人のほうが、全般的にフィナステリド錠服用による治療効果が現れやすいとされています。これはステージが低い人のほうが毛母細胞が多く残っているため、フィナステリド錠の治療によく反応するからです。
[PDF] 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬 男性型脱毛症用薬 フィナステリド錠
デュタステリドとフィナステリドの違いを説明する前に、2つの薬がどのような場所で使われるかを説明します。
2つの薬は主に男性ホルモンと関係する病気に使われる治療薬です。
男性ホルモンの中にテストステロンという代表的なホルモンがあります。
このテストステロンは筋肉質な体型やがっしりした骨格などいわゆる「男性らしさ」を構成するために重要な性ホルモンです。
テストステロン自体のパワーは実はあまり強くなく、ジヒドロテストステロンという活性型の男性ホルモンに変換されることによって強力なパワーを発揮します。
テストステロンがパワーアップするのを止める薬がデュタステリドもしくはフィナステリドです。
では、デュタステリドとフィナステリドは何が違うのでしょうか。
フィナステリドはパワーアップする経路を1個だけⅡ型の5α還元酵素というのを阻害します。
対してデュタステリドはⅠ型とⅡ型2つの経路でブロックすることができます。
ちなみに経路自体は4経路ぐらいあるのですが、そのうち2つをブロックするのがデュタステリドということです。
DHTは、髪の毛の成長期を短くし、十分に成長しない毛(軟毛)を増やす原因物質と考えられています。
反対に毛母細胞が減少している状況であり、なおかつステージが進行している状態であれば、フィナステリド錠の効果が得られづらいと感じることがあったり、あるいは実際に服用開始から効果の発現までの期間がやや長くなる可能性はあります。
フィナステリドで女性化する?男性の胸が膨らむ確率と対処法を紹介
また、ステージⅠ〜Ⅲに属する人はフィナステリド投与後5年経過しても、治療効果がかなり高いことがわかっています。
[PDF] 5α-還元酵素Ⅱ型阻害薬 男性型脱毛症用薬 フィナステリド錠
デュタステリドは4つの経路のうち2つをブロックしてくれ、フィナステリドは1つをブロックしてくれます。
この結果だけ見ると単純にデュタステリドの方が効果が高いと言えますね。
ではここからはデュタステリドとフィナステリドの効果の違いについて解説していきます。
とはいえ、実はデュタステリドとフィナステリドの効果を比較するのはナンセンスな話です。
なぜかというとデュタステリドもフィナステリドもどんどん量を増やしていけば効果が高まっていきます。そのため、どのポイントでの効果を比較するかが難しく単純比較するのは難しいと言えます。
フィナロイド+ミノキシジル通販|育毛薬(内服) | オオサカ堂
一般的によく使われるAGAに対してフィナステリドは1mgで処方されます。
対してデュタステリドは0.5mgで処方されます。
フィナステリド1mgとデュタステリド0.5mgで比較した論文をよく見てみると、デュタステリドの方が若干効果が高いという報告が多いです。
なのでAGAに対しては、デュタステリドの方が若干効果が高いと認識して頂くのが良いと言えます。
やはり経路2つをブロックするデュタステリドの方がパワフルでAGAに対しても効果が高いというのが論文を精査したところの印象です。
フィナステリドとミノキシジルの『フィナミノ育毛セット』です。 フィナロイド ..
各ステージと治療効果のピークから見てわかるように、AGA初期の場合は治療効果は高く、長く続きます。しかし、AGAのステージが進んでしまうと、すぐに治療効果のピークを迎え、フィナステリドを服用していても症状が進行してしまいます。
このことから、AGAは早期治療が大切であるといえます。