フェキソフェナジン塩酸塩錠を朝夕服用しているんですが、市販の酔い止め飴、トラベルミンのようなものは服用してはダメですよね?
ちなみに総合感冒薬の中には抗ヒスタミン薬以外にも解熱鎮痛薬などが含まれていることがありますが、イブプロフェン(製剤例:(医療用医薬品)、(OTC医薬品))やロキソプロフェンナトリウム(製剤例:(医療用医薬品)、(OTC医薬品))などの主薬が単一の成分である解熱鎮痛薬とフェキソフェナジン塩酸塩との飲み合わせは通常であれば問題ありません。(解熱鎮痛薬においても、鎮痛成分に加えマグネシウムやアルミニウムといった制酸成分が配合されている製剤もあり、その場合には飲み合わせに注意が必要となる可能性もあります)
酔い止めのお薬には様々な種類がありますが、有名なもののひとつとして、トラベルミンがあります。 ..
ちなみに、医療用医薬品のフェキソフェナジン製剤( など)の添付文書では上記に挙げた薬剤の中で「制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)」と「エリスロマイシン」が相互作用の欄に併用注意(併用に注意すること)の薬剤として記載されています。医療機関への受診を経て処方される場合では併用注意の薬同士でもや薬の相互作用の度合いなどを考慮した上で文字通り注意しつつ併用することがあります。また、他のアレルギー用薬や抗ヒスタミン剤などの記載がないのは、医療機関へ受診して医師の判断の下、症状などを考慮して抗ヒスタミン薬などをあえて重複させて治療する場合があるなどの理由が考えられます。
薬や催眠鎮静薬は一見して抗ヒスタミン薬とあまり関係ないように思うかもしれませんが、実はこれらの薬に抗ヒスタミン薬が含まれている場合もあります。薬でその名をよく耳にする「」シリーズの製剤にはジフェンヒドラミンサリチル酸塩やd-クロルフェニラミンマレイン酸塩などの抗ヒスタミン薬が含まれている場合があります。またOTC医薬品で睡眠改善薬として販売されている「」や「」などは実は抗ヒスタミン薬であるジフェンヒドラミンサリチル酸塩の眠気を逆手にとった製剤です(詳しくは「」で紹介しています)。もちろん催眠鎮静薬(特に医療用で使われる催眠鎮静薬)は抗ヒスタミン薬を含まない薬剤の方がむしろ一般的といえますが、催眠鎮静薬自体に眠気などを誘発する作用がありますので抗ヒスタミン薬との併用により眠気を過度に助長したり、めまい、ふらつきなどの症状があらわれやすくなる可能性があり注意が必要です。
トラベルミン配合錠の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
フェキソフェナジン塩酸塩の製剤は医療用医薬品(製剤例:アレグラ®錠60mg など)の他、OTC医薬品(市販薬)としても「」や「」などという名前で発売されています。「」の添付文書には「本剤を服用している間は、次のいずれの医薬品も使用しないでください」の欄に「他のアレルギー用薬(皮ふ疾患用薬、鼻炎用を含む)、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(薬、鎮咳去痰薬、薬、催眠鎮静薬等)、制酸剤(水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤)、エリスロマイシン」とあります。これでは今ひとつハッキリしないのでもう少し詳しくみていきます。薬の飲み合わせには色々な要素などが関係してきますが、ここでは主に
ここではフェキソフェナジン塩酸塩の「薬の飲み合わせ」に関して、主にアレグラ®を例にとって解説します。(なお、本記事に登場する薬剤に関して、株式会社メドレーは特定の製薬企業やその関係団体との利害関係はありません)
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