1日20mgから始め、治療効果をみながら40mg増量することもあります。


当院ではイソトレチノイン以外にスピロノラクトンによるホルモン治療も行っています。作用メカニズムの観点から女性のみ対象となりますのでご注意ください。スピロノラクトンは利尿薬や心不全治療薬として使われる薬剤ですが、抗アンドロゲン作用があり男性ホルモンを抑え、ニキビに対して高い有効性があることが知られています。イソトレチノインほどではありませんが、通常の保険治療よりも強力な治療効果が期待できます。また安全性が高く、イソトレチノインよりも治療費を抑えることができます。デメリットとして効果が現れるまで多少時間がかかり、中止後は再発しやすいことです。内服4カ月(早ければ1~2カ月)で徐々に効果が現れ、1年後の有効率は95%以上です。


イソトレチノインは、毛穴の開きや黒ずみにも効果が期待できます。

初期量として1日100~200mgで開始し、効果判定しながら徐々に減量します。費用を抑えつつも即効性と高い有効性を狙うなら、最初の1~2カ月間はイソトレチノインを内服し、その後はスピロノラクトン少量内服に切り替えてメンテナンスを図るという方法もあります。別の方法としてイソトレチノインを5~6ヵ月内服して寛解状態を得てから、再発予防目的にスピロノラクトンを少量で数カ月~2年程度内服するのも悪くはありません。

またイソトレチノインの内服による治療完了後も促進された角質形成や過剰な皮脂分泌のコントロールにより継続的な肌状態の改善が見込まれれ、ニキビの再発リスクの低減も期待できます。

またニキビの再発を予防するためには、イソトレチノインの積算量を計算して

体重50kgの方が1日20mg1錠内服する場合は、約10ヶ月の内服期間となります。
(6,000mg/50kg分に到達するまで300日計算となるため)

このような働きにより、イソトレチノインはニキビだけでなく毛穴の黒ずみや毛穴の詰まり、毛穴の開きなどの毛穴に関する肌悩みにも効果が期待できるのです。

イソトレチノインは様々な注意点があり、また効果も個人差があります。

イソトレチノインは重症なニキビに効果的ですが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか。

イソトレチノインの適用(どういうニキビの方に出したらいいか)に関しては、未だに「最重症のニキビ、保険治療で良くならなかったニキビの人に出すもので、簡単には出してはいけない」と仰る方もおられます。確かに昔はそうでしたが、今は世界的に見てもどんどん対象が緩和されているため、中等度ぐらいの人にも処方することが増えてきています。

以下では、イソトレチノインの治療期間と服用量について解説します。

イソトレチノインを内服する期間は、通常は5ヵ月程度です。
ただし患者さまの状態によって異なります。当院では、次のような治療期間を設けています。

重症・難治性ニキビの治療薬として使用されるイソトレチノイン。後発薬であるアクネトレントの効果や副作用の解説をします。


イソトレチノインを十分な積算量を飲んだと仮定して、ゴールをニキビが永遠に一つもできないというのに設定するのは現実的ではありません。

イソトロインは重症・難治性ニキビの治療に使用されるイソトレチノインの後発薬です。イソトロインの効果や副作用、通販(個人輸入)で購入することの危険性について解説します。

イソトレチノイン飲み終えたら、ニキビ再発する?#shorts

イソトレチノイン内服の積算量 120mg/kg以上で再発予防につながると考えられています。

イソトレチノイン40ミリ ¥29,200(1ヶ月) ;重症の方はこの量です。 ※当院では重症ニキビに次の治療もおこなっています。

イソトレチノインは、体重1kgあたりの積算量が120mg/kg以上になると再発予防につながると考えられています。

ニキビ跡のクレーター・毛穴でお悩みの方へ「花房式ニキビ跡治療」

非常に治りにくいと言われているタイプのニキビに「嚢胞性(のうほうせい)ざそう」という種類があります。海外ではこのような重症のニキビについて、イソトレチノインによる治療が推奨されています。また重症のニキビだけではなく、軽症~中等症であっても、他の治療で効果が実感できないような繰り返しできるニキビにイソトレチノインを処方することがあります。

未成年の場合は必ず法定代理人(親権者)の同意が必要ですので、受診当日の ..

ニキビの保険診療など他の治療で2ヶ月ほど治療しても改善がみられない場合には、イソトレチノインでの治療を検討する余地があります。イソトレチノインは塗り薬、飲み薬、レーザーやピーリングなどの施術を含め、効果が高い治療法のひとつです。ですが、副作用や仕様上の注意点があるため、治療の最初から内服を始めることは稀です。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

あわせて近年では
比較的低容量のイソトレチノイン(0.3~0.5mg/kg/day)
でも効果が期待できるとされており、
日本人においては欧米人と比較すると
重症の方が少ない、副作用を軽減する、
他のニキビ治療約と異なり保険適応と
ならないことなどの事情もあり、
この低容量で開始することが多いようです。

consensus4:再燃や再発を防ぎ寛解状態を保つための累積投与量は120-150mg/kgである

イソトレチノインは服用を5か月続けたときに、3~5年はニキビが作られにくくなると言われています。
肌状態に個人差はありますが、イソトレチノインをやめた後でも期待した効果を実感したい方は、まずは6か月を服用期間の目安として治療をはじめるとよいでしょう。

但し通常量(推奨容量は0.5~1.0mg/kg/day。 ..

イソトレチノインはニキビの再発を防ぐために目安となる投与量が体重から計算できます。
目安として「1kgあたりの積算量が120mg以上」になるとニキビの再発予防に効果が期待できると考えられているのです。

イソトレチノイン(アクネトレント)は、皮脂腺の退縮、抗菌作用、抗炎症作用を ..

推奨用量は0.5mg~1.0mg/kg/日ですが、多くは通常20mg錠を1日1回飲むことから始めます。体重やその後の経過によって量を調整します。通常6~8カ月ほど内服して治療を終了することが多いです。内服の総積算量が多いほど再発がしにくくなると言われています。

イソトレチノインには、以下の効果があります。

一番注意すべきなのは生理不順や不正出血が生じることがあることです。その場合、低用量ピルを併用して規則正しい生理周期に誘導することが推奨されます。当院でピル処方はしておりません。まれですが内服量が多いと排卵を抑制することもあるため、必ず服薬指導を守るようにしてください。

イソトレチノインは以下の薬剤とは併用できません。

イソトレチノインには前述の皮脂腺の活動を抑えることで皮膚の油分を減少させ、炎症を軽減する作用が期待されるほかに、皮膚のターンオーバーを促進するため、角化異常が原因となる粉瘤の改善や膿疱性疾患・毛穴のつまりにも効果があります。

イソトレチノインのニキビに対する効果

イソトレチノインは、好転反応などで一時的に悪化する場合もあるため、怖いという印象を抱く方もいますが、それは効果が出てきている状態です。

イソトレチノインの主な効果は以下のとおりです。

一方、内服するだけで症状がすぐ改善するというものではなく、継続的なフォローアップや個々の症状に合わせた内服量の調整が必要なケースも多くあることからその管理には医師の定期的なフォローアップが必要です。

【積算量の計算方法例│体重70kgの場合】

イソトレチノインには10mg・20mg・40mgの用量がありますが、高用量の方が効果がある、ということではなく効果を必要があります。

イソトレチノインは皮脂の分泌を抑制する効果があります。

イソトレチノインの治療希望の方は医師の診察が必要となりますので、まずはのご予約をお取り下さい。予約後の問診でイソトレチノイン治療を希望を選択いただくとスムーズです。診察を行い、治療が可能かを判断します。治療開始前(直近の健康診断結果あればご持参ください)には採血を行います。その後1ヵ月ごとに定期的な診察を行い、副作用がないか適宜採血します。

またイソトレチノインの効果や経過には個人差があります。

また、イソトレチノインは酒さにも効果的です。酒さは、赤ら顔や毛細血管の拡張、ニキビのようなぼつぼつが生じる皮膚疾患です。酒さでは毛細血管拡張や、鼻と頬、眉間など顔の中心部をメインに赤みが生じます。