トレチノインの長期使用については、最も長くて4年での報告ですが、。
レーザー治療ができない肝斑(かんぱん)や炎症後の色素沈着に対しても、トレチノインクリームは使用できますので、症例を限ればレーザー治療よりも適当なことがあります。
シワの改善効果がある成分には、トレチノイン以外にいくつか挙げられます。
トレチノインとは、ビタミンAの一つで、肌細胞の再生を促すことで、シミやシワ、ニキビなど多くの皮膚トラブルに対して効果的に働きかけます。
ただし、トレチノインは同じくビタミンAの一種であるレチノールと比べて効果が高い反面、副作用も認めやすい傾向にあります。
トレチノインの作用よりは弱いものの、レチノールにもシワ改善作用があります。
タイプⅡ 基底層のメラニン産生亢進は認めないが基底層メラニン沈着と,真皮メラニン沈着を認めるもの.
[例] アトピー性皮膚炎後色素沈着,リール黒皮症,摩擦黒皮症
[治療法]アトピー性皮膚炎など長期にわたる慢性炎症の後生じた炎症後色素沈着やリール黒皮症については治療は難しいとされている.われわれは次に述べるタイプⅢと同様の方法を用いて治験中である.
4.
早い効果を求めるなら、レーザーの方が適当です。レーザーではシミの原因になるメラニンに直接作用してメラニンの多い皮ふを除去しますので効果は非常に早いです。
ですので、そこまでは考えておられない方にお勧めできる治療です。即効性はありませんが、自宅で可能でありゆっくりとした効果は期待できます。
外用したところに赤みが認められます。 当院ではCDトレチノインの濃度により、
基本的に同時では行いません。ハイドロキノンはレーザー治療に必ず併用していただきますが、トレチノインクリームは赤みが生じるため、レーザーの反応が強くなる可能性があります。レーザー治療が一旦終了した後でトレチノインクリームを開始することは可能です。
タイプⅢ 基底層のメラニン産生亢進と基底層メラニンを認め,さらに真皮メラニン沈着を認めるもの(真皮メラノノサイトーシスは認めない).
[例] 真皮性肝斑,真皮性メラニンを伴う日光色素斑
[治療法]従来最も治療が難しいとされてきた色素沈着症である.真皮メラニン沈着を伴った肝斑には,まず,基底層メラニンをトレチノイン治療により除去し真皮性メラニンのみの状態にしておいてから,Qスイッチレーザーを用いて真皮性メラニンを処理する.肝斑はレーザーなどの炎症により色素沈着を生じやすいが,生じた場合はトレチノイン治療をさらに追加し対処する.
5.
トレチノイン | 富士レディースクリニック 静岡県富士市の産婦人科
A 通常、4ヶ月半が1クールです。治療中のこの間に皮膚が3回入れ替わると言われています。ハイドロキノントレチノイン療法と相性がものすごく良い人(10-15%くらいの人)は、その後継続することも可能ですが、通常はブライセルか、エンビロンシリーズに変更してメンテナンスしていただいた方が安全です。
始めの1~2週間は一番つらい時期ですが、その後お肌が薬に慣れてきて赤みやしみる感じもなくなっていきます。
トレチノイン療法は、ハイドロキノンという漂白作用のある外用剤と、トレチノイン ..
当院で治療を受ける方には専用のメールアドレスをお教えし、長くとも1日以内にはお返事しています。
特にトレチノインは分解が早いので1ケ月毎に新しいものの処方を受けてください ..
A 全く効果が無いということは無いですが、剥けたほうがわかりやすいですね。塗る量を増やすか、濃度を上げたほうがいいと思います。塗る量は大豆大ずつを混ぜていただくのが基本です。反応が出過ぎる場合は減らしてください。
効きにくい個所・・Tゾーン(高濃度を必要とすることもある)、手・足
タイプⅣ 基底層のメラニン産生亢進と基底層メラニン沈着を認め,さらに真皮内メラノサイトーシスを認めるもの.
[例] 遅発性両側性太田母斑様色素斑(ABNOM)
[治療法]Acquired bilateral nevus of Ota like macules(ABNOM)は1984年Horiら[11]により報告された色素疾患である.思春期すぎに頬部などに両側対象性に茶褐色から黒灰色の色素斑が生じる.また,レーザー治療により高率に炎症後色素沈着を生じ治療に難渋することで知られている.本疾患は真皮浅層から中層におけるメラノサイトーシスがその本体とされ,基底層色素沈着について詳しく記述した報告はない.しかし,われわれは無作為6例のABNOM患者に皮膚生検を行い全例に真皮メラノサイトーシスに加え高度の基底層メラニン沈着が存在することを確認した(図5).治療は標準プロトコールに従いトレチノイン治療を行う.十分炎症が軽快したのちQスイッチルビーレーザーを照射する.照射後2週間目より漂白剤の外用を行い.照射後4週間で炎症後色素沈着を認める場合は再びトレチノイン治療を行いその後レーザーを繰り返す.炎症後色素沈着を認めない場合はそのまま次のレーザー照射を行う.われわれはこの方法で治療を行い良好な結果を得ている.
6.
トレチノイン・ハイドロキノン | 肌のクリニック 高円寺 麹町
タイプⅠb タイプⅠaに表皮の過角化を伴うもの.
[例] 日光性色素斑(過角化を認めるもの),脂漏性角化症
[治療法]日光性色素斑でも浸潤を触れるものや皮紋が乱れているものは角質の肥厚を伴っておりトレチノイン単独の治療では治療成績が安定しない.そのため,まずQスイッチレーザーを照射してから,トレチノイン治療を行うと良い.われわれはレーザー照射後痂皮の脱落まで抗生剤軟膏外用,その後ハイドロキノンアスコルビン酸軟膏を外用し,4週間後に炎症後色素沈着の有無および色素斑の改善度の判定を行い,必要であればトレチノイン治療を行うようにしている.脂漏性角化症は炭酸ガスレーザーにより剥削治療を行う.剥削が深くなりすぎないように注意すれば炭酸ガスレーザーによる治療のみで満足のいく結果が得られることが多いが,図らずも炎症後色素沈着を認めた場合トレチノイン治療により治療が可能である.
3.
ビタミンAの大切さを痛感です。 トレチノインに強いお肌だったため、. 濃度を倍の0,1%に切替えました。
A ハイドロキノンにアレルギーがある人がいます。真っ赤にアレルギー反応が出る場合もありますが稀で、ほとんどは緩やかにモヤモヤと黒くなります。赤く反応したとしてもトレチノインの反応と区別しにくいですが、モヤモヤと黒くなったものは拡大してみるとハイドロキノンによるものか判断できます。ハイドロキノンに合わない場合は、N10セラムに変更するか、エンビロンシリーズに変更していただくことになります。過去、ハイドロキノンに合わなくなったのでエンビロンに変えていただいて黒いモヤモヤが消えていった事が何度かあります。
平素より当クリニック製品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。 この度、当クリニックの高濃度トレチノイン1.
タイプⅤ 基底層のメラニン産生亢進は認めないが,真皮内メラノサイトーシスを認めるもの.
[例] 太田母斑
[治療法]太田母斑は軽度の基底層メラニン沈着と真皮中層から深層のメラノサイトーシスを認める.Qスイッチレーザーのみによる治療が広く行われているが,1回目のレーザー照射の後にやや炎症後色素沈着が生じやすく,2回目以降の照射に比べるとレーザーの効果が低いことが指摘されている[12].これは初回のレーザー光が基底層メラニンに吸収されるため真皮内のメラニンに到達しないのが原因と考えられる.そのため,まずトレチノイン治療により基底層のメラニン沈着を除去しておいてからレーザー照射を行うとよりレーザー光が深部に到達しやすくなりレーザー照射の効率が増すと考えられる. Fig.1 Fig.2 Fig.3a Fig.3b Fig4a Fig.4b Fig.5a Fig.5b Fig.5cd
スポット利用の場合は洗顔後、化粧水や乳液で肌を整えた後に塗布します。濃度の目安は下記のとおりです。 ・顔全体の使用は1~1.5%
レチノールが、細胞の分化や増殖に関わっていることは古くから知られており、お肌に塗ると、新しい細胞が生まれて、お肌を若返らせる効果があります。
トレチノインとは トレチノインは米国では、しわ、にきびの治療医薬品として ..
トレチノインクリームですでに作られているメラニンの排出を促進し、ハイドロキノンで新たなメラニンの産生を抑制することが治療の柱となります。
トレチノインを塗るとお肌が若返る?! | まゆりなclinic名古屋栄
しかし、少しモヤモヤするのはトレチノインの刺激による一時的な色素沈着の可能性もあります。継続することで消えていき、ある時期を越えると色素沈着が出にくい肌になっていきます。継続して塗ってみたほうがいい場合もあるので、医師に御相談ください。
トレチノインは市販されている? トレチノインとハイドロキノンの併用; トレチノインの使用濃度; トレチノイン使用のサイクル; まとめ
ですから、このクリームは強力な美白剤となります。市販の美白製品では、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキスなどを配合した化粧品や医薬部外品が多数ありますが、成分の作用がハイドロキノンに比べて非常に弱い(100分の1程度)ため、市販されている濃度では実際の効果は全く期待できません。強い薬はいいことばかりではありません。特にトレチノイン治療のように角質を取る治療をしているときには、ハイドロキノンはしみるためヒリヒリすることがあります。刺激が強い場合は、このハイドロキノンを一時中止するのではなく、トレチノインの方を一時お休みしますが、必ず医師の指導をお守り下さい。
なお、松田病院皮膚科アンチエージングプロジェクトでは、比較的低濃度のトレチノインを使って治療します。
トレチノインは、皮膚科では古くから、シワ、ニキビ、シミ、毛穴の治療薬として用いられています。
これらの「しみ」には、ハイドロキノンは一定の効果を示しますが、基本的には「トレチノイン」との併用療法が推奨されています。 ..
J Soc Cosmet Chem 42: 361, 1991
10) 百澤明, 吉村浩太郎, 波利井清紀: レチノイン酸によるシミ治療 -対象疾患別の治療法の違い-, 形成外科, in press.
11) Hori Y, Kawashima M, Oohara K, et al: Acquired, bilateral nevus of Ota-like macules, J Am Acad Dermatol, 10: 961-964, 1984.
12) 関口裕子: レーザー照射後の色素沈着とその消退について.日美会報, 20: 68-76, 1998.