コブラ、面白いですよ!ぜひ試してみてください。 マーク金井 (プロフィール )
ドライバーの“殿堂入り”を決めるのは、アイアンやウェッジとは違った難しさがある。今回集まった賢人たちは、時代性という点で大いに頭を痛めた。
「ドライバーはルール規制の影響も大きいですし、他のクラブと違って“飛び”という大きな一本の軸がある。そしてその“飛び”自体が一応は進化し続けているものですから、過去を振り返って『アレ飛んだよね!』というだけでそのクラブをすんなり殿堂入りさせられない難しさがありますよね」(高梨)
そう話す高梨氏は、“殿堂入り”の条件として「いまでも使いたいと思えること」は重要なのではないかと考える。その点は関プロも同意見だ。
「たとえばチタンヘッドの流れを作ったキャロウェイの『グレートビッグバーサ』は、本当に名器だったと思います。僕がアメリカのミニツアーに出ていた当時、使用率は確実に90%を超えていました。でもいま、明日のゴルフに持って行こうとは思えませんからね」(関)
松尾氏や松吉氏は、クラブデザイナーの立場から「他メーカーの後発モデルに影響を与えた革新性」の重要性を説くが、“殿堂入り”という観点ではそこにとらわれすぎるのは危険だ。事実、過去のアイアンやウェッジの“殿堂入り” モデルに関しては「いまでも使いたい」と思えることは重要な要因となった。
その点から賢人たちは、“殿堂入り”に値するのは最低でも10年以内くらいに発売された比較的新しいモデルに限定されるだろうと話す。
ビバ、今年3本目の衝動買いドライバーはコブラ〜(▽▽)b #マーク金井 #アナライズ #コブラ #衝動買い.
【5人の識者が挙げた殿堂入り候補】
高梨祥明
●キャロウェイ・C4 ●ミズノ・300S ●テーラーメイド・SLDR ●テーラーメイド・グローレ(初代) ●タイトリスト・TSi3
関浩太郎
●キャロウェイ・グレートビッグバーサ ●テーラーメイド・M2(2代目) ●ピン・G410 ●テーラーメイド・ステルス
松吉宗之
●テーラーメイド・エアロバーナー ●テーラーメイド・M2(2代目) ●コブラ・ZLアンコール ●ピン・G410
松尾好員
●キャロウェイ・グレートビッグバーサ ●キャロウェイ・ERCⅡ ●プロギア・TR Duo ●テーラーメイド・r7 quad ●ダンロップ・ザ・ゼクシオ
マーク金井
●テーラーメイド・R510TP ●キャロウェイ・FT-Tour ●テーラーメイド・グローレ(初代) ●ピン・G410
マーク金井のオルタナゴルフ。今回、打たずにいられないのはコブラエアロジェットドライバー。先進的な空力特性と低スピンと安定性を融合したモデル。
マーク金井が超私的に分析、試打しました。
金井 マークビバ、今日の試打ドライバーはコブラSZ〜(▽▽)bwww.
総重量 305.9g
ヘッド重量 199.5g
長さ 45.25インチ
バランス D2
振動数 236cpm(シャフトはコブラオリジナルツアーAD 6S)
リアルロフト 約9度(表示9度)
プーマジャパンから発売された『KING LTD シリーズ』は、コブラの『KING』ブランド復活に対する並々ならぬ決意が表れる。NASAなどと提携してクラブの開発を進め、素材から形状、重心位置まで徹底的に研究したという。「スペースポート」と呼ばれるソール部分に搭載された重量が特徴的で、機能面とともに、クラブ内部を覗ける窓のような透明形状が画期的だ。が愛用し、卓越した飛距離性能と打ち易さを備える『コブラ 』をクラブアナリストのマーク金井が徹底試打のもと、検証する。
コブラ KING LTDxドライバー 試打・評価・口コミまとめ.
実はこれは08年の反発規制施行後、ヘッドサイズや慣性モーメントなどについても技術的に「上限」に達することが可能になったタイミングとほぼ一致する。これまで「最大値」を目指して開発されてきたドライバーが、ルール制限のなかでどうやってクラブを作るかにシフトしたのがこのころなのだ。
「『グレートビッグバーサ』以降、ドライバーの開発はとにかくヘッドの大型化と、そのための肉薄化で精いっぱいで、それが460㏄に達したら今度は慣性モーメント最大を目指すというように、ルール内の最大値を目指すことがほぼすべてだった。それが上限に達したことで、10年ほど前からやっと本当の飛びを追求するフェーズに入ったんだと思います」(松吉)
このころ爆発的な人気を誇ったモデルとして金井氏や高梨氏が“殿堂入り”の候補に挙げたのが『グローレ(初代)』だ。
「アマチュア向けのやさしいモデルなのに、シニアや女子を中心にプロでも使用者が多かった。本当にバランスがよくて『もうこれでいいでしょ』っていう感じで本当によくまとまったクラブでしたね」(高梨)
初代『グローレ』のバランスのよさは、ほかの賢人たちもそろって称賛する。2012年発売のモデルだが、いまでも使っているアマチュアは多い。
「バランスという点では、マイナーですがコブラの『ZLアンコール』がほぼ完ぺきでした。メチャクチャ飛ぶというわけではないんですが、とにかく真っすぐ行く。これを少しアマチュア向けにやさしい方向に振ったのがピンの『G410』、少しアスリート向けに振ったのが『M2(2代目)』。『エアロバーナー』というちょっと独特なやり方で絶妙なバランスを生んだクラブもありました」(松吉)
『G410』や『M2(2代目)』は、関プロも抜群のバランスだったと絶賛。とくに『G410』は、どんなに振っても曲がらないからどんどん振れて、その結果飛んだと関プロ。
「一発の劇的な飛びがあるクラブって、やっぱりどこかバランスが崩れていてクラブとしての完成度に疑問が残るんです。だから僕は『ERC2』なんかは絶賛できない。その点『G410』や『M2(2代目)』は、曲がらないから振れるし、その結果スウィングまでよくしてくれるようなクラブです」(関)
こういった点はほかの賢人たちも賛同し、一発の爆発的な飛びを求めたものよりも、トータルバランスのよさを備えたクラブこそが“殿堂入り”の条件ではないかと考える。
プーマジャパンから発売された『KING LTD シリーズ』は、コブラの『KING』ブランド復活に対する並々ならぬ決意が表れる。NASAなどと提携してクラブの開発を進め、素材から形状、重心位置まで徹底的に研究したという。「スペースポート」と呼ばれるソール部分に搭載された重量が特徴的で、機能面とともに、クラブ内部を覗ける窓のような透明形状が画期的だ。リッキー・ファウラーが愛用し、卓越した飛距離性能と打ち易さを備える『コブラ KING LTD ドライバー』をマーク金井が徹底試打のもと、検証する。
コブラLTD Xフェアウェイウッド 5W 18.5度 純正スピーダーNXシャフト クラブ