ジェニナックなどがありますが、いずれもキプレスと併用できる薬剤です。
・クラビット、ジェニナックなど(ニューキノロン系抗菌剤)のほとんど
:動物実験で幼若動物に関節異常が認められたことから、小児(医薬品の年齢区分では「15歳未満」)は禁忌。トスフロキサシン(オゼックス)に限り小児適応あり。
メシル酸ガレノキサシン水和物(ジェニナック)は、呼吸器感染症を治療するための抗菌薬です。 2024年12月16日
18.1作用機序
本剤は細菌のDNAジャイレース及びトポイソメラーゼIVを阻害し、殺菌的に作用する。一方、真核細胞由来のトポイソメラーゼIIに対する阻害作用は弱く、細菌由来のII型トポイソメラーゼを選択的に阻害した。18.2抗菌作用
グラム陽性菌、グラム陰性菌及び非定型菌に対し、幅広い抗菌スペクトルを示し、ブドウ球菌属(MRSAを含む)、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス(β‐ラクタマーゼ産生菌を含む)、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、インフルエンザ菌(BLNARを含む)、レジオネラ・ニューモフィラ、肺炎クラミジア(クラミジア・ニューモニエ)、肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)に対して強い抗菌活性を示した。特に、呼吸器感染症の原因菌であるペニシリン耐性肺炎球菌、多剤耐性肺炎球菌を含む肺炎球菌に対して、強い抗菌活性を示した。[5.1参照]
口腔用ステロイド製剤(商品名:アフタッチ、アフターシール他)が処方されます。
口腔粘膜に貼り付ける錠剤やシールを歯科用貼付剤と呼びます。口内炎などによる潰瘍面を保護します。歯科用貼付剤を貼り付ける粘膜部位はしっかりと清掃してから貼付することが大切です。
メシル酸ガレノキサシン水和物(ジェニナック) – 呼吸器治療薬
ジェニナックとクラビットは、日常診療でもよく処方される薬です。
クラビットは、膀胱炎、肺炎、腸炎など多くの病気で使用されています。
ジェニナックは、クラビットが効かない呼吸器疾患にも有効のため、耐性菌の発生を考えると最後の砦のような薬です。
どちらの薬剤も心臓、脳に対する副作用を持ち、腎機能低下の患者さんに投薬するときや相互作用に注意を払う必要があります。同じ分類の薬剤であっても、それぞれの特徴を比較しながら注意すべき点に留意して服薬指導に活かしましょう。
歯科用貼付剤:シール状のフィルムを口内炎の潰瘍面の上に貼り付けます
単純性ヘルペスによるウィルス性口内炎にはアシクロビル軟膏(商品名ゾビラックス軟膏他)を塗布します。
この系統の薬剤は、特定の感染症に対して高い効果を示すことが知られています。 クラリスロマイシン ..
飲み合わせについては、それぞれに注意点が異なります。特に電解質成分との相互作用に注意が必要で、クラビットはMg、Alを含む薬、ジェニナックはMg、Al、Ca、Fe、Znを含む薬と同時に飲むと、効果が弱くなってしまいます。そのため、クラビット服用後は1~2時間あけて、ジェニナック服用後は2時間以上あけてから、これらの薬を服用するように指導しましょう。
17.1有効性及び安全性に関する試験
17.1.1国内及び海外の第II相、第III相臨床試験(1)疾患別有効率
呼吸器感染症及び耳鼻咽喉科領域感染症患者を対象とした、1日1回400mg投与による国内及び海外の第II相、第III相臨床試験(二重盲検比較試験を含む)における疾患別の有効率は次表のとおりであった。--------------------------表開始--------------------------
疾患名国内海外(参考)有効例数/有効性評価対象例数有効率注4)(%)有効例数/有効性評価対象例数有効率注5)(%)
咽頭・喉頭炎17/2085.0-注6)-注6)扁桃炎注1)20/2195.2
急性気管支炎注2)21/2295.5肺炎細菌性肺炎227/23497.0467/50692.3
マイコプラズマ肺炎22/2210053/5498.1クラミジア肺炎12/1392.379/8395.2
レジオネラ肺炎0-6/875.0慢性呼吸器病変の二次感染注3)139/15888.0699/80486.9
中耳炎41/4787.2-注6)-注6)副鼻腔炎23/2592.0831/91191.2
注1)扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む。注2)クラミジア急性気管支炎1例を含む。
注3)国内:慢性気管支炎、びまん性汎細気管支炎、気管支拡張症、気管支喘息、肺気腫、陳旧性肺結核、肺線維症等海外:慢性気管支炎注4)投与終了時の評価
注5)投与終了7日後の評価注6)本疾患を対象とした臨床試験は実施していない。
--------------------------表終了--------------------------(2)菌種別菌消失率
国内及び海外の第II相、第III相臨床試験(呼吸器感染症及び耳鼻咽喉科領域感染症を対象)より収集された、各菌種の菌消失率は次表のとおりであった。本剤の適応菌種に含まれるブドウ球菌属のMRSAについては国内で66.7%(2/3)、海外で87.5%(14/16)、ペニシリン耐性肺炎球菌については国内で100%(27/27)、海外で85.7%(12/14)、多剤耐性肺炎球菌については国内で100%(81/81)、海外で91.4%(32/35)、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリスのβ‐ラクタマーゼ産生菌については国内で100%(29/29)、海外で93.3%(125/134)、インフルエンザ菌のBLNARについては国内で100%(49/49)であった。[5.1参照]--------------------------表開始--------------------------
菌種・菌属国内海外(参考)消失株数/菌消失率評価株数菌消失率注7)(%)消失株数/菌消失率評価株数菌消失率注8)(%)
ブドウ球菌属53/5694.6226/24791.5MRSA2/366.714/1687.5
レンサ球菌属20/2010084/9588.4肺炎球菌122/122100304/32294.4
ペニシリン耐性肺炎球菌27/2710012/1485.7多剤耐性肺炎球菌注9)81/8110032/3591.4
モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス32/32100140/15093.3β‐ラクタマーゼ産生菌29/29100125/13493.3
大腸菌0/0-40/4588.9クレブシエラ属9/1181.861/6791.0
エンテロバクター属2/210035/3794.6インフルエンザ菌111/11299.1234/24994.0
BLNAR49/49100--肺炎マイコプラズマ(マイコプラズマ・ニューモニエ)8/81000/0-
注7)投与終了時の菌消失率注8)投与終了7日後の菌消失率
注9)多剤耐性肺炎球菌:キノロン耐性(レボフロキサシン:MIC≧8μg/mL)、β‐ラクタム耐性(セフロキシム:MIC≧2μg/mL)、マクロライド耐性(エリスロマイシン:MIC≧1μg/mL)、テトラサイクリン耐性(MIC≧8μg/mL)、トリメトプリム/スルファメトキサゾール耐性(MIC≧4/76μg/mL)のうち2剤以上に耐性--------------------------表終了--------------------------
抗生剤(抗菌剤)の適正使用 (後編) | みうら小児科クリニック
どちらも心臓に対する副作用としてQT延長を引き起こし、致死性の不整脈である心室性不整脈を引き起こすリスクがあることも留意すべき点です。不整脈の患者さんに投与された場合には、不整脈発作の頻度や感染症の状態を加味して、必要であれば疑義照会を行いましょう。もし、服用中に動悸や頻脈などの自覚症状があれば、相談するように伝えておくとよいでしょう。
歯科では、消炎鎮痛剤を処方されることが多いです。消炎鎮痛剤で多く認められる副作用は食道、胃腸障害、腎障害です。副作用は、用量(薬剤を服用する量)及び投与期間が多くなると副作用が認められる頻度が高くなります。すでに、腰痛などで消炎鎮痛剤を服用している方は、必ず主治医に伝えてください。同じような消炎鎮痛剤が重複することで副作用が出現する率は高くなります。痛みが激しいために、短時間で消炎鎮痛剤を何回も服用すると用量が増えてしまうために、副作用の出現率は高くなります。食道、胃腸障害を少なくするためには、決められた用量で、食後に多めの水で服用することが大事です。腎障害の患者さんは、消炎鎮痛剤により腎障害を悪化させることがありますので主治医に伝えるとともに、服薬後に浮腫(むくみ)などの症状が認められた際は服薬を中止して下さい。
B.2 肺炎 Hospital acquired pneumonia
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.重大な副作用11.1.1.ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):呼吸困難、血圧低下、浮腫、発赤等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔8.2参照〕。
11.1.2.中毒性表皮壊死融解症(ToxicEpidermalNecrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)。11.1.3.徐脈、洞停止、房室ブロック(いずれも頻度不明):初期症状として、嘔気、めまい、失神等があらわれることがある。
11.1.4.QT延長、心室頻拍(TorsadedePointesを含む)、心室細動(いずれも頻度不明)〔9.1.2参照〕。11.1.5.劇症肝炎、肝機能障害(いずれも頻度不明):劇症肝炎、著しいAST上昇、著しいALT上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがある。
11.1.6.低血糖(頻度不明):高齢者、糖尿病患者であらわれやすい〔9.1.3参照〕。11.1.7.高血糖(頻度不明)〔9.1.3参照〕。
11.1.8.偽膜性大腸炎(クロストリジウム性大腸炎)(0.5%未満):偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。11.1.9.汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)。
11.1.10.横紋筋融解症(頻度不明):筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれることがある。11.1.11.幻覚、せん妄等の精神症状(頻度不明)。
11.1.12.痙攣(頻度不明)〔9.1.1参照〕。11.1.13.間質性肺炎、好酸球性肺炎(いずれも頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、好酸球性肺炎等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.14.重症筋無力症悪化(頻度不明)〔9.1.5参照〕。11.1.15.急性腎障害、間質性腎炎(いずれも頻度不明):急性腎障害、間質性腎炎等の重篤な腎障害があらわれることがある。
11.1.16.大動脈瘤、大動脈解離(いずれも頻度不明)〔8.4、9.1.6参照〕。11.1.17.末梢神経障害(頻度不明):しびれ、筋力低下、痛み等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.18.アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害(頻度不明):腱周辺の痛み、浮腫、発赤等の症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔9.8.1参照〕。11.1.19.血管炎(頻度不明)。
11.2.その他の副作用1).過敏症:(1%以上)発疹、(0.5%未満)湿疹、紅斑、皮膚炎、そう痒症、潮紅、眼瞼浮腫、アレルギー性結膜炎、眼そう痒症、(頻度不明)光線過敏症。
2).肝臓:(1%以上)AST増加、ALT増加、γ-GTP増加、血中ALP増加、血中LDH増加、ビリルビン増加、(0.5%未満)尿中ウロビリン陽性。3).腎臓:(1%以上)尿中蛋白陽性、(0.5~1%未満)血中クレアチニン増加、尿中ブドウ糖陽性、(0.5%未満)頻尿、BUN増加、尿中白血球陽性、尿中赤血球陽性、尿円柱、(頻度不明)着色尿。
4).消化器:(1%以上)下痢、軟便、便秘、血中アミラーゼ増加、(0.5~1%未満)悪心、嘔吐、腹痛、食欲不振、腹部膨満、口渇、舌炎、口唇炎、(0.5%未満)胃部不快感・腹部不快感、消化不良、異常便、口内炎、舌苔。5).血液:(1%以上)好酸球数増加、白血球数減少、リンパ球形態異常、(0.5~1%未満)血小板数増加、ヘモグロビン減少、好中球数減少、(0.5%未満)赤血球数減少、ヘマトクリット減少、血小板数減少、リンパ球数増加、リンパ球数減少、単球数増加。
6).代謝異常:(1%以上)血中カリウム増加、血中ブドウ糖増加、血中ブドウ糖減少、(0.5%未満)血中塩化物減少、血中カリウム減少、血中ナトリウム減少。7).循環器:(0.5~1%未満)血圧低下、心電図QT延長、(0.5%未満)徐脈、心不全、心房細動、洞性不整脈、心室性二段脈、動悸、胸部不快感、胸痛、血圧上昇、心電図異常P波、心電図ST-T変化。
8).精神神経系:(1%以上)頭痛、(0.5~1%未満)傾眠、不眠症、浮動性めまい、(0.5%未満)しびれ、(頻度不明)振戦。9).筋・骨格:(0.5~1%未満)背部痛、(0.5%未満)関節痛、筋痛、筋痙攣、足底筋膜炎。
10).呼吸器:(0.5%未満)喘息、血痰、鼻出血、鼻閉、鼻道刺激感、咽喉頭疼痛、気胸、鼻漏、上気道炎症、鼻咽頭炎、咽喉頭炎。11).その他:(1%以上)血中CK増加、CRP増加、寒冷凝集素陽性、(0.5~1%未満)味覚障害、(0.5%未満)倦怠感、熱感、異常感、結膜出血、眼痛、眼充血、色覚異常、単純ヘルペス、(頻度不明)発熱、悪寒。
[PDF] 【4】Q&A 腎機能に応じた抗菌薬の投与量について
服薬指導には共通した注意事項があります。ジェニナックとクラビットはどちらも脳内に移行する薬として、中枢神経系副作用である意識障害、めまいが起こる可能性があるとされています。処方された患者さんには、車の運転、機械の操作に注意を促す必要があるでしょう。また、けいれんを誘発する可能性があるので、けいれん発作経験者やてんかん患者さんには誘発の危険性を説明しなければいけません。
クラリス錠 200mg クラリスロマイシン 1 日 400mg
・胃腸炎
:カンピロバクター、サルモネラ菌などが原因。前者はクラリスロマイシン、後者はホスホマイシンが効くが、「抗菌剤適正使用」の点から「軽症には抗菌剤不要」とされている。
クラリス)、ニューキノロン(フルオロキノロンとも言います)系(14.7%:クラビット・ジェニナック)と言う結果でした。 ..
ジェニナックは、腎排泄・肝臓代謝型薬剤です。服用後24時間で34%が尿中未変化体として排出され、投与7日後までに尿中から41.8%、便中から45.8%排泄されます。腎臓からの排泄は少ないものの、高度腎障害がある場合は薬の量を減らすことが推奨されています。
レスピラトリーキノロン薬を用いる。 ▷一手目:ジェニナック®200mg錠(ガレノキサシン)1回2錠 1日1回 ..
鼻腔で吸った空気が副鼻腔に入り、保湿・保温された上で、体内に入ります。つまり、空気の環境調整をする臓器です。そのため、常に外部の病原体に曝されます。
[PDF] 【金属含有薬剤と相互作用を起こすおそれのある薬剤】
メシル酸ガレノキサシン水和物は、グラム陽性菌からグラム陰性菌まで幅広い細菌に対して効果を示します。とりわけ、呼吸器感染症の原因菌として重要な肺炎球菌やインフルエンザ菌に対して強い抗菌活性を持ちます。
マイシン、ジスロマック、アジスロマイシン、ジョサマイシン、ジョサマイ、アセチルスピラマイシンなど ..
副鼻腔で病原体が繁殖し、大量の鼻水(膿が混ざると黄色い鼻水になります)として、鼻から垂れ流れてくる状態を副鼻腔炎と呼びます。
併用が第一選択になります。 顎骨を含む口腔は、抗菌薬の移行が良く ..
組織移行性以外にも、薬の排泄、代謝に関して違いが見られます。
クラビットは、主に腎臓から排泄される薬です。服用後24時間で服用した薬のうち約80%が尿中未変化体として排泄されます。腎臓から排泄される特徴を活かして、腎盂腎炎や膀胱炎に高い効果を発揮します。一方で、中等度腎障害から薬の量や間隔を調整する必要があります。