スーグラ、フォシーガ、ルセフィ、デベルザ、アプルウェイ、カナグル、ジャディアンス


治療薬の種類も増えています。2型糖尿病の適応では、インクレチン関連薬のDPP-4阻害薬とGLP-1受容体作動薬が09年に登場したのを皮切りに、13年には過剰な糖を尿中に排出するSGLT2阻害薬、21年にはインスリンの分泌促進と抵抗性改善の両作用を持つイメグリミン、23年にはGLP-1/GIP受容体作動薬が発売。GLP-1製剤では、従来の注射薬に加えて21年に経口薬も発売されました。


デベルザ錠、スーグラ錠、フォシーガ錠、ルセフィ錠、カナグル錠、ジャディアンス錠.

6製品が競合するSGLT2阻害薬の市場は、「フォシーガ」(アストラゼネカ/小野薬品工業)と「ジャディアンス」(日本ベーリンガーインゲルハイム/日本イーライリリー)の2強が他を大きく引き離し、トップシェアを争う構図です。いずれも慢性心不全と慢性腎臓病(CKD)への適応拡大が承認または申請中で、糖尿病以外の領域でも市場を広げています。

一方のジャディアンスは、22年の売上高が薬価ベースで448億円(前年比31.3%増)となりました。単剤ではフォシーガに水をあけられていますが、DPP-4阻害薬「トラゼンタ」との配合剤「トラディアンス」は237億円(27.8%増)を売り上げており、ジャディアンスファミリーとしては685億円(30.0%増)に達しています。成長を支えたのは糖尿病の適応で、21年11月承認の慢性心不全はこれから貢献してくると見通しています。

2型糖尿病治療薬でSGLT2阻害薬として処方される薬剤がダパグリフロジンプロピレングリコール水和物(商品名:フォシーガ)です。

心不全の適応では、ジャディアンスが22年4月、フォシーガが23年1月に添付文書を改訂し、左室駆出率を問わずに使用できるようになりました。

糖尿病治療薬の市場競合が激しくなってきました。心不全などに適応を広げるSGLT2阻害薬や、経口剤が加わったGLP-1受容体作動薬が勢いを加速。さらにGLP-1とGIPの両方に作用するインクレチン関連薬や、ミトコンドリアへの作用を介して血糖降下作用を示す新規化合物の登場など、成長市場で各社が優位性を競っています。

ジャディアンスに切り替えました。 まだジャディアンスの結果は不明です。 さて結果です。 62キロ. ↓. 58.5キロ.

SGLT2阻害薬とともに市場成長が際立つのがGLP-1受容体作動薬です。糖尿病治療薬市場全体におけるシェアは年々高まっており、リベルサスの登場がこれを加速させています。

SGLT2阻害薬というのは薬の種類名で、実際の薬物名でいきますと、院内では、ジャディアンス、フォシーガの採用があります。また、前回紹介した阻害薬の成分をミックスした、カナリア配合錠、トラディアンス配合錠も採用しています。前者は「カナグル」という名前の薬と「テネリア」という名前の薬、後者は「トラゼンタ」という名前の薬と「ジャディアンス」という名前の薬をミックスしたものです。

[PDF] 糖尿病治療薬の比較・切り替えについて 注射薬(付表 ..

今回は通院患者さんの背景疾患として増えてきました糖尿病のお薬の中で、特に心臓・腎臓の両者を守る効果も兼ね備えたSGLT2阻害薬についてのお話をしたいと思います。

糖尿病治療薬の売上高を企業別に見ると、日本ベーリンガーインゲルハイムがトップに立っているようです。ジャディアンス/トラディアンス、トラゼンタの合計売上高は昨年、薬価ベースで1044億円と大台に乗りました。ジャディアンスはCKDへの適応拡大が年内にも承認されるとみられ、心不全での処方拡大とともにさらなる成長加速の要因となりそうです。


フォシーガについて、医療機関の先生方からよく寄せられるご質問の一覧です。回答は各詳細ページをご覧ください。

投与の必要性を慎重に判断してください。
本剤では腎機能低下に伴う血中濃度の上昇が報告されています。
また、eGFRが25mL/min/1.73m2未満あるいは末期腎不全(ESRD)の患者を対象とした臨床試験は実施していません。

切り替えた糖尿病患者さんでは、血糖値や HbA1c がどの位改善する

SGLT2阻害薬のうち、フォシーガ(ダパグリフロジン)及びジャディアンス(エンパグリフロジン)については、

(1)SGLT2 阻害薬 例 ジャディアンス フォシーガ アプルウェイ カナグル.

尚、必要以上の糖は排泄しませんので、SGLT2阻害薬単独では低血糖になるリスクは非常に低いとされています。

今、期待のお薬 vol.2 SGLT2阻害剤 余分な糖を尿から捨てるお薬

<2型糖尿病>
SGLT2阻害薬など他剤からの切り替えを含めて、本剤を開始する場合には10mgからのご使用をお願いいたします。
本剤の10mgで効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら25mgに増量することが可能です。

同じく、保険適応は主に『糖尿病』ですので、ダイエット薬としては使用できません。 お薬の名前としては、

SGLT2阻害薬は前述のGLP-1受容体作動薬と並んで、所謂”やせ薬”と称されます。

[XLS] 別表Ⅱ 診療報酬明細書の「摘要」欄への記載事項等一覧(薬価基準)

<2型糖尿病>
SGLT2阻害薬など他剤からの切り替えを含めて、本剤を開始する場合には10mgからのご使用をお願いいたします。
本剤の10mgで効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら25mgに増量することが可能です。

左室駆出率の計測年月日(ジャディアンス錠10mg);(元号)yy年mm月dd ..

肥満を合併する、インスリン血糖値を下げるホルモンは潤沢に出ているが、それがうまく効いていない「インスリン抵抗性」が想定される患者さんでは優先順位第位、肥満のない、インスリンを自前で作る力がもともと体質的に弱い「インスリン分泌不全」が想定される患者さんでは優先順位は下位となっています。上述の通り、「インスリン分泌不全」タイプの患者さんでは合併症のリスクが高まるため、あまり優先して投与する薬ではないのですが、日回の内服で済む血糖降下作用の高い薬ですので、やせ型の「インスリン分泌不全」タイプの患者さんであっても、適切に他の薬と組み合わせて処方することがあります。

承認番号:22600AMX00528(フォシーガ®錠5 mg)、22600AMX00529(フォシーガ®錠10 mg).

糖尿病治療薬の市場は世界的に拡大しています。米IQVIAによると、22年は1465億ドル(約2兆1000億円)で前年比15.9%増でした。売上高上位20製品には、ノボノルディスクのGLP-1受容体作動薬「オゼンピック」が4位(79.1%増)、ジャディアンスが7位(45.3%増)、フォシーガが14位(57.6%増)と、3製品がランクインしています。

SGLT2阻害薬は心不全でも腎障害でも頼りになるマルチプレイヤー

<慢性心不全>
高度腎機能障害患者
eGFRが20mL/min/1.73㎡未満の患者では、投与の必要性を慎重に判断すること。本剤投与中にeGFRが低下することがあり、腎機能障害が悪化するおそれがある。

亜急性期では経口利尿薬への切り替えを考慮する。 Page 27

<参考>
ジャディアンス錠 電子添文 2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.3 重症感染症、手術前後、重篤な外傷のある患者
[インスリン注射による血糖管理が望まれるので本剤の投与は適さない。]

糖尿病患者の代謝調整は、感染を機に急速に悪化し、コントロールが困難になりやすいといわれているため、重症感染症時にはインスリン投与による治療が適応となる。また、手術や重篤な外傷のストレスは、副腎髄質からのアドレナリン分泌を増加し、グリコーゲン及び脂肪の分解が促進され、インスリン分泌が抑制される。さらに、視床下部からの刺激により脳下垂体前葉からACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌が生じ、副腎皮質ホルモンの分泌が増加する。これらのコルチゾールは蛋白、アミノ酸からの糖新生を促進し、高血糖を起こす方向に作用するため、手術前後や重篤な外傷のある糖尿病患者は、インスリン注射による血糖管理が適しているため、本剤を投与しない。