フェキソフェナジン(アレグラ®:生後6ヶ月以上); オロパタジン ..
こどもに処方される咳止めとしては、チペピジン(アスベリン®)があります。実際に小児科外来でもよく処方されますし、私も処方することがあります。しかしながら、チペピジンが小児の咳止めとして有効であるというエビデンスは実際にはあまりありません。自然にかぜが治ったのか、薬によって咳が軽快したのかを区別する研究デザインは立てにくいのがあります。ただ、チペピジン自体も副作用がないわけではなく、例えばおしっこが赤くなるとか食欲が落ちるといったことはしばしば診療で経験されます。
かぜをひくと、鼻汁が出るわけですが、抗ヒスタミン薬(レボセチジリン®、フェキソフェナジン ..
理論上は、インバースアゴニスト作用の強い抗ヒスタミン薬を花粉症の初期治療で用いれば、いざ花粉が飛散してヒスタミンが遊離されても、不活性型のヒスタミン受容体が多いわけですので、ヒスタミンが大量にあっても反応せず、結果としてアレルギー反応が軽くてすむわけです。
キプレスチュアブル錠・キプレス細粒の甘みは人工甘味料によるものです。虫歯の原因となる砂糖は使われていません。
通常の食後の歯磨きをしっかりしておけば、就寝前にキプレスチュアブル錠あるいは細粒を服用させても虫歯になる可能性はほとんどないとされていますので、ご安心ください。
モンテルカストは、以下の薬との組み合わせが悪いとされています。 薬
抗ヒスタミン薬の代表的な副作用が眠気や集中力低下です。上述した脳内のヒスタミン受容体占有率が高いほうが眠気が出る傾向が強いです。また逆に効果も占有率が高いほうが強い傾向にあると思います。
舌下免疫療法は、スギやダニを原料とするエキスから作られた薬で、少量から服用することによって体を慣らし、アレルギーによる症状を和らげる治療です。アレルギー症状の有無に関わらず毎日長期間(3~5年間)にわたり継続して服用する必要がありますが、薬を飲まなくても良いほどの症状の改善が期待出来ます。鼻症状が強く、ステロイドを内服しないといけないような難治性のアレルギー性鼻炎や、喘息に合併する場合などで特におすすめしたい治療です。副作用としては、口の中の腫れ,かゆみ,不快感,異常感、唇の腫れ,喉の刺激感や不快感、耳のかゆみなどが内服開始後1~2か月以内に起こることがあります。重大な副作用としてはアナフィラキシーショックが挙げられますが、舌下免疫療法では非常に稀(100万人に1人)です。初回投与は院内で行い、30分観察を行います。治療にあたっては、アレルゲン検査が必要となりますので、ご希望の方は医師と相談ください。
鼻症状に働きかける抗ヒスタミン薬などの成分は、市販の鼻炎薬だけでなく、ほとんどの風邪薬にも配合されています。
1歳以上6歳未満の小児の気管支喘息に、4mg(1包)を1日1回就寝前に投与します。
味はわずかに甘く、口の中ですぐに溶けるため、幼いお子さまでも飲みやすくなっています。ただし、光に不安定なので、開封後直ちに(15分以内に)服用させてください。
6歳以上の小児の気管支喘息に、5mgを1日1回就寝前に投与します。服用の際には、錠剤をなめて溶かす・あるいはかみ砕いて服用するようにお子さまに伝えてください。
なお、キプレスチュアブル錠にはチェリー風の味がついています。