デンマーク・バウスヴェア、2024年10月21日 - ノボ ノルディスクは本日、心血管アウトカム試験(SOUL)の主要結果を発表しました。


デンマーク・バウスヴェア、2024年10月21日 - ノボ ノルディスクは本日、心血管アウトカム試験(SOUL)の主要結果を発表しました。この二重盲検無作為化試験では、主要心血管イベント(MACE)(心血管死、非致死性心筋梗塞または非致死性脳卒中)の予防のための標準治療に経口セマグルチドを追加投与したときの効果をプラセボと比較しました。本試験には、心血管疾患(CVD)または慢性腎臓病(CKD)あるいはその両方を併発(または合併)している2型糖尿病患者9,650例が組み入れられました。患者の49%は、標準治療一環として、試験期間中のいずれかの時点でSGLT2阻害薬の投与を受けました。


経口セマグルチドは、1 日 1 回服用、3 mg、7 mg、14 mg の 3 つの用量が承認されています。成人 2 型糖

本試験において重大な又は血糖値確定症候性低血糖を発現した患者の割合は、リベルサス®3mg群、7mg群、14mg群でそれぞれ2.3%(3/131例)、2.3%(3/132例)、3.1%(4/130例)であった。デュラグルチド0.75mg群での発現はみられなかった。

有害事象の発現割合は、リベルサス®3mg群、7mg群、14mg群でそれぞれ77.1%(101/131例)、80.3%(106/132例)、85.4%(111/130例)、デュラグルチド0.75mg群で81.5%(53/65例)であり、最も高頻度で報告された有害事象はすべての群で上咽頭炎であり、リベルサス®3mg群、7mg群、14mg群でそれぞれ26.0%(34/131例)、29.5%(39/132例)、30.0%(39/130例)、デュラグルチド0.75mg群で29.2%(19/65例)であった。
重篤な有害事象としてリベルサス®3mg群で9例11件(直腸腺癌、大腸ポリープ、帯状疱疹、虫垂炎、腹膜炎、急性心筋梗塞、心臓アブレーション、脊椎手術、糖尿病網膜症、突発性難聴、虚血性脳梗塞、各1件)、7mg群で4例5件(結腸直腸癌、大腸ポリープ、肺炎、ショック、大腿骨頚部骨折、各1件)、14mg群で7例8件(前立腺癌、大腸腺腫、胃腸の炎症、骨髄炎、蜂巣炎、肩回旋筋腱板症候群、狭心症、良性前立腺肥大症、各1件)が、デュラグルチド0.75mg群で1例2件(狭心症、第二度房室ブロック、各1件)が認められた。また、投与中止に至った有害事象としてリベルサス®3mg群で4例5件(悪心、便秘、高アミラーゼ血症、高リパーゼ血症、直腸腺癌、各1件)、7mg群で8例11件(食欲減退3件、慢性胃炎、悪心、消化不良、腹痛、体重減少、前立腺特異性抗原増加、肝機能異常、高血圧、各1件)、14mg群で8例10件(体重減少2件、胃食道逆流性疾患、胃腸障害、腹部不快感、腹部膨満、慢性胃炎、嘔吐、味覚異常、食欲減退、各1件)が、デュラグルチド0.75mg群で2例2件(下痢、食欲減退、各1件)が認められた。
本試験では死亡例は報告されなかった。

Diabetes web symposium for pharmacists 2021 1月16日

日本語
以下に示す基準を全て満たす者を対象とする。
1.2023年4月20日までに当院糖尿病・代謝・内分泌センターでリベルサス14mgを過去1回でも処方されたことがある糖尿病患者
2. 研究開始時 (倫理委員会承認時) において、18 歳以上の患者

社内資料:リベルサス®錠 第3相臨床試験(NN9924-4282)(承認時評価資料)
Yabe D et al.:Lancet Diabetes Endocrinol 8(5):392-406, 2020
本試験はノボ ノルディスク社のスポンサーシップにより実施された。

日本人を含む試験 PIONEER3試験を メトホルミン±suへの追加投与.

なお、同社は年末から年始にかけて、米国と欧州でリベルサスの添付文書の改定を目的とした承認申請を行う予定としている。SOUL試験の詳細な結果は、2025年に開催される学会で発表される予定。

「SOUL試験の結果でリベルサスが心血管イベントのリスクを低下させること、またリベルサスを標準治療に追加した場合の有益性が明らかにされた。成人2型糖尿病患者の約3人に1人が心血管疾患を発症するという状況で、糖尿病と心血管疾患の両方に対処できる治療法は極めて重要と考えられる」と、同社では述べている。

リベルサスのラベル拡張について規制当局の承認を申請する予定です。

日本語
・除外基準
以下のいずれかに該当する患者は本研究の対象外とする。
1.1 型糖尿病
2.アルコール多飲者( 純アルコール摂取量が男性で60g/day 以上、女性で30g/day 以上)
3.認知症を患っている患者
4.データ収集対象期間中に妊娠した患者
5. Index dateの前後12週間に血糖マネジメント目的に1週間以上の入院を要した患者
6.主治医がアドヒアランス不良であると判断した患者
7. 他院でリベルサスが開始された患者
8. その他、担当医師が、本研究の参加に不適当と判断した患者

同試験(SOUL)の主要評価項目は、MACEの最初の発現で定義される複合アウトカムだった。経口セマグルチドが示したMACEの減少には、主要評価項目の3つの要素すべてが寄与していた。