トリンテリックスは、どのようにして効果が認められるのでしょうか。


このためトリンテリックスで胃腸症状が認められた場合の対処法としては、


トリンテリックスは副作用がすくなく、また認知機能改善効果が報告されています。 個人的にはレクサプロと同レベルか、ややマイルドな印象です。

この原因は、トリンテリックスによるセロトニン刺激作用になります。セロトニンは脳だけでなく、胃腸にも作用してしまいます。

トリンテリックスの副作用で最も多いのは、胃腸症状になります。承認時の臨床試験では、

次回はトリンテリックスとレクサプロの話です。 名駅さこうメンタルクリニック

抗うつ剤の副作用が過敏に生じてしまう方には、トリンテリックスは非常に良い選択肢になりますが、その唯一の吐き気を軽減するために、抗精神病薬のを少量併用すると、スムーズにお薬に慣れていくことができます。

●三環系
アナフラニール/ノリトレン/トリプタノール/アモキサン/トフラニール/スルモンチール/アンプリット/プロチアデン
●四環系
テトラミド/ルジオミール/テシプール
●その他
レスリン/スルピリド

※服用においては、大前提として新規抗うつ薬より副作用が多い事は理解しておくこと。
※薬理作用は三環系抗うつ剤はSNRIと同様の作用であり、四環系抗うつ剤テトラミドはα2受容体遮断作用はNaSSA(ミルタザピン)と同じである。つまり薬理作用においては、新規抗うつ剤とかわらないと考えてもいいのかのもしれません。
※新規抗うつ剤で症状が改善しない場合は、三環系抗うつ剤が効果がある場合がある。
筆者はアナフラニールを使用するが、循環器系消化器系の副作用に注意する。便秘症状に対しては、服用早期に下剤の投与が必要な場合のあります。
テトラミドとレスリンは睡眠効果があり、不眠を伴ううつ病に使用される。スルピリドは、消化潰瘍剤として内科領域で使用されており、食欲低下を伴ううつ症状に有効な事もある。

レクサプロとトリンテリックスの、共通点、異なる点の比較についてはブログ後半に記載したので参照ください。 さて、臨床的な感想ですが、

レクサプロ/セルトラリン/パロキセチン/フルボキサミン/トリンテリックス
※トリンテリックスは2019年に発売された最新のSSRIで、セロトニンの他にドーパミン・アセチルコリン・ノルアドレナリンも増やす作用があります。

抗うつ薬の効果としてこれまでレクサプロにて割と満足していたため、今後トリンテリックスを抗うつ薬のトップバッターとするならば、

レクサプロ トリンテリックス 併用について | 医師に聞けるQ&Aサイト

レクサプロとトリンテリックスの、共通点、異なる点の比較は以下に記載しています。

トリンテリックスの効果が乏しくてレクサプロに変更し、抗うつ効果が得られるケースは少なからずある。


臨床情報 「抗うつ薬 トリンテリックスとレクサプロの比較」 ..

個人的には、成人に対する抗うつ薬の中では、レクサプロとトリンテリックスを中心に選択しています。