ジスロマックの尿道炎・子宮頸管炎以外の飲み方は以下のとおりです。
基本的にジスロマックは副作用の少ない薬です。ただし、以下の副作用が発症するケースはあります。
ジスロマックは、一部の細菌にのみ効果が認められている抗菌薬です。
薬を内服することで皮膚に発疹(薬疹)が見られることが多いですが、呼吸器や消化器、循環器、神経などさまざまな臓器に影響することもあるのでジスロマックを服用できません。
ジスロマックの服用によって持病に影響するおそれがあり、場合によっては治療にあたる主治医の判断が必要になることもあります。
これらの症状は、ジスロマックが腸内細菌に作用するために起こります。
下痢などの副作用はアジスロマイシンよりも少ないですが、1日1回を約1週間内服する必要があり、服薬管理が重要といえるでしょう。
ジスロマックの副作用として起こりやすいのが、胃腸症状です。
なかでも特に下痢が多く、下痢しやすい体質の場合は、処方時に医師に相談するとよいでしょう。整腸剤も一緒に処方されることがあります。
また、けっして多くはないものの、重大な副作用が起こることもあります。
また、効果が持続する1週間は、薬の効果を維持するために飲酒を控えましょう。
参考までに服用できない人や飲み合わせ(併用注意・併用禁忌)について次で解説していくので、該当するものがないか確認してみてください。
海外通販は、まず薬が本物かどうかもわからない危険な入手方法です。
胃腸症状の原因として、ジスロマックのような抗生物質を服用すると、悪玉菌と善玉菌の双方が減少します。
その結果腸内環境のバランスが崩れ、下痢や便秘を引き起こす原因になります。
治療効果に影響することや、人によっては服用により副作用が出やすくなることもあります。
・この薬は、感染症の原因となる細菌の増殖を阻止または殺菌する作用があります。 ・次の病気の人に処方されます。
約90%前後の確率で治癒するのでため、クラミジアの治療に使われる薬は、圧倒的にジスロマックが多いです。
ジスロマック錠250mg (アジスロマイシン水和物) 添付文書
飲み合わせに注意が必要な薬がありますので、他のお薬を服用中の方はご相談ください。飲酒によりお薬の副作用が強く出ることがありますので、お控えください。
ジスロマックの重い副作用の事例としては以下の症状があります。
ジスロマックの主な副作用を紹介します。
3745例を対象とした臨床試験では90例(2.4%)に副作用が発生しています。
ジスロマックとの併用が禁止されている薬の報告はありません。
症状は軽度なことがほとんどですが、服用から1週間前後は念のため副作用にご注意ください。
ジスロマックはドラッグストアや薬局では販売されていません。
17.1有効性及び安全性に関する試験
17.1.1進行したHIV感染者における播種性MAC症発症抑制の臨床試験(1)MAC菌血症の発症抑制
CD4100/mm3未満の患者を対象とした、2つの無作為二重盲検比較試験が行われた。試験1はアジスロマイシン(週1回1200mg)とプラセボを比較するもので、CD4平均値35/mm3の患者182例を登録した。試験2は723例の患者を無作為に、アジスロマイシン(週1回1200mg)単独投与、リファブチン(1日300mg)単独投与及び両薬の併用投与の3群に分けた。CD4の平均値は51/mm3であった。これらの試験の主要評価項目は、播種性MAC症の発症とした。その他の評価項目は、臨床症状がみられたMAC症の発現率、及び薬剤に関連した副作用による投与中止とした。試験1では、無作為に割り付けられたアジスロマイシン投与群患者85例、プラセボ投与群患者89例が試験の選択基準に適合した。6、12、18ヵ月目に集積可能であった転帰の累積発現率を次の表に示す。
--------------------------表開始--------------------------累積発現率、%:プラセボ(n=89)
MAC無発症で生存MAC発症有害事象追跡調査不能6ヵ月69.713.56.710.1
12ヵ月47.219.115.718.018ヵ月37.122.518.022.5
累積発現率、%:アジスロマイシン(n=85)MAC無発症で生存MAC発症有害事象追跡調査不能
6ヵ月84.73.59.42.412ヵ月63.58.216.511.8
18ヵ月44.711.825.917.6--------------------------表終了--------------------------
プラセボ投与群とアジスロマイシン投与群における播種性MAC症の1年間累積発現率の差(プラセボ-アジスロマイシン)は10.9%であり、統計的に有意(p=0.037)で、95%信頼区間は(0.8%、20.9%)であった。この差の解釈においては、有害事象発現患者数がほぼ同程度であり、また追跡できなかった患者数がアジスロマイシン投与群で少なかったことを考慮する必要がある。試験2では、無作為に割り付けられたリファブチン投与群患者223例、アジスロマイシン投与群患者223例及びリファブチンとアジスロマイシンの併用投与群に割り付けられた患者218例が選択基準に適合した。6、12、18ヵ月目に集積可能であった転帰の累積発現率を次の表に示す。
--------------------------表開始--------------------------累積発現率、%:リファブチン(n=223)
MAC無発症で生存MAC発症有害事象追跡調査不能6ヵ月83.47.28.11.3
12ヵ月60.115.216.18.518ヵ月40.821.524.213.5
累積発現率、%:アジスロマイシン(n=223)MAC無発症で生存MAC発症有害事象追跡調査不能
6ヵ月85.23.65.85.412ヵ月65.57.616.110.8
18ヵ月45.312.123.818.8累積発現率、%:アジスロマイシン/リファブチン(n=218)
MAC無発症で生存MAC発症有害事象追跡調査不能6ヵ月89.41.85.53.2
12ヵ月71.62.815.110.618ヵ月49.16.429.415.1
--------------------------表終了--------------------------1年間の累積発現率を比較すると、アジスロマイシンの単独療法はリファブチンと少なくとも同程度に有効である。
リファブチン投与群とアジスロマイシン投与群における1年間の累積発現率の差(リファブチン-アジスロマイシン)は7.6%であり、統計的に有意(p=0.022)で、多重性により調整した95%信頼区間は(0.9%、14.3%)であった。また、アジスロマイシン/リファブチン併用療法は、リファブチン単独よりも有効であった。リファブチン単独療法とアジスロマイシン/リファブチン併用療法における1年間の累積発現率の差(リファブチン-アジスロマイシン/リファブチン)は12.5%であり、統計的に有意(p<0.001)で、多重性により調整した95%信頼区間は(6.6%、18.4%)であった。この差の解釈においては、有害事象発現患者数が3群ともにほぼ同程度であり、また追跡できなかった患者数がリファブチン単独投与群で少なかったことを考慮する必要がある。(2)播種性MAC症の臨床症状
無作為に割り付けられたアジスロマイシン単独投与群又はリファブチンとアジスロマイシンの併用投与群の患者において、菌血症の発現率の低下に伴い、発熱又は寝汗、体重減少及び貧血などの播種性MAC症の徴候と症状の発現頻度が減少した。(3)薬剤に関連した有害事象による投与中止
試験1においては、薬剤に関連した有害事象による投与中止は、アジスロマイシン投与患者では8.2%、プラセボ投与患者では2.3%であった(p=0.121)。また、試験2では、アジスロマイシンとリファブチンの併用投与群(22.7%)の方が、アジスロマイシン単独投与群(13.5%、p=0.026)又はリファブチン単独投与群(15.9%、p=0.209)よりも投与中止例は多かった。17.1.2進行したHIV感染者における播種性MAC症治療の臨床試験
(1)MAC菌血症の治療播種性MAC症患者に対し二重盲検比較試験が行われた。この治験では播種性MAC症に罹患した246名のHIV感染者に対しアジスロマイシン錠250mg1日1回(n=65)、又はアジスロマイシン錠600mg1日1回(n=91)又は、クラリスロマイシン錠500mg1日2回(n=90)のいずれかを投与し、それぞれにエタンブトール錠15mg/kg1日1回を併用し、24週間投与した。12週時までは、3週ごとに培養と臨床所見の観察を行い、その後24週までは1ヵ月毎に実施した。24週目以後は治験責任医師の判断で一般療法に切り替え、最終追跡調査まで3ヵ月毎に追跡調査した。患者追跡調査は観察期間訪問から3.7年間(中央値:9ヵ月)行った。治療中あるいは治療後に検出されたMAC分離株は可能な限り入手した。
主要エンドポイントは24週目の菌消失とした。血液培養で2回連続したMAC陰性(培養未実施は除く)を菌消失の定義とした。解析はMACに対する投与前の培養が陽性であった全ての患者を対象とした。12週目の中間解析において、アジスロマイシン250mg群はクラリスロマイシン500mg1日2回投与群と比較し、明らかに菌血症に対する効果が低かったため、中止することとした。
アジスロマイシン600mg1日1回及びクラリスロマイシン500mg1日2回投与時の結果を次表に示す。アジスロマイシン600mg1日1回又はクラリスロマイシン500mg1日2回をエタンブトールと併用した患者の治療効果
--------------------------表開始--------------------------アジスロマイシンクラリスロマイシン差に対する95.1%CIa)
投与前培養陽性の症例数6857-24週目---
菌消失率46%(31/68)56%(32/57)[-28、7]死亡率24%(16/68)26%(15/57)[-18、13]
a)(アジスロマイシン-クラリスロマイシン)の差に対する[中間解析実施のため調整した95.1%信頼区間]--------------------------表終了--------------------------
24週目の主要エンドポイントである血液培養による菌消失率(2回連続した培養陰性)は、アジスロマイシン600mg1日1回投与群がクラリスロマイシン500mg1日2回投与群より低い値を示した。(2)投与前のコロニー数別菌消失率
両投与群において、24週目の菌消失率は、投与前のMACコロニー数の増加にともない減少した。--------------------------表開始--------------------------
アジスロマイシン(n=68)クラリスロマイシン(n=57)投与前のMACコロニー数24週目の菌消失率(%)24週目の菌消失率(%)
≦10cfu/mL66.7%(10/15)70.6%(12/17)11-100cfu/mL46.4%(13/28)68.4%(13/19)
101-1,000cfu/mL36.8%(7/19)38.5%(5/13)1,001-10,000cfu/mL20.0%(1/5)20.0%(1/5)
>10,000cfu/mL0.0%(0/1)33.3%(1/3)--------------------------表終了--------------------------
ジスロマックの副作用について以下で詳しく紹介します。
ジスロマックの服用にあたって、併用注意に指定されている薬は次のとおりです。
次に該当する人はジスロマックを服用できません。
クラミジア・トラコマチスという細菌が原因のため、治療は抗生物質の内服がメインです。抗生物質とは、細菌の作用を弱くしたり壊したりする薬で、クラミジアには作用を抑えるものが処方されます。
ジスロマックを通販で入手するのは、以下の理由から危険です。
いずれも放置しておくと、命にかかわる副作用と言えるでしょう。重い副作用が出た場合、早急に医療機関を受診してください。
ジスロマックは、医師の確認が必要な服用上の注意点があります。
気持ち悪い、吐き気、食欲がない、出血が止まりにくい等の症状が現れることがあります。飲み合わせに注意が必要な薬がありますので、他のお薬を服用中の方はご相談ください。飲酒によりお薬の副作用が強く出ることがありますので、お控えください。