ジスロマックは、一部の細菌にのみ効果が認められている抗菌薬です。
歯周内科という言葉通り、内科的アプローチ(抗生剤)によって歯周病に関係する細菌にアプローチして改善することを目的としています。主に中等度〜重度の歯周病に効果を発揮するため、歯周病が進行して歯のグラつきや強い口臭、咀嚼障害があるかたに適した治療です。
また、歯周病が中々治らないとお悩みの方の助けにもなるでしょう。
これらの症状は、ジスロマックが腸内細菌に作用するために起こります。
この症状が起こるのは、飲み始めに多いようです。ただ、2?3日目には改善することがほとんどです。内科などで処方される他の抗生物質と同じだと思って下さい。過剰に心配をされる方もいますが、そうなると風邪薬も飲めなくなってしまいますね。
結論から申し上げますと、抗生物質は休眠細菌意外への効果を期待することができますが、投与期間が過ぎてしまえばまた元通りの状態に戻ってしまいますので、一時的な効果は期待できても、完治させる効果は残念ながらありません。
したがって、継続的なメンテナンスによって歯周病予防を行いましょう。
皆様がご存知なのは歯周内科かもしれませんが、歯科ではフルマウスディスインフェクション(FMD)という臨床現場で長く使われている治療法です。歯周病専門医でも用いられる方法ですから、ご安心ください。
ジスロマックSRは2009年承認され 2g1回投与で1週間効果が持続します。飲み忘れも無く良いと思いますクラビットは100mg1日3回投与が標準でしたが、2009年500mg1回投与が認められました。新しい方法ですので様子をみているところです。まだ処方したことはありません
カビというのは、バクテリア(細菌)と違って、抗生物質が効かないんですよ。
ただ、タバコを吸う方は服用期間に限っては禁煙をお願いしています。なぜなら、効果が半減してしまうからです。ただ、タバコは歯肉の血流を悪くし、歯周病を進行させたり、治りにくくさせてしまうので、できれば服用期間が終わっても、禁煙された方が良いと患者様にはお伝えしています。
とはいえ、抗生物質飲んでいるのにどうして治らないの?内科にいって風邪を治すのに使っているでしょ?と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、もう少し詳しくお話していきましょう。
②その他の副作用(神経障害など)は他の薬剤とあまり変わりません。
つまり、細菌を駆逐することはできないので、抗生物質(ジスロマック/アジスロマイシン)だけでは歯周病は改善することができません。物理的なアプローチでプラーク(バイオフィルム)を除去する意外に方法はありません。
抗生物質(ジスロマック)を飲めば歯周病が治ると書いてある記事には、必ずと言ってよいほど「除菌・殺菌」と書いてあります。
大阪市東住吉区|歯科|歯医者 入れ歯 矢田歯科医院 「歯周病予防」
歯茎から出血していたり、膿が出ていたり、歯茎が腫れたりして、「もしかして歯周病かも・・・」と思っていても、すぐに歯科医院に行く人はあまりいません。「面倒くさい」「忙しい」「痛い治療をされそう」など理由は様々ですが、そんなとき、多くの方が考えるのが「市販の薬で治らないかな?」ということでしょう。
ドラッグストア・薬局などで販売されている市販薬を試してみる方もいると思いますが、果たして市販の薬で歯周病を治すことはできるのでしょうか?
歯周病に抗生物質(ジスロマック/アジスロマイシン)は効くのか?
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用11.1.1.ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明):呼吸困難、喘鳴、血管浮腫等を起こすことがある(また、アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから、これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意すること)〔8.2参照〕。
11.1.2.中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、急性汎発性発疹性膿疱症(頻度不明):異常が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと(これらの副作用はアジスロマイシンの投与中又は投与終了後1週間以内に発現しているので、投与終了後も注意し、また、アジスロマイシンは組織内半減期が長いことから、これらの副作用の治療中止後に再発する可能性があるので注意すること)〔8.3参照〕。11.1.3.薬剤性過敏症症候群(頻度不明):初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある(なお、ヒトヘルペスウイルス6再活性化(HHV-6再活性化)等のウイルス再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること)。
11.1.4.肝炎(頻度不明)、肝機能障害(頻度不明)、黄疸(頻度不明)、肝不全(頻度不明)。11.1.5.急性腎障害(頻度不明):乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.6.偽膜性大腸炎(頻度不明)、出血性大腸炎(頻度不明):偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢、血便等があらわれた場合にはただちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。11.1.7.間質性肺炎(頻度不明)、好酸球性肺炎(頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、好酸球性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.8.QT延長(頻度不明)、心室性頻脈(Torsadedepointesを含む)(頻度不明):QT延長等の心疾患のある患者には特に注意すること〔9.1.2参照〕。11.1.9.白血球減少(頻度不明)、顆粒球減少(頻度不明)、血小板減少(頻度不明)〔9.7.2参照〕。
11.1.10.横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。11.2.その他の副作用
1).皮膚:(0.1~1%未満*)発疹、蕁麻疹、皮膚そう痒症、(0.1%未満*)アトピー性皮膚炎増悪、(頻度不明)光線過敏性反応、紅斑、皮膚水疱、皮膚剥離、多形紅斑、寝汗、多汗症、皮膚乾燥、皮膚変色、脱毛。2).血液:(1%以上*)好酸球数増加、(0.1~1%未満*)※白血球数減少、(0.1%未満*)血小板数増加、好塩基球数増加、※顆粒球数減少、プロトロンビン時間延長、血小板数減少、(頻度不明)貧血、リンパ球数減少、ヘモグロビン減少、白血球数増加。
3).血管障害:(0.1~1%未満*)血栓性静脈炎、(頻度不明)潮紅。4).循環器:(頻度不明)血圧低下、動悸、血圧上昇。
5).肝臓:(1%以上*)ALT増加、(0.1~1%未満*)AST増加、ALP増加、γ-GTP増加、LDH増加、肝機能検査異常、(0.1%未満*)血中ビリルビン増加。6).腎臓:(0.1%未満*)BUN増加、尿中蛋白陽性、(頻度不明)クレアチニン増加、腎臓痛、排尿困難、尿潜血陽性、頻尿。
7).消化器:(1%以上*)※※下痢、(0.1~1%未満*)腹痛、悪心、嘔吐、腹部不快感、腹部膨満、(0.1%未満*)便秘、口内炎、消化不良、食欲不振、鼓腸放屁、口唇のあれ、黒毛舌、舌炎、舌苔、腹鳴、(頻度不明)舌変色、口のしびれ感・舌のしびれ感、おくび、胃炎、口内乾燥、唾液増加、膵炎、アフタ性口内炎、口腔内不快感、消化管障害、口唇炎。8).精神・神経系:(0.1%未満*)頭痛、めまい、灼熱感、傾眠、味覚異常、感覚鈍麻、不眠症、(頻度不明)失神、痙攣、振戦、※※※激越、嗅覚異常、無嗅覚、神経過敏、不安、錯感覚、攻撃性。
9).感染症:(0.1~1%未満*)カンジダ症、(0.1%未満*)胃腸炎、(頻度不明)真菌感染、咽頭炎、皮膚感染、肺炎、β溶血性レンサ球菌感染、膣炎。10).眼:(頻度不明)結膜炎、眼瞼浮腫、霧視、ぶどう膜炎、眼痛、視力障害。
11).筋骨格系:(頻度不明)筋肉痛、関節痛、頚部痛、背部痛、四肢痛、関節腫脹。12).呼吸器:(0.1%未満*)咳嗽、呼吸困難、嗄声、(頻度不明)鼻出血、アレルギー性鼻炎、くしゃみ、ラ音、気管障害、低音性連続性ラ音、鼻部障害、鼻閉、鼻漏、羊鳴性気管支音、痰貯留。
13).耳:(頻度不明)耳痛、難聴、耳鳴、聴力低下、耳障害。14).生殖器:(0.1%未満*)卵巣嚢腫、(頻度不明)精巣痛、不正子宮出血。
15).代謝:(0.1%未満*)血中カリウム減少、血中カリウム増加、(頻度不明)脱水、血中重炭酸塩減少、低カリウム血症。16).注入部位:(0.1~1%未満*)疼痛、(0.1%未満*)血管外漏出、紅斑。
17).その他:(0.1%未満*)発熱、口渇、気分不良、倦怠感、浮遊感、(頻度不明)胸痛、無力症、浮腫、低体温、不整脈、咽喉頭異物感、局所腫脹、粘膜異常感覚、疼痛、疲労。*)250mg錠、カプセル、細粒の承認時の臨床試験と市販後の使用成績調査及び注射剤の承認時の臨床試験を合わせた発現頻度。
※)〔9.7.2参照〕。※※)〔9.7.3参照〕。
※※※)〔9.7.4参照〕。
[PDF] 歯周病患者における抗菌薬適正使用のガイドライン 2020
ですので、歯科衛生士がお伝えした歯磨き方法で、丁寧に優しく磨いてあげて下さい。歯周病の原因のひとつであるカビが除去され、さらに改善が進みます。
歯周病は薬を服用することで治るものでしょうか? | 五反田の歯医者
実際に、「歯周病に効果がある」と謳っている市販薬はたくさんあります。うがい薬や歯磨き粉、抗生物質や薬草入りの塗布薬まで種類も様々です。このような市販薬に頼りたくなる気持ちは分かりますが、結論から言えば、一時的に症状が和らぐことはあっても、歯周病が治ることはありません。
そこでPMTCにより、歯と歯の間や、歯と歯茎の境目から、バイフィルムをクリーニングすることができます。 内科的歯周病治療で使う薬
副作用の出やすさには個人差もありますが、下痢が起こりやすく、アルコールによってさらにお腹を下してしまう可能性があります。
抗生物質など、飲みやすく安全性の認められたものを服用していただきます。 当院がこの治療を取り入れた理由
たとえば、「抗生物質で歯周病菌を殺菌する」という考え方がありますが、この考え方にも無理があります。簡単に理由を説明しましょう。
ジスロマック錠250mgの効果・効能・副作用 | 薬剤情報 | HOKUTO
治療と治療の合間に起こる可能性がある、歯周病に関係する細菌からの感染を防止することが目的です。一般的な保険診療で行われる歯周病の治療は上下の顎で4分割して治療を行います。右下の1/4治療したら次の予約で左下の1/4というように進んでいくので、その間に治療していない部分から再感染してしまうことが懸念されます。
歯肉炎や軽度歯周炎など、歯科衛生士によるバイオフィルム・歯石除去と正しいセルフケアのみで改善する場合は問題ありませんが、中等度(重度より)〜重度歯周病になると感染リスクが高くなります。そこで抗生剤を服用し、歯周病に関係する細菌からの感染リスクをコントロールすることで、より短期に歯周病を治癒へ導くことが可能となります。
【武蔵小金井の歯医者】市販薬で歯周病が完治しないのはなぜなのか?
ジスロマックSRは10%以上に下痢軟便があります。初日2日目にありその後軽快します
フロモックスは時間依存型です。つまり最小発育阻止濃度(MIC)超えた時間が長いほうが良く効きます。投与回数を増やしたほうが良く効くくすりです。最小発育阻止濃度(MIC)を少し越したあたりの時間が長くなるわけですので、耐性菌ができ安いタイプの薬といえます
耐性菌をつくらないため感染症には十分な期間 予防投薬にはきわめて短期間 抗菌薬を使用したほうが良いという考えもあります。中途半端な濃度と期間で投与するのは良くありません、その点ジスロマックの1週間分投与は良いと思っています