男性であればホルモン療法が適応外なのでイソトレチノイン療法を考慮。 ..


イソトレチノインを内服すると、最初の1ヶ月は約3割の患者さんに、一過性にニキビの増悪が認められます。 悪化がひどい場合は、早めに用量を増やしたり、炎症を鎮めるお薬を処方いたします。


※当院では難治性ニキビに対するイソトレチノイン内服やニキビ跡(ニキビ痕)の ..

イソトレチノインが初めて認可された1983年当時は副作用のチェックのために定期的な血液検査が推奨されていました。現在においても欧州ガイドラインでは治療前、1ヵ月後、3ヵ月後の採血、米国ガイドラインでも脂質異常と肝機能障害のチェックが推奨されています。しかし、副作用の頻度は実際には低いことがあきらかとなってきており、毎月の血液検査までは不要であると報告されました(文献1)。さらに2022年、アメリカとイギリスの研究チームは125本の研究論文をレビューした結果、報告された有害事象は非常にまれであり、健康な若年者ではイソトレチノイン経口投与時の臨床検査モニタリングは不要であると結論づけました(文献2)。副作用チェック目的の採血が有益であることを支持するエビデンスはないとしています。ただし、論文の最後に「この考え方は修正が必要になる可能性はある」と述べています。

治療5ヶ月後には、新しいニキビはほぼでなくなりました。EGホワイトローションとEGホワイトクリームによるスキンケアとピーリングをイソトレチノイン治療と併せて行ったことで、強い赤みを帯びたニキビ跡は、薄くピンク色に変わり目立たなくなっています。

思春期や生理周期、ストレスによってホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンの影響 ..

イソトレチノインは欧米では古くから難治性の重症ニキビに対して使われてきました。

・女性型乳房、乳房痛・腫れ、生理不順、
無月経、性欲減退、多毛、閉経後に性器出血、
声が低音化

注:男性はこの治療を受けられません。男性の重症ニキビにはイソトレチノイン治療をお勧めします。 治療の流れ

イソトレチノインの添付文書を見ると数多くの副作用の可能性があげられています。その中で最も注意すべきことは、流産のリスク上昇や胎児への催奇形性があることです。献血ができないのも妊婦に輸血されるリスクがあるためです。添付文書には内服中および内服後1ヵ月間避妊することと記載されていますが、実際には安全性のマージンを取って内服後6ヵ月間空けるよう推奨している施設が多いようです。その他、頻度が高い副作用としては皮膚や口唇および目・口・粘膜の乾燥です。特に口唇の乾燥はほぼ100%近く現れるため、プロペト(ワセリン)などの保湿剤をあらかじめ準備しておきましょう。

重症・難治性ニキビ治療:イソトレチノインについて
「イソトレチノイン」は、国内において医薬品医療機器等法上の承認を得ていません。

■入手経路等
国内の医薬品卸業者より購入しています。
■国内の承認薬品等の有無
国内にて承認されている同効の機器・医薬品等はありません。
■諸外国における安全性などに係る情報
米国FDAで承認されています。

ホルモンバランスの乱れ(思春期や生理前、更年期、過労、ストレス、暴飲 ..

①重症/難治性ニキビがうつ症状を増悪させるという報告があり、イソトレチノイン内服治療によりうつ症状が改善する可能性がある

予防のために、定期的に血液検査を
受けるようにしましょう。
そのほか、性ホルモン関係の副作用が
ときどきみられます。

乳房痛や生理不順を起こしたりします。
生理不順がおこることがあるため、
低用量ピルを併用します。



【重い副作用】 *頻度は稀です。


※当院では、上記に該当する場合にイソトレチノイン治療をご提案しております。

海外の研究では思春期の重症ニキビはメンタルに悪影響を及ぼし、生活の質を著しく低下させ、自殺念慮を引き起こす頻度が男性で3倍以上、女性で2倍以上になると報告されました(文献2)。しかし、近年のメタ解析ではイソトレチノイン内服治療によってうつ症状が著明に改善され、うつ病のリスク増加と関連しないことが示されました(文献3)。また、台湾においてイソトレチノイン内服治療患者29,943名を調査したところ、治療期間が長期に及んだり投与量が多くなっても、精神障害を起こすリスクは上昇しなかったと報告されました(文献4)。同じアジア人での研究結果は重要な意味を持つと考えられます。

ニキビ治療 (イソトレチノイン)– Acne Treatment Isotretinoin

さらに2023年の最新の世界的なコホート研究でも自殺やうつ病のリスクを上昇させないことが報告されました(文献5)。この研究ではイソトレチノイン内服群と抗生剤内服群とを比較し、カプランマイヤー曲線を用いてイソトレチノインを内服した方が自殺率が低くなることが証明されました。ただし、この論文にはいくつかの批判もあります。例えば両群の患者背景(特に精神疾患の重症度)が異なることや観察期間が長すぎるなどバイアスがあると指摘されています(文献6)。これに対してKridinらは、重症ニキビ患者はもともと精神疾患を抱えるリスクが高く、むしろイソトレチノインの安全性を過小評価していると反論しています。また2024年の最新のメタ解析でもイソトレチノインは自殺や精神疾患のリスクを高めることはなく、むしろ治療後2~4年で自殺企図のリスクが低くなると結論づけられています(文献7)。

イソトレチノインとは、ビタミンAに似たレチノイドと呼ばれるグループに属する ..

個人差はありますが、イソトレチノイン治療後もニキビが再発することはあります。
ただ、適切に治療を続けることで、着実にニキビは改善されていきます。難治性ニキビや繰り返しできるニキビは、簡単には治らない症状です。しっかりとニキビを治していくためは、焦らず治療を続けていくことが大切です。

ホルモン治療薬(スピロノラクトン) | 錦糸町皮膚科内科クリニック

1982年~2000年までの間にイソトレチノイン内服治療を受けた患者で431例のうつ病、自殺/自殺企図/自殺念慮があったことを米国FDAが報告しました(文献1)。このうち実際の自殺者は37名(男性31名、女性6名)、年齢の中央値17歳で若い男性に多かったことが報告されています。米国FDAは警告を発し、1998年より添付文書に精神疾患がある場合は慎重に投与すべきと記載されるようになりました。しかし、イソトレチノイン内服治療と精神疾患との因果関係は不明な点が多く、今日まで多くの論争があります。

そのニキビはホルモンバランスが原因かも?改善方法や整え方も解説

診察・処方を受けた後は、薬が自宅などに直接配送されるため、クリニックに通う必要がなく、特に忙しい人や医療機関に行きにくい人、地方や遠方でなかなか近くにイソトレチノインを処方してもらえ病院がない方にとって、オンライン診療は便利な診察方法と言えるでしょう。

尋常性ざ瘡(にきび)|富士見台駅前皮ふ科|富士見台駅南口徒歩30秒

2ヶ月前から炎症がどんどん強くなり、硬結嚢腫が多発するようになったため、近医では手に負えなくなり、大学病院を紹介されました。しかし、大学病院でも近医と同様の保険治療が行われ、2ヶ月間で変化が認められず、ご両親が当院へ転院を希望し、受診されました。

イソトレチノインもご用意していますので診察で判断いたします。 ..

次の通り、イソトレチノインとの併用によって副作用が強くなるか、予期しない健康リスクを引き起こす場合があるので注意しましょう。

イソトレチノインはニキビ治療の切り札とも言える薬で、アメリカでは35 ..

加えて、イソトレチノインの治療が効かない場合は、美容皮膚科や美容外科での施術治療(レーザー治療やケミカルピーリングなど)を併用することで効果が得られる場合もあります。

これらは年齢やホルモンバランス、ストレスや疲労などの生活スタイル ..

*男性はホルモン治療の適応がないため、
イソトレチノイン療法を選択頂きます。

また、20代から30代の方でも、ホルモンバランスやストレスなどが原因で、大人にきびができます。 ..

イソトレチノインを使用する際には、他の薬や治療法との併用に注意が必要です。

ホルモンバランスを整えることで、一時的な改善だけでなく、長期的な肌質 ..

*作用機序も異なりますし、後述する
スピロノラクトンによる生理不順や
無月経が起こり得るため、
低用量ピルとの併用で使用いたします。

重症ニキビ・ホルモン治療は足立区五反野駅から徒歩1分の大山皮膚科

ニキビ外用薬などとは違って、イソトレチノインは内服型の治療薬のため、時間を要することを事前に確認しておきましょう。

女性の場合は、ホルモンバランスの乱れが過剰分泌の原因となることもあります ..

可能であれば、1クール16~20週間内服を続けていただくことを推奨しています。イソトレチノインは、内服をやめても改善効果が続くことがほとんどですが、ニキビが再発するようなら、症状を診ながら再度内服を行います。

難治性ニキビの患者さんの場合でも、治療を繰り返すことで、ニキビが気にならない状態へと改善されます。

イソトレチノインを服用中と服用後6ヶ月は献血をしないでください。献血された ..

ニキビは単に皮膚の問題だけではありません。ホルモンバランスや免疫など体の内側の問題のほうが大きな原因となります。レーザーや光治療、ピーリング、塗り薬などの外面からのアプローチでは、新しく出てくるニキビを防ぐ効果は乏しいと言えます。