これがイチ押し、アメリカン・ドラマ 第71回 “COBRA KAI”(『コブラ会』) ..


人気シリーズが待望のシーズン5へ!さらなる勢力拡大を目論み新生コブラ会を率いるテリー。窮地に陥ったダニエルとジョニーは旧友に助けを求めることにする。


Netflix『コブラ会』完結編となるシーズン6は2024年内に配信 メイキング写真が公開

『ベスト・キッド』新作映画にはラルフ・マッチオ&ジャッキー・チェンのほか、「アメリカン・ボーン・チャイニーズ 僕らの西遊記」(2023)のベン・ウォン、(2019-)のミンナ・ウェン、「クルーエル・サマー」(2021-2023)のセイディー・スタンリーらが出演。監督は「このサイテーな世界の終わり」(2017-2019)のジョナサン・エントウィッスル、脚本は『ピーターラビット』(2018)のロブ・リーバーが務める。

アイーシャ()
科学オタクで肥満体型から学校でイジメられている少女。親友だったサマンサが学校のクイーンズ集団と付き合うようになり疎遠に。「コブラ会」でイジメに負けない精神力を手にした。サマンサとも仲直りするが、ミヤギ道空手を習う彼女とは時として渡り合うことになる。

映画『ベスト・キッド』シリーズの続編として、Netflixで配信されているドラマ「コブラ会」が、シーズン6で完結することが決定した。

来たる『ベスト・キッド』イヤーを先行するのは、Netflixにて配信される「コブラ会」シーズン6。全3部構成で、パート1が2024年7月18日、パート2が11月28日より、パート3は2025年に配信予定だ。また、『ベスト・キッド』新作映画は2025年5月30日の米国公開予定で、「コブラ会」シーズン6のパート3とどちらが先になるのかは現時点で判明していない。

オジサン俳優2人は、50歳を超えてもう一花咲かせた!
ウィリアム・ザブカは映画デビュー作でジョニー・ロレンス役を引き当て、『ベスト・キッド2』(1986)にも出演したが、その後は鳴かず飛ばず。わずかに‘80年代の傑作ドラマ”The Equalizer”(デンゼル・ワシントン主演『イコライザー』の原作)で、主人公ロバート・マッコールの息子を演じたくらいだ。現在54歳だがいい年の取り方をしていてカッコよく、本作の成功はザブカの魅力に負う部分が多い。

「コブラ会」シーズン6パート1、予告編が公開 3部構成の完結編

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サマンサ()
ダニエルの娘。本来は真面目な少女だが、母親に学校のクイーンとして君臨する“ハイセンス”な友人と付き合うように求められ、トラブルを起こしてしまうことも。子供のころはダニエルから空手の教えを受けていた。いじめから救ってくれたミゲルと交際するが、弟弟子となるロビーとの距離も近づき、二人の間で揺れ動く。

1984年の映画「ベスト・キッド」の34年後を描いたドラマシリーズ「コブラ会」。ベスト・キッドで因縁の対決をしたダニエルとジョニー。

「殴り合う前に話をすれば、そのトラブル避けられたのでは?」と思うほど子どもたちがあまりに喧嘩っ早く、また仁義を欠いた裏切りを連発することに定評のある「コブラ会」。情緒の不安定な子どもたちのなかでも物語を動かすきっかけとなるミゲルは比較的落ち着いたいい子だが、恋愛にはだらしない一面もあり、それが原因で激動の日々を送ってきた。

いじめられっ子のミゲルはコブラ会1人目の生徒となると、いじめっ子のカイラー(ジョー・セオ)を撃退し、彼と揉めていたサムの心を射止め、すっかり薔薇色のスクールライフを送ることに。しかし初めての彼女に入れ込みすぎて、酒の勢いでサムが親しげにするロビーに突っかかり、サムには愛想を尽かされてしまう。

「コブラ会」のショーランナーを務めるジョシュ・ヒールドは、米にて、「コブラ会」と『ベスト・キッド』新作映画に直接的なつながりはないことを明言した。自身を含む「コブラ会」の製作メンバーは、『ベスト・キッド』の最新作には関与していないという(編注:このインタビューは「コブラ会」シーズン6の撮影中に実施された)。


2210回 来年2025年完結!ドラマ『コブラ会』ファイナルシーズン

2024年7月からの1年間は、空前の『ベスト・キッド』イヤーだ。では大人気ドラマ「コブラ会」(2018-)の完結編となるシーズン6が順次配信され、2025年夏には映画版『ベスト・キッド』シリーズの最新作も公開される。

『ベスト・キッド』続編ドラマ「コブラ会」シーズン6で完結(動画)

ジョニーと出会ったことで、空手の才能を開花させていく「コブラ会」の一員。母親と祖母と暮らす心優しい青年だが、己の力に溺れそうなることも。ジョニーとは父子のような友情で結ばれている。ダニエルの娘サマンサと付き合うが、……。

ファイナルシーズンとなるNetflixドラマ『コブラ会』シーズン6は2024年内配信.

“Cobra Kai”は、負け犬ジョニーの34年後の人生を笑いと感動で描く『ベスト・キッド』の続編ドラマ。
『ベスト・キッド』未経験の人も楽しめる、宝物のように心に残る作品なのだ!

80年代映画「ベスト・キッド」続編が最強のワケ Netflix移籍後も人気の「コブラ会」を読み解く ..

映画「ベスト・キッド」の30年後の出来事を描く「Cobra Kai」の設定やキャストが公開。

コブラ会シーズン4(ドラマ) | えいがのすすめ season2

「コブラ会」の一つの魅力が、ジョニーとダニエルの下に集まる弟子たちのドラマ。個性豊かな新世代のキャラクターたちを紹介します。

ネタバレ「コブラ会」シーズン1全話あらすじ・キャスト・感想・予告動画

シーズン2からは、憎っくき「コブラ会」の創設者クリース役のまで出演。反発しながらも、前向きに道場を再興するジョニーとダニエルの間に新たな火種をまき、シーズン3に向けてドラマを引っ掻き回していくことになります。さらに、故が演じたミヤギさんの名前や思い出の場所がニクい演出で登場。回想シーンには映画版の映像が使用されているため、あの頃の思い出がよみがえります。

巨匠スティーブン・スピルバーグが手がけた名作映画をミュージカルとして再映画化した感動作。 「コブラ会: シーズン6: パート2」

そんなミゲルのライバルとなるのが、ジョニーの息子ロビーだ。親の離婚後、酒浸りの母のもとで荒れた生活を送っていた不良のロビーは、ミゲルを子どものようにかわいがるジョニーへの復讐のためにダニエルに接近。そこで人間として接してくれるダニエルにほだされ、彼の家に居候しながら空手を学んでいく。

大会では惜しくもミゲルに敗れたものの、父親譲りのセンスで力をつけていくロビーだったが、学校での騒動の際にミゲルを階段から突き落としてしまい行方不明に。その後「自首すれば罪が軽くなる」と説得するダニエルが呼んだ警察に捕まると、この一件でダニエルとミゲルのリハビリに付きっきりのジョニーに失望。さらに少年院出所後、親しげにするミゲルとサムを目の当たりにし、クリーズの支配するコブラ会の一員になってしまう。

ベストキッドシリーズ続編がドラマに!Kobrakai(コブラ会)とは?

あの『ベスト・キッド』の後日譚がドラマになった!!!
まず、本稿末尾の動画<今月のおまけ>を観て欲しい。‘84年の大ヒット作『ベスト・キッド』からのクリップで、冒頭と最後のシーンで戦っているのがダニエルとジョニー。ブロンドのイケメンが悪役のジョニーだ。

ネタバレ「コブラ会」シーズン2全話あらすじ・キャスト・感想・予告動画

数多くのキャラクターにスポットが当てられる「コブラ会」だが、そのなかで主人公となるのが『ベスト・キッド』(84)でダニエルのことをいじめていた悪役のジョニー。34年前の空手大会決勝でダニエルに負けたことで人生が狂ったジョニーは酒に溺れる惨めな生活を送っていた。そんなある日、不良グループにいじめられている近所の少年ミゲルを助けたところ、空手を教えてほしいと頼まれ、空手道場「コブラ会」を復活させることになる。

いじめられっ子のミゲルが空手と出会ったことで自信をつけていく負け犬の逆転劇や、子どもたちの恋愛模様といった『ベスト・キッド』でおなじみの要素はもちろん、憎きコブラ会の復活を懸念し、ミヤギ道空手を再興させ対抗してくるダニエルをはじめとする過去の因縁が絡み合いながらストーリーは進んでいく。

コブラ会日本語の予告編 (シーズン 6) Netflix コメディ, ヒューマンドラマ ..

テレビドラマ『コブラ会(原題:Cobra Kai)』に続き、1984年のアクション映画『ベスト・キッド(原題:The Karate Kid)』の2作目のスピンオフは、今秋発売のビデオゲームだ。

Netflixドラマ『コブラ会』シーズン1 映画版に負け ..

かつての主人公ダニエルも「コブラ会」の復活に対して、自らミヤギ流道場を再開してコブラ会つぶしに乗り出しますが、空手に熱中するあまり本業がおろそかになり、家庭内に微妙な空気が流れ出します。さらに、見込みをがあると空手を道に誘った新入社員のロビーは、実はジョニーの息子。やがドラマは、永遠のライバル同士の代理戦争の様相を見せていきます。

コブラ会のシーズン1のあらすじ、見どころ、キャストなど、考察を交えながら紹介しています。Netflixで大ヒット中!

映画やドラマの悪役たちにもそれぞれ人生があり、幸せや挫折を経験するもの。道を誤った人間に、果たして再起のチャンスは与えられるのか。単純な善悪でははかれない人間ドラマが「コブラ会」の魅力のひとつです。

【映画】“ベスト・キッド”の30年後を描くドラマ『コブラ会』は懐かしすぎる! ..

ダニエル役のラルフ・マッチオは58歳、『ベスト・キッド』3部作で一世を風靡したものの、『いとこのビニー』(1992)が最後のヒット作だった。最近は”The Deuce”に準レギュラーの腐敗警官役で出演し、意外に渋い味を出していた。


とにもかくにも、このオジサン俳優2人は50歳を超えてもう一花咲かせたのだ!

コブラ会のキャスト: Netflix のヒット シリーズの俳優

全てが最高だった80年代で時が止まっているジョニーは、好きな音楽も映画も当時のまま。ポリティカル・コレクトネスなど知るよしもなく、弟子の見た目をバカにするのも当たり前。時代遅れの指導で「先に打て 強く打て 情け無用」の流儀を叩き込みますが、そんな彼を変えていくのが、一番弟子であるミゲルの存在。心根は優しい彼の成長を見守るうちに、自らもかつて”負け犬”であったことを思い出したジョニーは、弟子たちに「コブラのように脱皮しろ! 負け犬でもオタクでも変人でもいい、重要なのはカッコいいかどうかだ!」と伝え、自らの「コブラ会」のあり方を模索していくことになります。

「ベスト・キッド」の続編ドラマ「コブラ会」の予告動画が公開!!

9月9日よりNetflixにてシーズン5が配信されたばかりの人気ドラマ「コブラ会」。本作は80年代に大ヒットした「ベスト・キッド」シリーズの主人公ダニエル・ラルーソー(ラルフ・マッチオ)とライバルのジョニー・ロレンス(ウィリアム・ザブカ)のその後を同キャストで描き、因縁の大会から30年以上が経ち大人になった2人が空手の指導者として再び火花を散らすという1作だ。

ここ数年、ヒット作の続編やリブート、スピンオフが大量に作られ、一つの金脈コンテンツとなっているなか、オリジナルの人気に肖った懐古趣味な作品になることもしばしば…。しかし「コブラ会」は、単なるオールドファンに向けただけの作品ではなく、むしろ過去の映画シリーズの価値すら昇華させるような1作となっている。シリーズも終わりに近づき盛り上がりを見せているいま、改めてその魅力を紹介していきたい。