ザガーロとプロペシアには、服用して目指す治療のゴールにも差があります。 ..


この記事では、デュタステリド(ザガーロ)の副作用や服用できない人、注意点について解説します。AGA治療で服用を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。


【医師監修】デュタステリドの効果と副作用 ザガーロとの違いも解説

デュタステリドが薬の有効成分、ザガーロが名称であったのと同様にフィナステリドとプロペシアにおいてもフィナステリドが薬の有効成分、プロペシアが薬の名称として用いられています。デュタステリドとフィナステリドの違いについては以下で詳しくご説明します。

副作用を比較する国内長期投与試験では、プロペシア1mgの投与した場合、副作用の頻度が5%だったのに対し、ザガーロ0.5mgを投与した場合16,2%の副作用が報告されたといいます。
いずれも発生率はそこまで高くないものの、副作用が生じる割合はザガーロがプロペシアより高いといえます。

デュタステリドとフィナステリド、選ぶならどっち? 効果と副作用

ザガーロとプロペシアはいずれも、服用中の献血はできません。服用が禁忌とされる女性や未成年に輸血されてしまう可能性があるからです。

作用はプロペシアと同じくAGAの原因になっているDHTの生産にかかわる5α-還元酵素の作用を抑えるものですが、プロペシアが5α-還元酵素のⅡ型のみしか抑えられないのに対して、ザガーロは5α-還元酵素のⅠ型とⅡ型の両方を抑えることができるため、プロペシアよりすぐれた発毛効果を期待できることです。臨床試験においてザガーロ0.5mgはプロペシア1mgの 約1.6倍の発毛効果があると報告されています。

ザガーロ(デュタステリド)の効果と副作用 | TCB・AGA外来

プロペシアとザガーロは、使用方法と服用頻度が異なるため、ライフスタイルや服薬管理の容易さを考慮して選択することが可能です。

同じ病気の治療に使われるものの、実はこの2つの薬には大きな違いがあります。それはデュタステリド(ザガーロ)がAGAの症状を改善させるための働きを持つのに対し、フィナステリド(プロペシア)は、AGAの症状の進行を抑える働きを持つことです。もう少し詳しく説明すると、デュタステリド(ザガーロ)のほうは症状が悪化しないようにしながら薄毛の症状を改善していくシステム。フィナステリド(プロペシア)のほうは症状の進行を防ぎながら、ヘアサイクルを元に戻していくシステム。このような感じになるでしょう。

ザガーロの用量とフィナステリド(プロペシア)との効き目の違い ..

この研究では、前立腺肥大症治療で使う通常の用量のデュタステリドとフィナステリド内服により、男性ホルモンの変化と精液所見の変化をみています。この研究も健常者を対象としていますが、精子数が一時的に軽度の低下をきたしたものの、内服継続中に回復し、中止後も元の値を維持していました。一時的に低下したとしても、もとの総精子数が平均で200x106個でしたので、35%低下したとしても基準値(総精子数は39x106個以上がよい)におさまりますので問題にはなりにくいです。一方で精子運動率はどちらの薬剤でも内服中および薬剤中止後24週経過した後でも低下したままでした。治療開始前の精子運動率が平均61%から67%とこちらも良好でしたので、今回の研究で示された12%の低下が起きても基準値(精子運動率は42%以上がよい)におさまりますので、あまり問題になる変化とは言えないようです。以上から、この研究では健常者で精液所見がもともととてもよい方であれば、デュタステリドやフィナステリドを通常量内服しても精液所見が基準値を下回るような悪化は起きにくいという結論になるでしょう。
デュタステリドの添付文書でも全体として精液所見に有意な悪影響がないと記載があります。しかしながら、記載されたデュタステリド1日0.5mg投与27例中2例において、投与52週で精子数が90%低下したこと、投与中止後24週目には改善したとあります。したがって、少なくともデュタステリド(あるいはフィナステリド)内服中で精液所見に異常を認めた場合は中止を検討する必要があると考えられます。
今回ご紹介した論文では男性機能についても検討しています。勃起不全や射精障害は3から6%に発生していますが、偽薬投与群と差はありませんでした。しかしながら、5α-還元酵素阻害薬で起きた勃起不全が薬剤中止後も遷延する場合があることも報告されています(La Torre A et al., Pharmacopsychiatry 2016)。男性機能障害についてもよく理解した上での治療が必要です。
次回は、男性不妊症でフィナステリドを内服していた場合についての論文を紹介いたします。

AGA治療薬のプロペシアとザガーロは5αリダクターゼの働きを抑制させ、ジヒドロテストステロンを減少させることで効果を発揮します。どちらも1日1回服用します。ザガーロはプロペシアよりも強力で約1.6倍の発毛効果を期待できます。副作用は類似した症状ですが、頻度はザガーロの方がやや多いです。


AGA治療に欠かせないフィナステリドとデュタステリドの効果性・作用する型の違い・副作用など詳しい違いを解説いたします。

ザガーロとプロペシアの大きな違いは、成分の血中滞在時間です。献血をする場合は、血中から成分がすべてなくなるまで一度服用を中止します。その際、フィナステリドは1ヵ月間の服用中止期間を要するのに対し、ザガーロは6ヵ月以上の服用中止期間を要します。ザガーロは血中の滞在期間が長く、血液から成分をほぼなくすためには多くの時間を要します。

AGA治療薬 フィナステリドとデュタステリドの違い・半減期について

ザガーロとプロペシアの主な副作用には、性欲減退・勃起機能障害(ED)・肝機能障害・うつ・精子減少などがあげられます。ザガーロはこれに加えて、ごく稀に乳房障害・蕁麻疹が生じるケースもあります。
副作用の違いにそこまで大差はありませんが、副作用の発生率をみると、ザガーロの方が若干高い傾向です。

薄毛治療薬で有名なプロペシアと、後発のザガーロ、それぞれ効果と男性が気にされる副作用 勃起不全、射精障害、性欲減退などの出方が異なります。

さらにⅡ型5αリダクターゼに対するデュタステリドの薬理作用はフィナステリドの3倍であり、フィナステリドと比べ1.6倍の増毛効果があるとされています。

フィナステリドとデュタステリドの違い、効果の差、使い分けなどを解説しています! ..

ザガーロとプロペシアの併用は一般的ではありません。両者は同じような効果・効能があり、原則似たような作用機序がある治療薬の併用は推奨されていないからです。

ザガーロ(デュタステリド)の効果と副作用やプロペシアとの違いを解説

ザガーロとプロペシアには併用禁忌薬はいまのところなく、他の薬との飲み合わせは基本的に問題ないといえます。AGA治療では、発毛効果のあるAGA治療薬のミノキシジルとよく併用されます。

フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)の比較

デュタステリド(ザガーロ)やフィナステリド(プロペシア)などのAGA治療薬を服用する際は、副作用や併用禁忌を事前に把握しておくことが大切です。

ザガーロもフィナステリドもどちらもジヒドロテストステロンの生成を阻害するお薬で効果が実証されている有効性の高い製剤になります。 【料金】

ザガーロはAGA「男性型脱毛症」の治療薬として英グラクソ・スミスクライン株式会社(GSK)が開発した、デュタステリドという成分の飲む発毛薬です。プロペシア(フィナステリド)に次ぐ第二のAGA治療薬となります。
AGAとは成人男性によくみられる額の生え際や頭頂部の髪が薄くなる状態のことです。ザガーロの成分デュタステリドは前立腺肥大の治療薬として2009年に厚労省の承認を得ており、アボルブという薬品名で国内で使用されていますが、2015年9月に新たにAGA治療薬としての承認が下りました。 つまり、ザガーロとアボルブは名前が違いますが成分は同じデュタステリドです。 デュタステリドは前立腺肥大の治療薬として2009年からすでに15年以上も国内で使用されており、同成分のザガーロは全くの新薬ではないので安全性は高いといえます。

AGA治療薬のプロペシアとザガーロとは?効果や違いを医師が解説

5αリダクターゼはⅠ型とⅡ型で分布する場所が異なります。Ⅰ型5αリダクターゼはほぼ全身の皮脂腺に分布し、Ⅱ型5αリダクターゼは主に頭部や髭などの毛乳頭に多く存在するとされています。デュタステリドとフィナステリドの作用する範囲に大きな違いはありませんが、デュタステリドは同範囲に存在するⅡ型5αリダクターゼをより強力に阻害することで、高い効果が得られます。

AGA治療薬とは?3つの治療薬を比較表で紹介!選び方や違いも解説

この作用機序の違いにより、ザガーロはプロペシアと比較してDHT抑制効果が高いとされていますが、個人の体質や脱毛の状態によって効果の現れ方に差が生じる場合があります。

ザガーロ(デュタステリド)とプロペシア(フィナステリド)の違いは?

プロペシアの主な副作用としては、性機能関連の症状(勃起不全、性欲減退など)が報告されていますが、発現頻度は比較的低いとされています。

フィナステリド(プロペシア)とデュタステリド(ザガーロ)の違い

両薬剤とも同じ作用ですが、デュタステリドとフィナステリドでは抑えられる酵素の種類が異なります。デュタステリドは3種類の酵素の働きを阻害しますが、フィナステリドは2種類しか阻害できません。ここが両薬剤の違いとなります。(※3種の酵素のうち1種はAGAとの関連が薄いと考えられているため、デュタステリドは2種、フィナステリドは1種の酵素を阻害すると記載されることも多いです。)
単純に阻害される酵素が増えることにより、デュタステリドの方がよりDHTの産生を抑えられます。データによってはフィナステリドより1.6倍ほど本数に差が見られたものもあり、特に前頭部や頭頂部に酵素が分布しているため、その部分への抜け毛予防により効果的と言われています。

ゼオスキンヘルス取り扱い8年連続九州1位を経て、2020年に殿堂入りしました。 ..

ザガーロも同様の副作用が見られますが、加えて射精障害や乳房腫大のリスクがやや高いとされており、特に若年層の方は注意が必要です。

ザガーロ|伊藤メディカルクリニック | 落合 東中野 中井 内科 外科

AGA治療薬としてはフィナステリドが一般的ですが、AGAヘアクリニックでは患者様にまず、デュタステリドをご提案しています。デュタステリドはAGAに対してフィナステリドと同様の作用を持つAGA治療薬ですが、フィナステリドに比べ効果がより高いことがわかっているためです。

AGA治療薬の違いやその効果、治療にかかる費用について詳しく解説してい ..

日本皮膚科学会が作成したによると、デュタステリド(ザガーロ)は「男性型脱毛症の治療として服用を強く勧める=推奨度:A」とされています。

ザガーロ医薬品インタビューフォーム 2023年10月改訂(第7版)

現在フィナステリドを使用していて効果に満足していない方は、同じ服用方法で切り替えもしやすいので、デュタステリドを試してみるのはいかがでしょうか?