が挙げられます。レクサプロは、他の抗うつ剤と比較すると多いといわれています。


④エスシタロプラム(レクサプロ):
セロトニンに対する選択性が高い。
脳内移行が強い→末梢性の副作用が少ない。
「アロステリック作用」により、作用部位であるセロトニン・トランスポーターに長時間結合(結合半減期130時間)→効果が強く持続し、離脱症状が出にくい。
初回投与量のまま増量不要。
女性に対する有効率がセルトラリンに次いで高いとのデータがあります。
ヨーロッパではうつ病以外に全ての不安障害の適応(スウェーデンでは月経前不快気分障害(PMDD)にも適応)となっています。


それ以外に、なかなか相談しづらいために我慢されている方が多い副作用が、

レクサプロの副作用で最も多いのは、胃腸症状になります。承認時の臨床試験では、

7.2 肝機能障害患者、高齢者、遺伝的にCYP2C19の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)では、本剤の血中濃度が上昇し、QT延長等の副作用が発現しやすいおそれがあるため、10mgを上限とすることが望ましい。また、投与に際しては患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること。[8.7、9.1.1、9.1.2、9.3、9.8、11.1.4、16.1.1、16.1.2、16.5、16.6.2-16.6.4参照]

ですから、セロトニンが過剰に作用してしまって、副作用となるのです。

アメリカにおける大規模試験STAR*Dではにも登ることが明らかになっていますし、もしまだレクサプロを試してないようであればぜひ一度服用してみても良いかもしれませんね。

(4)SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)(ミルナシプラン(トレドミン)、デュロキセチン(サインバルタ))、イフェクサーSR(ベンラファキシン) 三環系抗うつ薬と同等な抗うつ作用を持つ。
SSRIに比べると、効果発現が少し速く、1週間以内に効果がみられ、2週間後は効果が少しずつ高まってくると言われます。
三環系抗うつ薬のような抗コリン性の副作用や、心毒性、鎮静作用が少ない。
ノルアドレナリン特有の副作用→排尿障害、頻脈、血圧上昇

昔の抗うつ剤と比べると明らかに副作用は少なく、使いやすいお薬になります。

7.2 肝機能障害患者、高齢者、遺伝的にCYP2C19の活性が欠損していることが判明している患者(Poor Metabolizer)では、本剤の血中濃度が上昇し、QT延長等の副作用が発現しやすいおそれがあるため、10mgを上限とすることが望ましい。また、投与に際しては患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること。[8.7、9.1.1、9.1.2、9.3、9.8、11.1.4、16.1.1、16.1.2、16.5、16.6.2-16.6.4参照]

ちなみに、レクサプロには突然死以外にも一応死亡リスクがあるので最後にこちらを紹介します。

デプロメールの副作用について、他の抗うつ剤と比較してみましょう。

脅すような内容が続きましたが、結局レクサプロが数あるSSRI/SNRIの中でもトップクラスの有効性と安全性を誇る優秀な薬であることに変わりはありません。

デプロメールの副作用として最も多いのは、下痢や吐き気といった胃腸障害です。その他にも様々な副作用が生じることがありますが、多少であれば服用を続けるうちになれることが多いです。


デプロメールの副作用が認められた場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

レクサプロの分類されるSSRIは、飲み始めの数カ月は痩せる方向に行くことが多く、その後は太りやすい傾向にあることが報告されています。

お薬承認時と発売後のフォローアップ調査でのデプロメールの副作用頻度は、

ということで、風邪薬を飲むときに死亡リスク(0%ではありません)を考える方がいないのと同じように、レクサプロ服用時の突然死リスクも基本的に気にするほどのものではありません。

そうはいっても、といわれています。性機能障害のうちでもレクサプロで多いのは、

うつ病の治療に最も重要なことは、ご本人と周囲の人が病気を理解し、十分な休養をとることです。それは簡単なことのようですが、実際には病前性格が責任感の強い性格であったりすると周囲がいくら休めといっても本人が休むことを拒否する場合があります。また経済的な理由や、介護など家族関係の理由から本人が実際に休息をとることが難しい場合もあります。当院では、まず病気についての説明を患者さんとご家族に行い、ご本人が休息をとるためにどのような環境づくりをしていくかを共に考え、アドバイスいたします。症状の重篤さに応じ、医師が診断書を記載して休職(休学)をしていただく場合もあります。治療期間は非常に治療が上手くいった場合でも最低6〜8週間は必要です。(患者さんが復帰を急がれる場合は、患者さんの意向を尊重して対応をしていきますが、病状を鑑みてあまりにも無謀であればお止めする場合があります。)職場(学校)復帰に際しては、ご本人の同意が得られれば職場の健康管理医や人事担当者(子どもの場合は学校教員)と相談して、可能な限り馴らしのステップを踏めるように調整します。経済的な問題や、家族関係の問題を抱えていらっしゃる場合には、本人のみならず家族に対し、医師、精神保健福祉士より様々な医療・福祉サービスの活用を提案いたします。

むしろこれが、デプロメールの副作用による不眠として報告されることがあります。

ではこれがどのくらいの頻度で発生するのかと言うと…実は心電図異常自体が確率1%未満の非常にまれな副作用です。で国内臨床試験でも確認されていません。

※抗うつ剤についての副作用を比較したい方は、『』をお読みください。

ラットにおける実験の致死量は500mg/kgとなっていて、これを単純に人間に当てはめてみるととなりとても現実的な量ではありません。

レクサプロは、効果と副作用のバランスのよさに定評のある抗うつ剤です。

海外における事例では1,000mgを超える過量投与(OD)で死亡例が報告されてはいますが、基本的には抗うつ剤で死ぬことはできずレクサプロは気持ち悪くなり嘔吐するだけです。

これは眠気やふらつきなどの副作用が生じる可能性があるためです。

レクサプロは服用により心臓に疾患がない方でも心電図異常(QT時間延長)による突然死を引き起こすことがわかっていて、これは薬の説明書(インタビューフォーム)にも

レクサプロ錠10mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)

生活習慣で改善ができる部分もあれば、副作用を和らげるお薬を使っていくこともあります。

薬の大量摂取 オーバードーズに走る女性たち 死のうと思って…

生活習慣で改善ができる部分もあれば、副作用を和らげるお薬を使っていくこともあります。

過量服薬による致死性の高い精神科治療薬(引地和歌子) | 2016年

レクサプロの副作用として、数字にあらわれている以上に多いのが性機能障害です。

【精神科医が解説】フルボキサミン(デプロメール)の効果と副作用

セロトニンのみに作用し、抗うつ作用はやや弱く、本格的なうつには効果不十分ですが、うつ病以外の適応症(強迫性障害、パニック障害、社会不安障害)があります。適応外ですが、摂食障害、PTSDなど(アメリカでは適応)にも使用されます。
三環系抗うつ薬のような抗コリン性の副作用や、心毒性、鎮静作用が少ない。
嘔気、悪心などの消化器症状(服用中に消失することが多い)、眠気、めまい、ふらつき、性機能障害。
急に止めると「フワフワ」「ビリビリ」といった退薬症状が見られます(特にパロキセチン(パキシル))。
血中濃度半減期は、エスシタロプラム>>セルトラリン>パロキセチン>フルボキサミンの順に長く、最高血中濃度到達時間はいずれも5時間以上→夕食後投与で翌朝に眠気等の持ち越しがある場合は、服用時刻を夕から昼にずらす事により、日中の副作用を回避できます。
セロトニン症候群(SS)に注意!

[PDF] レクサプロ錠 10mg、20mg に係る医薬品リスク管理計画書

なかなか相談しにくい副作用であるがゆえに、困っていても表に出てこない副作用です。

[PDF] エスシタロプラム OD 錠 10mg/20mg「トーワ」

といわれています。パートナーとの関係性にも影響するため、軽視できない副作用です。

15.2.1 ラット反復投与毒性試験において、本剤投与後に、心毒性(心筋炎に基づくうっ血性心

レクサプロはSSRIと呼ばれる第3世代抗うつ薬の中でも、過去の抗うつ剤にはないメリットを多くもつ薬で

量、十分期間使用します。初期に限っては抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)を併用し ..

<薬物療法の実際>
うつ病の治療指針は絶対的なものではないので「アルゴリズム」と呼び、「ガイドライン」とは区別していました。
「アルゴリズム」には「問題解決のための段階的手法」という語義があります。
「アルゴリズム」における「うつ病」とはDSMの診断基準における「大うつ病」をさしており、そこでは「病因論」が排除されています。すなわち、「うつ病」とは「治療を要するうつ状態」という意味であり、一つの病気ではなく「うつ状態を呈する症候群」であって原因はまちまちです(うつ病の異種性)。うつ病にはいろんな種類や併存症があり、精神科の臨床にガイドラインやクリニカル・パスといったものがなじみにくい要因がそこにあると思われます。現在はうつ病の「治療ガイドライン」が国内外にいくつかありますが、それらのどれをとっても「うつ病の異種性や併存症の有無」を考慮されたものではありません。「うつ病の異種性や併存症の有無」を考慮した治療により、うつ病の難治性、再燃・再発といった問題はかなり解決すると考え、当院では「うつ病の異種性や併存症の有無」を考慮した治療を心がけています。
うつ病は、早期(6か月以内)に治療しないと治りにくくなると言われていますので、患者の予後を考えると、有効な薬剤を最初に選択し、十分量・十分期間投与する事が肝要です。
薬物選択の「アルゴリズム」や「ガイドライン」は、プライマリケア医に標準的な薬物療法を示唆するという点では有用ですが、「うつ病の異種性や併存症の有無」を考慮されたものではありません。従って、有効な薬剤を最初に選択する為には、画一的に「アルゴリズム」や「ガイドライン」を適用するのではなく、どのようなタイプのうつ病なのかを初診時に見極める事が大切です。
多くの抗うつ薬の用量は、日本では海外よりもかなり少量で認可されています。最大量で4~8週間は投与しないと効果の有無は判断できません。寛解後(完全に治った後)6カ月以上は急性期と同用量で治療継続しないと、うつ病がぶり返す恐れがあります。

<私の処方例>
うつ病の初期治療においては、まず身体疾患を除外した上で、「うつ病の異種性や併存症の有無」に留意して最初の治療薬を選択する事が妥当かと思います。